2020年10月10日土曜日

2020-10-10 古いロードもしっかり整備すれば応えてくれる(逆もまた然り)

 TCRをリニューアルしてからずっとTCRで走っている。

ちゃんと整備したロードは本当によく動いて気持ちが良い。また初めてツールボトル使ったけど、意外と悪くないな。トータルの収容能力の面を考慮するとやはりサドルバックが便利だけど、バイクがすっきりするので見た目が良い。なぜツールボトルを使っているかというと、サドルバックの摩擦でシートポストの塗装が剥げるのが心配だったというだけです。

そんなこんなでしばらくEMONDAも使っていないけど、レース出る予定もないし、また忙しくなる前にこちらもオーバーホールしよう。例年冬場にやっていたけど、どうせいつも後回しにするのでさっさと部品類をそろえるか。


懐かしレースの動画を見つけた。

2017年だからTCRでレースを走った最後の年だ。

ロードバイクレースとしてはかなり亜種の大会(トーナメント!)だったけど、進行のテンポが良くて走るも見るも楽しいレースだった。流石に当時ほどのパワーは出せないだろうけど、こんな小規模な大会が増えるとよいな。

というか、これロードバイクじゃなくてランでやったら面白そう。怪我人続出するだろうか?


TCRは安価な部品を選定して組んだけど、EMODNAはせっかくなのでワイヤー類などよさげな製品を探してみたい。ずっとシマノだったけどNISSEN試してみようかな。

2020年9月21日月曜日

2020-09-21 TCR大改修

  8月の御盆明けから計画したTCRの改修がようやく終わった。

 フレームにも傷が増えたため、思い切って再塗装を決意。塗色は初めて買ったロードバイクと同じブルーカラー。複数色も考えたけど、かなり手間がかかりそうだったので単色にした。写真じゃわからないけど、光が当たると塗装の微細なラメがキレイです。

 元のフレームは耐水ペーパー240で研磨し表面の塗装を剥がした。これが一番大変。とにかく手間がかかるけど、あまりたくさん塗装が残っているとその分重くなる。でも削りすぎてカーボン層まで研磨するとフレーム強度に影響するのでほどほどに。

 そのあとはホルツの塗装で下塗りシルバー→上塗りコズミックブルー→上塗りクリアー&つや出し研磨→ワックスで完成。クリアー塗装の前に各所へステッカーを貼り付け。結局塗膜厚が大きくなったので、全体重量は増えたと思う。まぁ余分なシートポストとフォークコラムの100円ノコギリカットとハンドルのカーボン化で全体重量は微増くらい?

 塗装自体は下記のブログを参考にした。

https://misteron.hatenablog.jp/entry/2018/05/17/213549

下塗り・上塗り・クリアーで各2缶、合計6缶のスプレーを購入した。ほとんどがヨドバシカメラのポイント支払い。大体1.5缶ほど使ったので、他に塗装しようかな。

 サドルは前回の通りラバースプレーで赤→黒に塗装したけど、組んでいる途中にゴムがはがれそうだったのでブチルチューブ用のゴム糊で補修したらきれいについた。

GIANTのロゴはカッティングシートを注文。大小2枚ずつで2000円くらい。初めてだったので貼るのは緊張。シートチューブ・クランプ・シートポストも同色にした。個人的にシートポストはフレームと同色が好き。

 ヘッドにエンブレムがないと寂しい気がしたので、好みでブルーインパルスのロゴステッカーを貼った。でもワイヤー類であまり目立たないな。

 カッティングシートはきれいについたけど、ステッカーは剥がれ易かったので、爪楊枝を使って瞬間接着剤を塗布。爪楊枝と指がくっついたときは結構焦った。取説読んでお湯をかけながらゆっくりと剥がした。ステム・シートクランプも塗装したけど、金属部品のほうが塗装し易い気がする。

 チェーンステーガードとして100円ショップのカーボン柄シールを貼ってみた。透明ビニルテープでもよかったかな?

 若干デチューンされている部分もあるけれど、ロードバイクにおいてカッコよさはすべてに優先される。OH部品を除く塗装関係の支出はヨドバシポイント分込みで大体1万円程度になった。もうちょい安くなると思ったけど、ステッカーが思ったより高かった。その分で塗色増やしてもよかったかな。

 駆動系部品を更新するとかかりが良くて気持ちがいい。軽量ホイールつければもっとキビキビ走るだろうからまだまだこのバイクも捨てたものじゃないな。

 とにかく塗装に時間がかかったので、何だかんだ1か月ほどかかってしまった。最初の塗装剥がしは覚悟がいるけど、始めてしまえば後戻りできないので、色々ミスもあったけど完成できて良かった。気温が低いと塗装のノリが悪いといわれるけど、新型コロナ関係でイベントの予定がなく、古いロードフレームがある方は、フレーム塗装に挑戦してみてはいかがでしょう。

2020年9月20日日曜日

2020-09-20 TCRの歴史

GIANT TCR ADVANCED 2 (2012) 


