2016年4月17日日曜日

2016-04-17 第30回ツール・ド・八ヶ岳

去年散々な思いをしつつも、今年のヒルクライム初戦として再び麦草峠を登ってきました。

前日移動で受付を済ませる。佐久平の周りをウロウロしてから食事を済ませ、ホテルで8時過ぎには寝た。土曜日も朝練をしていて、車の運転もあって疲れていたとは言え、久々に長時間睡眠をとった気がする。

当日は5時起床。いつも通り串団子等を食べて、6時頃に会場入り。特にローラーとか持ってきていなかったので、自転車を組み上げて、荷物預けが始まるまで車の中で休憩。


8時ころに荷物を預けて、コースの行けるところまで試走。それなりに負荷をかけて走って、少し暑く感じたため、インナーを半袖に変更した。ただ、その8時過ぎから雨が強く降り始める。着替えに戻った車から出るのが億劫になり、しばらくスタートラインに行かなかった。出走は9:02なのだが、結局8:45頃にようやくスタートラインに向けて出発、並んだのは10分前くらいか?最後尾スタートだけど、長い時間濡れて寒い思いするよりいい。
実は、昨年の反省をもとに、今回は雨・寒さ対策を充実させてきた。標高が上がれば寒さが堪えるので、厚手のジャージ(暑ければ前を開けばよい)、レインシューズカバー、調光サングラス等、4月の山環境を配慮した装備だ。一方で、薄手ウェアで着た選手は凍えてしまえ、などとダークなことも期待していた。

走行している間に、9:02出走。

結果:男子B 3位 1:13;09

最後尾だが、スタートは2車線使っているので、多少足を使うがすぐに先頭に移動で来た。と思ったら、雨が止んだ。他人の不幸を願った罰か、僕の晴れ男力の成果か...とは言え、強風のせいで序盤はペース低めである。僕は昨年速攻で千切れたので、80前後のケイデンスで落ち着ていて回していく。別に低いケイデンスが得意なのではなく、高回転で力を伝える技術が無いための苦肉の策だ。ともかく序盤はそれで通過していく。
途中3㎞くらいからマイペースで先頭を引いたりしながら展開を作っていった。男子B(26-30歳)と男子A(25歳以下)が混じって走っているので、男子Bの選手をチェックしながら走る。元気良く動いているのは男子Aの選手が多い。まぁ若者には頑張って引いてもらおう。
途中、1名がペースを上げて「一人逃げたぞー!」と声がかかる。前方には僕ともう一名が追える位置にいたけど、二人とも男子Bで、逃げが男子Aだったので、「男子Aが逃げたぞー!」と言い返した。すると後ろから「追いまーす!」と男子A選手が飛び出てくる。彼らを使って無事(?)逃げを潰す。ズルいけど戦術です。
その後何度かペースが上がり、男子Aで4、5名が一気にペースを上げる。それに乗ろうと男子Bでも動きがあり、勝負どころと思い足を使った。結局それに反応した男子Bの4,5名が入賞者だったと思う。
ただ、この男子Aの動きが強く、10㎞地点あたりから始まる「下り区間」までに捕まえられなかった。当初のプランでは「下り区間」までは集団走行、その後に本気ペースのヒルクライムをする予定だったが誤算となった。残念ながら僕は下りの脚力が他選手より劣っているため、ローテーションで追うだけでもかなり消耗してしまった。とは言え、何とか先頭に合流。
15km地点を通過する頃にはAB合わせて10名弱の集団。うちBは3名。しかし、Bの一名が単独で集団をグイグイと引いて登っていく。悔しいがレベルが違う。結局残った1名と回しながら2位争いとなった。
途中で「キツイ」と相手が呟いた。多分僕にアタックさせるブラフだと思ったが、あえてペースを上げてたりした。2km位一騎打ち状態になったが、何とか振り切ることに成功。
すると、後方から集団が上がってくるのが見える。あの集団に食われたら終わりだな、と思うがとにかくペース維持を心掛ける。その集団から上がってきたのは男子Aと男子Bの1名ずつだった。良いペースで抜かれてしまったが、上ハンドルと体重移動で再びペースアップし追走する。
ラスト1㎞位で再び抜き返し、500m位でフラフラになりながらダンシング・シッティングのペース走。これで決まるか?と思ったら、ラスト100mで相手がスパートし形勢逆転。僕も完全に失速し、3位でゴール。
標高のためか、ゴールラインを切って緊張が切れた瞬間、思い切り吐きそうになった。

タイム的には昨年とほとんど変わらないが、今年は風が強かったため、例年よりもタイムが遅い。ので、1年で成長はしたのだろう。

その後は着替えて表彰式。
表彰式関係のスケジュールをもっと短縮してくれると非常に助かるのだが、運営の関係か、この大会はかなりゆっくりしている。まぁ文句を言ってもしょうがない。
表彰後は急いで帰還。風が強くて運転が大変だったが、5時半頃には帰宅できた。
3位の杯
反省・感想
・落ち着いてレースが走れた。…今更だが、ペース配分などを考慮して展開できたと思う。4月のレースは下手な走りをすることが多かったが、今年はウィンターロードに出てシーズン入りを早めたためか、上手く走れた。今後も焦らず、かつ消極的になり過ぎないよう走ろう。
・ウェア選択で成功…これは昨年の反省を活かした内容だが、気温・天候が難しい春のヒルクライムで不快なく走れるウェア選択ができた。こればかりは経験則だが、今後も蓄積していこう。
・下りの弱さを露呈…前から分かっていたことだが、ヒルクライム中の平坦・下りでペースを上げるのが下手である。今後の改善策としては、同様のコースを走るのが一番だが、平日にできることで考えると、朝練の平地走で再現していくのが現実的か。今後の美ヶ原や富士スカイラインで同様の走力が求められるので、改善していきたい。逆に、次のあざみライン・箱根ヒルクライムは完全登坂オンリーなので、あまり心配せずに登りに励もう。

次のレースは一か月後なので少し落ち着く。
即ち、しばらくは調子を落とす余裕があるので、色々試していこうと思う。
とにかく、今日は疲れたので、さっさと寝ます。

0 件のコメント:

コメントを投稿