購入時のHPカタログ写真。白黒のはっきりしたデザインが気に入った。ロードバイクの「美しさ」よりも「競争」を重視している感じがする。

2012年レース仕様。当時は10速で、レースにはDURA-ACEホイールを使っていた。


2014年にツールド沖縄初参加してコテンパンにされた。その時に11速化を決断し、2015年11速化(6700→6800)。それに合わせてレース用ホイールをキシリウムにチェンジ(そして互換性を無視したシマノホイールを二度と買わないと決意)

このあたりからだんだんレースで勝てるようになる。

’17年箱根HC優勝 バーテープは白に戻す
特に2017年は大会規模は様々なれど、年間7勝と驚異的なリザルトを残した。一方で勝ちつつも最新設計バイクとの機材性能差が強く感じられるようになった。

’17年ツールド沖縄 TCR最後のレース

2018年からは新バイクのEMONDAをレースに投入し、TCRはすっかりスペアバイクになった。乗り心地はもちろんよいが、やはり加速性やバネの良さを鑑みるとレースに使うならEMONDAになる。それでもEMONDAが入院した際などは重宝している。

最近は中古のアルミディープリム装備

購入時の写真と比較すると、フレームセット以外に変更していないのはハンドルだけ。ステム・コンポ・ペダル・サドル他何だかんだと変えていった。金のかかるオモチャだけど、命を預けるものなので大事にしたい。

2020年9月13日日曜日

2020-09-14 膝の痛みが抜けてきた

 結局出張中も膝が痛いままだったけど、ようやくおさまってきた。
 雨も降らなかったので日曜日は久々(2週間ぶり)にロードバイクでサイクリング。やっぱりロードは気持ちい。
 負荷をかけずに40㎞強。ほぼ痛みも出なかったので、来週くらいに完治していることを期待しよう。

今年はあまりレース出る気なかったけどどうしようかな。
フィジカルレベルも低いので、10月にJCRC群馬が開催されるならEDクラスにでも出てみようかな。SA総合2連覇しておいてなんだけど、今SAに出ても2-3周でブッチギレそう。
あと箱根HCからもメールがくる。箱根HCは僕にとってヒルクライム初参加のレースであり、その後もヒルクライム年代別(’16)・総合(’17)で初優勝したレースで中々縁がある。やっぱり参加人数厳しいみたいだな。おそらく赤字覚悟の開催だろうけど、頑張ってほしい。「ならお前も出ろ!」と言われそうだけど、今年全くヒルクライム練習していないのでさすがに厳しいです。

このシルエットでメーカー当ては困難か。
ようやくフレームの準備が終わった。ワイヤー類がそろうまではワックスでもかけるかな。
今月中に仕上げたい。

2020年9月8日火曜日

2020-09-08 サドル補修?

サドルも長く使っていると革が剥げたりへたったりする。でも新品買うのも嫌なので、素人過ぎる延命処置をしてみた。
中央は元々赤色だったけど、18年冨士ヒル(?)でもらったラバースプレー黒で盛ってみた。とりあえず初期投資ゼロの対応。さわり心地はゴムっぽくてなかなか良いけど、はたしてどれだけの耐久性だろう?すぐ剥がれちゃうかな?
*確実に重量増加なのでシリアスレーサーにはお勧めしません。

2020年9月6日日曜日

2020-09-06 整備を始めると、予定外の出費がチラホラと(=いつものこと)

 急に膝が痛み始め、丸一週間ロードバイクに乗らなかった。
このまま来週は出張だから、もう二週間お休みかな。原因不明の痛みは不安だけど、そろそろ怪我の回復期間も気にするお年頃なので、しっかり療養しよう。
といいつつ、来週の出張業務内容は主にフィジカルワークだから膝への負担に気を付けよう。世間には「機械設計者」を名乗りつつも、実情は色んな現場でスパナを振り回す技術者は僕だけではないはず。

色々思うところがあり、白いGIANTのオーバーホールをしている。完全分解したのは2015年頃に11速化して以来か?色々手入れをしているのでまだまだ完成には時間がかかるけれど、やっぱり手入れしていると要交換部品が出てくる。基本的に6800アルテグラ組だけど、FDの調整ねじが固着していた。M4ネジなので交換用品はホームセンターで買えるけど、穴側が錆・ゴミによって既設ネジと噛んでしまい、分解困難。何ともならなければ金がかかるけど7000系か8000系のFDに変更予定。RDもばらしてみると、微妙にプーリーのプレートが歪んでいる。アライメントが悪いとそのうちプーリー軸受が壊れるかもしれないけど、それまでは動くだろうから流用。BB86も当然交換だが、たまたま放出品になっていたMTB用BBを格安でゲット。また、せっかくなので余分なシートポスト・コラム切断もしてみた。100円均一のノコギリでも何とかなるものだな。

2017年冬にEMONDAを購入して以来まともに整備していなかったので、色々トラブルを抱えていたようだ。GIANTはサラリーマンになる直前に購入し、2017年までに13勝を挙げたバイクだけど、EMONDA導入とともに扱いが雑になってしまっていた。
もはやレースで使わないバイクだけど、たまに乗るとやっぱり走りやすいバイクだ。保有している間は大事にしたい。

2020年8月30日日曜日

2020-08-30 自転車は速さ 選手は強さ

 うだるような暑さが続く。
 レースに出る予定もないのでちょくちょくサイクリング。
ヒルクライム練習していないので例年よりFTP低そう。でも下ハンドルフォームが多いので、上半身は(脂肪以外でも)ほんの少しがっしりしたかも?


 色々自転車を構想中。新車を買うわけではありませんが、完成したら掲載予定。だらだらやっているので完成は10月頃かな。

 最近の「速いロードバイク」というとエアロ・軽量・ディスクブレーキの最新仕様ということで、スペシャライズドを筆頭にトレック・メリダ・フェルト他色んなメーカーが新製品を出している。一方で「強い選手」が必ずしもそれに乗っているわけではないのも事実。イネオスのピナレロも最高級品だけど現在「最強」とは言われてないと思う。さらに近年大活躍のユンボが駆るのはビアンキで、良い自転車とは思うが「最速バイク」の例に上がってはいないと思う。国内については先日のJPT広島上位3名はキナン・ブリッツェンがそれぞれリムブレーキバイク。もちろん自転車のスペックが高いに越したことはないけど、最後に勝負を決めるのは結局人間なのだな。個人的にはビアンキは趣味じゃないけど、ユンボが活躍しているからもっと取り上げられてもよいと思う。

 そういえば日本を代表する自転車メーカーのブリヂストンは、意外にもまだディスクブレーキロードバイクを販売していなかった。CXフレームは出ているから、そろそろ発売かな。ねじ一本から大事に設計するメーカーなので、結構期待できると思う。


2020年8月10日月曜日

2020-08-10 連日猛暑

 7月までの雨が嘘のように連日猛暑日。
 久々に屋外で100㎞以上走るとバテバテ。テレワークで外出減ったこともあり、体温調整機能が落ちている気がする。やはり積極的に運動しないと人間ダメになるな。
 ヤビツ峠も久々に上ったけど、タイムはともかく峠の上り方を思い出してきた。ヤビツ峠自体はそんなに好きなわけではないけど、距離・勾配が丁度よいので体の使い方のキャリブレーション(?)に良い。


 結局買う気はないけど、ハンドル周り用品を調べてみたりした。
 ハンドルってシステムで考えればステム+ハンドル+バーテープ+グローブを一式で設計してもよいと思う。メーカーが「この組み合わせで最高のグリップ・エアロ効果・剛性を実現」とか言えば、結構売れるのでは?実際のところはともかくマーケティング的には狙えると思う。
 ちなみに私はグローブ・バーテープは消耗品程度にしか見ていないので、安物ばかり使ってました。少しはこだわるか...


 良い言葉でも安易に使いすぎるとその価値が下がると思う。新型コロナウイルス関連で「状況を注視する」という言葉の使用頻度が増えたけど、その後のアクションが全くないせいで、「状況を注視する=見てるだけで何もしない」という誤解が生まれてそう。本当はもっとしっかりした意味なのに。他にも東日本大震災後に「絆」という言葉が多くつかわれた。素敵な言葉だと思うけど、何等かにつけては「絆」という言葉を連呼するので、なんだか安っぽい響きがするように感じるようになった。
 「切り札は切りすぎては意味がない」というセリフをスターゲイト(だったか?)で聞いた気がした。大事な言葉は大事な場面でこそ使いたい。

2020年8月5日水曜日

2020-08-05 エアロハンドルが欲しくなったり

 依然としてレースに出る予定もないのに毎年新製品が出る季節になると物欲だけが発生する。
 最近の市場傾向はエアロ一色な感じがする。流行もあると思うけど、実績上げている人が重視しているのなら、やっぱり効果あるのかな。有名ブログ「IT技術者ロードバイク日記」の記事はエアロ効果をかなり重視した内容が多い(数値化できるので定量的に評価しやすいのだろう)。新型Tarmacについて今日時点で辛辣な見解を示しているけど、当然メーカーだって認識しているはずなので、エアロ効果・重量増を覆すだけのメリットがあるのだろう。新型EMONDAも同じくエアロ化・重量増となっているので、そろそろCd値・重量・剛性などを組み合わせた新たな性能指数が示されると面白いだろうな。
 
それにしてもSuperSixのリムブレーキ版がコスパ良すぎてビビる。天下のキャノンデールのフルカーボン・アルテグラ完成車(リムブレーキ)で驚きの224千円!2台目にディスクブレーキ車買わせる戦略だとしても、SuperSix自体相当性能が良いからディスクブレーキデビューが遠のきそう。

 新作フレームを買うつもりがない一方で、エアロハンドルに興味が出てきた。どのメーカーもハンドル周りのエアロ化を進めているので、間違いなく効果があるのだろう。ただ現在つけているハンドルが完成車付属の軽量モデルなので、あまり重量増加はしたくない。そう思いながらエアロハンドルかっこいいなと調べてみる。
 ハンドルを選ぶ際は価格・寸法・形状・重量といった要素のほかに、エアロモデルでは「XXといった条件下で○○W削減」といった記載がある。ただし重量とエアロ効果を高めるためにリーチとドロップを小さくしているモデルが多いことに気が付いた。数値上は嘘ではない。ただ、元のポジションを出すためにステム延長するのはいいけど、ドロップが小さくなって状態が上がったらエアロ効果が相当落ちるはずなので要注意だ。使っていれば慣れるのだろうけど。
 でもエアロハンドルってライトやメーターがつけにくそう。中々都合の良いパーツはないな。

 しばらく我慢すれば物欲は通り過ぎると思うけど、それまではカタログ見ながらエアロハンドルを妄想します...しかしかっこいいな。マジで買いそうだ。
でも本当に投資すべきは新しいヘルメットとシューズであることを思い出した。何にしよう。

2020年8月3日月曜日

2020-08-03 エアロ化が進もうが、軽さが重要なファクターであることに変わりはない。

先日は久々にヒルクライム。
エモンダに乗ってヒルクライムは今年初めて。今年は朝練で登坂反復練習していないからか、全然強度を維持できなかった。今までやっていた練習はそれなりに効果があったようだ。
 最近はバイクよりランのほうが多かったけど、やっぱり自転車で速くなりたきゃ自転車メインのトレーニングが正解ですね。当たり前か。


 新製品が出る中、何となく機材重量について考えてみた。
 2018年よりレースに投入したエモンダは練習装備で7㎏前後、それまでのTCRは8.5㎏くらいだったかな。それでもTCRのほうが速く登れたログも結構ある。恥ずかしながら箱根ヒルクライムに至っては1㎏以上重いセカンドグレードバイクのTCRのほうが30秒以上良い記録だったはず。当時と違う点は体重差が大きかった。具体的には覚えていないけど、2017年は近年で一番体重が落ちていた(モチベーション?)。まぁ今更峠のタイムにこだわりはないので、今後もそんなに減量することはないと思う。
 新製品のうち、トップグレードのエアロロードバイクはかなり軽量に仕上がってきたと思う。一方でセカンドグレード以下についてはまだまだ重量のデメリットが大きく見える。乗ってもいないのに評価するのは無責任だけど、予算次第ではセカンドグレードバイクを買うのであればエアロより軽量タイプのほうが速く楽しく走れそう。
 フレームは軽量化・エアロ化の方向で開発が進んでいるので、次に来るのは回転部品の最適化ではないかと勝手に期待する。フレームをより軽量化できれば、BBやホイールハブに大口径ベアリングを装着できるようになる。ホイールに至ってはハブが大口径化すれば重量増になるけど露出している回転部を減らせるかもしれないので、新たなエアロ化の要素になるかも?まぁブレーキ構造から見直す羽目になるのでまだまだ遠いか。いずれにせよ回転部品のほうが「~W効率化」という数字が出しやすい。ホイール部門を持つフレームメーカーには是非色んなアプローチをしてもらいたい。が、独自パーツでは結局普及しないからダメか。難しいな。


 COCO壱がついにインド進出したことをニュースで知った。
 仕事の都合でインド支社で働いたり、インド人出向者を受け入れたこともあったけど、日本に来たインド人が「COCO壱旨いな!」と言って通い詰めていたのを思い出した。インドにいるとき食べた「クレイジーヌードル」なるラーメン屋は正直好きになれなかったが(辛いソーメンみたいだった)、異文化交流の一環として繁盛することを期待します。
カレー&チャパティ(だったか?名前忘れた)
*インドの話でもう一つ思い出した。密造酒での死亡事故が毎年あるけど、僕も向こうで働いているときに「あそこの酒場は安いけど、死ぬかもしれないからよしとけよ!」と現地人に忠告受けたことがあります。要注意です。


2020年8月1日土曜日

2020-08-01 梅雨明け

 冗談抜きで7月は毎日雨。布団が干せた日は何日あったか...

 8月に入りようやく梅雨明け。在宅勤務が増えたため、雨が降ると本当に外出が減って健康に悪い。しばらく大会に参加する予定はないけど、バイク・ランで適度に運動習慣を続けていこう。

 最近2021年モデルのロードバイク発表が続いていて、記事を読む分にはとても面白い。特にTarmacSL7は注目されている。でも、近年のロードバイクはエアロ化・ディスクブレーキ化の都合で重量増加、それの改善のために電動化・フレーム&コンポの高級化が進み、ハイグレードバイクの価格高騰が凄まじいことになっている。もちろんパイオニア的なモデルが高級になるのは仕方ないけれど、後追いのメーカーは是非価格勝負してほしい。
 あと、注意すべきと勝手に思っているのが、ロードレースはTT・ヒルクライムと違い一定ペースで1時間走るような競技ではないということ。よく新製品の謳い文句に「前回モデルより1時間でXX秒短縮」とかあるけど、エアロ効果でいれば集団走行になった時点でほぼ差はないでしょう。もちろんカタログスペックが高いほうが良いけど、ロードレースにおいては決定的な差にはなりにくい気がする。恩恵があるのはプロぐらい?アマなら「○○W削減」とかの方が近年のパワーメーター普及状況においてはわかりやすいか?そうなると今後はフレームと駆動部のどちらに投資したほうが効果が高いか検証が進みそう。書いているうちに本気ロードレーサーの場合は10秒~60秒程度の高強度時のメリットも示したほうが受けが良い気がした。
 そして重要度の高い「乗り心地」についてはまだまだ数値化するのが難しい(と思っている)。
 となると、やはり自転車は「カッコよさ」というファクターを重視すべきだろう。毎回同じこと言っているな、私は。


それにしても新型コロナウイルスの感染確認者数の増加が続いている。今年ほど手洗いに気を使ったこともないな。国・地方自治体・政治経済の方針があいまいな中「よくわからんけど自分は平気!」みたいな根拠のない自信は捨てて、一人ひとりできる範囲で感染防止をすすめましょう。
誰でも感染・重症化の可能性があります。自分の身は自分で守りましょう。

2020年7月27日月曜日

2020-07-27 あるある

今年は本当に梅雨が長い。
何気に7月はランニングしている日数のほうがサイクリングしている日数より多いという結果になりそう。

以前ディスクブレーキ車に乗った時の違和感を今更思い出した。
リムブレーキと違ってディスクブレーキ(以下DB)はディスク(ハブ)→スポーク→タイヤ(リム)と力が加わって停止するので、リムブレーキと違ってスポークを介する感触があるのだ。僕は機材音痴なのでスポークなんて気にしたことなかったが、DBホイールの制動力についてはスポークが重要なファクターになるのだろう。剛性を高めるためにスポーク本数を増やすと空気抵抗が増えるので、やはり方向性としてはハブフランジの大口径化・ディープリム化が進みそう。特にブレーキリムが不要になるので、今後はリムもどんどん変わってくるだろう。でもリム肉厚を薄くする方向なら時代に逆行しそうだけど、DBホイールで軽量化するならやはりチューブラタイヤがベスト?メーカーの思惑が錯綜してそう。
いずれにせよどんどん機材常識が変わるだろう。


ロードレーサーあるある
「がんばれー」と声を掛けられビックリする。
多分一度くらいは経験あるはず。普通に走っているだけなのに、歩道にいる小さな子供やドライブ中の若者集団などから突然声をかけられること。応援されて悪い気はしないけど、本当に突然なので結構びっくりする。あと、ただ流しているだけなので「頑張ってなくてごめん!」って感じになる。声かけてきた車に追いつくのが気まずかったり…いや、別にお互い悪いことしていないので全然問題ないんですが。
多くの場合相手に悪気はないので、声をかけられたら会釈しましょう。

原付にスピード違反させる。
知り合いに聞いたところ経験がある方いたので私だけではないと思いますが、いわゆる「煽り運転」です。もちろん実際に意図して煽ったことはありません。ロードバイクで平坦な国道を40㎞/h程で走っていた時、前方に原付が走っていました。当時は車の流れに合わせて走っていただけなのですが、前方の原付は僕に追いつかれないよう徐々にスピードを上げてゆき、たまたま(?)待機していた白バイがすぐに原付を停止させました。僕はただやるせない気持ちで通り過ぎました...
本人の意図しない形でも煽り運転になることがあるので、ロードバイクに乗る際は注意しましょう。

ストーカーされる。
これはマナーの問題。気づかないうちに自分の真後ろについて走る人がいる状態のことを指します。別に後ろにつかれてもよいのだけど、気づかないとサインとか出さないため事故の可能性が高くなるので必ず一声ほしい。僕も一時停止で止まった際に追突されてリアホイールを傷つけられたことがあります(そもそも自転車も一時停止は必ず停止)。やはり公道を走る際はしっかり車間を取りましょう。

先週からJBCFのレースが再開されたようですね。久々のレースで勘が鈍っている人も多いと思うので、上記のような一般的事項含め、練習・レースともに安全運転しましょう。

2020年7月19日日曜日

2020-07-19 「エアロ化」という誘惑

レースなし・雨続きですっかり週末ライダー気味なこの頃。
話題(?)の新型EMONDAの試乗にTREKショップを訪問しました。

僕自身試乗経験が浅いため、気の利いたレビューはシクロワイアードや某IT技術者氏ブログを参照して頂ければと思います。
今回乗ったのはEMONDA SL5というセカンドグレードモデルの105組完成車。カタログスペックだと8㎏台だったと思いますが、高性能なボントレガーホイールの効果で重さは全然感じませんでした。メンテ性は不明だけど、ワイヤー類が全部内蔵式なので見た目は良し。平地でスプリント気味に負荷をかけた時もよく反応して優等生なバイクだと思いました。所持しているEMONDA SLR6と比較してもそんなに悪く感じない。
今回TREKはEMONDAのエアロ化を推進したようだ。実際写真で見る以上に形状は結構変わっている(もちろんかっこいい)。フレームの到達地点は軽量・エアロの追求になるので、この方向性は正しいと思う。でも、TTならいざ知らず、ロードレースに至っては常に全力で走るわけでもなく、技術・戦術によって負荷レベルが変わるので、実際のレース結果にどこまで効果があるのかはよくわからない(当然軽量でエアロ効果が高いほうが良いに決まっているが)。どこに投資するかは人それぞれだ。エアロ効果を改善すれば間違いなく速くはなるだろうけど、決してロードレースの勝敗についての決定的な要素ではないと思う。
ただ、新型EMONDAは前作より良くなっている感じはした。別にDISCブレーキを推奨しているわけではないけど、BB90を脱しただけで高評価したい(笑)。

思えば2012年モデルのGIANT TCR ADVANCED2に長く乗ってきて、2018年シーズンよりEMODNA SLR6をレースに投入するようになったとき、「フレームでここまで変わるのか!」と感動し、実際にレースで結果も出せた。今回2021年モデルのEMONDA SLを乗ったときは「お、結構いいじゃん」という感じだった。2012年GIANTと2021年TREKのセカンドグレードだけど、約10年でここまで技術が進歩するとは。僕も職業上設計者を名乗っているので、日々改善に努めていきたい。


*そういえば最近のロードバイクはいわゆる「御上品」なモデルが出ていない気がする。昔だとクラインとか「美しい」感じのロードバイクが結構あった気がしたけど、最近は性能最優先の傾向かな。そういう僕も「美しさ」より「無骨なカッコよさ」を重視するけど、ロードバイクを選択する際に美観は絶対的な要素なので、そちら方面でも発展してもらいたい。


2020年7月3日金曜日

2020-07-03 正しく向き合うこと

またもや久々の更新。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワーク(在宅勤務)が主となって引きこもりがちでした。地元も感染者数が多く、サイクリングについても三浦半島エリアのみに縛り、峠とかは全く走らず。まぁ中途半端な自粛です。
 サイクリング自体も好きだけど、やっぱりレースが楽しいから乗っている面が強く、今期はほぼレース出る気がないので、定期的に乗ってはいますが強度は低いです。
 そんなわけで先週久々に箱根峠をサイクリングしたらバテバテでした。
アルミディープリムは相変わらず重い。自転車自体も軽くはないけど。
2017年これにキシリウム装備で箱根ヒルクライム勝ったのがいまだ快挙だったと思う。
やっぱり体力落ちているな。まだ梅雨が続いているけど、運動不足にならないよう意識せねば。


 詳細は省くけどここ数年は設計者のポジションで仕事をしている(最近は海外に飛ばされていません!)。学生時代の研究と違い仕事では技術者となるため、理想的な設計値だけでなく実機の(残酷な)数値と否応なしに向き合い対処していく必要がある。本当に目を背けたくなる数値が出ることもあるけど、目をつぶっても解決しないので、一つ一つ解決していくのだ。出てきた数値と正しく向かい合うのが解決への第一歩だと信じている。

 この「数値」について最近誤解を招いているのが新型コロナウイルスの感染者数である。全国的には東京の感染者数/日の注目度が高いけど、とっくに気が付いている方は多いと思うが感染者数の発表時刻が日を追うごとに早まっているのである。5月の緊急事態宣言期間中は17時時点の発表だったのに対し、感染者数100名を超える7/2・7/3に至っては12時点の数字で公表しているので、実際には200人/日くらいなのかも(多分100人を超えた時点で報道する方針なのだろう)。わざわざ追跡はしていないけど午後も感染者確認数は増加するはずなので、注目度が下がった時点(一週間後くらい?)で過去のデータを修正しているのではないかと思う。
 これに対して僕は「数値の改ざんだ!」と紛糾するつもりは一切ない。行政の立場として不安を煽りたくない・経済を停滞させたくないなどの思惑が複雑に絡み合っているのだろう。
 一方で数値は正しく公表してほしいと思っている。感染者数の発表時刻にばらつきがるのであればメディアが発表しているグラフもかなり実態から離れた数値になっていると思うし、観測時刻を統一できないのであれば「XX時刻からXX時刻時点の感染者数」のように誤解を招かない情報にしなければならない。
 感染者数が多いのは誰にとっても不都合であるけど、正しい数値から逃げては何も解決しないし、数値改ざん文化が広まると致死的な事故に発展することもある。今回であれば感染者数が増えたのは事実として捉え、後手を踏まないようにすること。観測値に対して素早くアクション出来れば高く評価されるし、手をこまねいて「手遅れ」になった時点で失敗と評価される(主に仕事ですが)。経過観察するにしても今後の推移の予測とワーストケース時の対応を事前に練っておくことが大事。楽観視が一番ダメ。
 苦しい場面とは思うけど、問題と正しく向き合うのが解決への第一歩だと信じている。


ようするに僕もいい加減体重計の数値を正しく見ろってことです。
レース出ないと節制意識が低くて困る。。。


2020年4月28日火曜日

2020-04-28 現場の声

もっぱらブログ更新していませんが、幸いにも健康体で過ごしています。

私から特に語ることはないのですが、親族が福祉施設に勤めており、その縁で医療従事者のメッセージを頂いたので紹介します。本ブログでは異色の内容になりますが、最前線で日々命を危険にさらして働いている方の声なので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

以下原文写し

 東京の大学
医学部付属病院で看護師をしている者です。
この度、4月頭からコロナ外来に選出され、毎日PCRや入院手続きなど実施しています。今私から最新の情報を発信できるとおもい、情報をアップします。まず大事なのは漠然と怖がらないで、きちんと理解して適切に怖がろうということです。空気感染ではないので、ふわふわ飛んているのではなく接触!飛沫!人のしゃべるツバ!この見えない概念の理解が大事かなと思っています。マスクとマスクをしていれば基本的にうつりません!
以下、100人くらい問診した結果からの情報です。

<症状の特徴>
コロナウイルスは7日〜10日にピークを向かえます。
1、最初に倦怠感が顕著に出る
2、頭痛がほとんどの人で出現
3、下痢(回数は多くない)も多い
4、途中から味覚と共に嗅覚も全くなくなる人が半分位いる
5、発熱 軽症:微熱がだらだらと続く
     中症:39度台くらいまで上がる
     重症:38度以上がずっと続く
  特徴は一旦7日目くらいにおさまってまたぐんぐん出る
  日内変動はある
6、咳や痰はあまり多くない印象
7、若くても息切れが出てくる
8、喘息や喫煙歴、糖尿病があると重篤化しやすい
9、肺炎像は両肺に淡い影がはっきりと出る
(レントゲンよりCTでしか読影できないことあり、CTがいいです)
<現在の治療>
対症療法のみ。当院では
○発熱、頭痛:カロナール(イブやロキソニンは✖︎)
○抗生剤は基本的に効かないので飲まない
○咳:デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
○痰:カルボシステイン
○下痢:整腸剤(ミヤBMなど)
カロナールは400mg〜500mg/回 3回まで

<PCR受けるまでの流れと結果>
1、発熱と上記症状があった場合保健所に電話。ひどいと2時間繋がらないとか丸2日間繋がらないという現状がある。繋がらなかったら他の近隣地域の保健所に電話してください。
2、経過観察と言われることが多い様ですが、そんな時は近医にまず電話をしてから受診。だいたい上の薬+医師によっては抗生剤を出して自宅待機となる。 
3、解熱しない、もしくは症状が消失しない場合は遠慮なく保健所にもう一度電話する。
4、それからPCRの検査を受ける場所を指定される。
5、病院や検査所から直接電話がかかってきて受診の日時を聞く。
6、保健証と現金を持って検査場へマスクをしていく。
(保健が効けば料金は1000円程度。CTなどを撮影すると6000円程かかる)
7、薬が必要であれば依頼して帰宅。帰宅は交通公共機関を使わない。
8、翌日保健所が検体を持っていく。今検査が立てこんでいて月曜日に出した結果が金曜日にならないと戻ってこない。つまり5日間位かかる現状。
9、自宅で呼吸苦が出たら保健所に電話。万が一繋がらなくて危険を感じたら迷わず救急車を呼ぶ。
10、症状が落ち着いたら今後はPCRしないで2週間後から普通の生活になる方向。家族も2週間同じ対応で。

<実際にうつる場所の印象>
1、居酒屋や外食店のホールスタッフの手が怪しい!毎回手指消毒していなければウイルスのついたお皿をさげて次の人のお皿を運んでいる可能性が十分あります。
2、ライブハウス系の人はよく来ます。
3、陽性の出た人の家族はほぼみんな陽性です。
4、孫が祖父祖母宅に遊びに行って濃厚接触をする。
5、病院関係のクラスターとその家族や、それらの人と接触した人。

<入院となった場合>
1、指定病院がなかなか空いておらず、とにかく医師が電話して探し回る場合が多い。その間患者は待っていて家族が荷物をまとめて持ってくる。入院したら面会は一切禁止。現金、持参薬も一切持ち込み禁止。
2、とにかく病室の中から出れないで対症療法のみ。
3、呼吸状態が悪化したら、ICUで気管挿管し人工呼吸器をつけるしかできることはなく、あとは患者の免疫力で回復を祈るのみ(悪化しても回復する患者もいる)
4、万が一のことがあった場合は最後まで家族に電話をして状態を伝え、火葬してから遺族に遺体を返す。入院になった時点で軽症化するまで一切誰とも会えず、そして重症化したら一気にあっけなく…という印象があり、ここが怖いところです。
5、軽症になったらすぐに専用の移送の車でホテルへ移動して療養。結構これは早い段階でスムーズにいきます。新患者や重症者のベッド床を確保するために。

<私が気をつけていること>
1、口から入るのが一番うつるので食べる前、ドアノブなどどこも触らない状態にしてから、爪や指と指の間までしっかり洗う!これにつきます!
2、1日8時間睡眠(睡眠を十分にとる)
3、現金は一切触らず全て電子マネー。
4、クラスターになっている場所や病院はできる限り行かない。
5、携帯電話は食事中触らない。帰宅後はまず第一に消毒してから家にいれる。
6、マスクの表面は絶対に触らない。ポケットにしまった手は汚染されていると認識する(マスクは基本1枚/日)
7、タクシーに乗らない。実はコロナ患者さんはタクシーで移動してる人が多いので、タクシーは基本的にコロナウイルスウヨウヨです。

<患者の流れ>
1、3月の3連休で陽性となった患者のPCR検査はピークアウトしてから実施されている。若い人が多く軽症が多い。
2、4/5週はその家族が続々ときて陽性になっている場合が多かった。高齢者にうつり、重症な肺炎も多々見られるようになった。
3、4/12週はクラスター本人とその家族も一気に陽性となった印象。
4、陽性になった患者の同居人はだいたいうつるので適切な隔離方法を指導している。 

以上です。必要以上に怖くなるような情報は避けたつもりです。
日本は他国よりだいたい2週間程、対策や実行が遅れている印象があります。お金の心配も絶対あると思います。ですが、目先のことより、今ぐっとこらえることが大事な命を救ってくれます。私が今いる病院の中もまさにコロナ戦争ですが、みなさんに応援してもらって私達医療従事者は頑ん張れています。本当に感謝しています。長々と失礼しました。 

2020年3月21日土曜日

2020-03-21 JCRCロードシリーズ早春特別戦 in下総運動公園

新型コロナウイルスの関係でイベント自粛要請が広まっている中、2020年初戦のJCRC春季特別戦に参戦しました(因みに3月の三浦マラソンは残念ながら中止)。
*先に断っておきますが、JCRCは(残念ながら)近年参加人数が少ないこと、応援が多く来場する環境でないこと、屋外開催であることから新型コロナウイルスの感染リスクは通勤電車よりはるかに低いと思われます。

例年通り春はウェイトコントロールもせず体は重め。しかも不得意な平坦系レースなのでどこまで戦えるだろうか。まぁ苦手なレースの方が得るものも多いので、初戦はボコボコにされてこようと思い、2時間個人EDにエントリーしました。

レースは13:30開始だけど、10:00頃に会場入りし、近くの利根川沿いをサイクリング。
河川敷の道路は走りやすく、春の時期は菜の花がきれいでした。
と思ったら河川敷で牛の放牧までしているとは思わなかった。
会場に戻ってからレースの支度。
気温が高く、3月のレースだけどボトル2本装備で出走することにした。

エントリは40人強。常連のチームや強豪中高生も参加している。2018年のJCRC下総のようにうまく抜け出したいがどうなることやら。

天気は晴れているけど非常に風が強い。久々のレースなので安全に走り切ろう。
最後尾付近に並び、JCRCらしいのんびりした雰囲気で13:30レーススタート。

結果:2時間個人ED 6位(入賞)
序盤の周回から単発アタックがかかる。2020年初戦で自身のスタミナ具合が分からなかったので、前半1時間は抑え目に走りたいところだったけど、たまに有力そうなメンバが固まる瞬間があるので乗っかってみたりする。とにかく温存を意識しつつ、ポジションを徐々に前に移し、アタックが発生しやすいように集団ペースを上げ下げしてみる。
そんな中、30分が経過したころに4名が抜け出していることが判明。丁度後ろに下がっているタイミングでついつい見逃してしまった。すでに30秒差らしく「これはマズい」と思い、すぐに追走アタックでブリッジを試みる...キツイ、背中が見える、後15秒、と踏み続ける。が、先頭4名も差を広げるためにペースを落とさず、その差が詰まらない。しばらく粘ったものの、なんとブリッジ失敗!かなり脚を使ったのに...
その後は集団に戻って回復しながら様子見。だけどJCRCのEDクラスらしく、全然ペースが上がらない。先頭を引くのは限られた数名で、中には脚があるのに平気で中切れしたり、ローテする直前で下がったりと、目的不明の走りをする選手も残念ながらいた。僕はエントリー費を払っておきながら、こういうペースで脚を残してダラダラ走って、脚を残してただ完走することに意味を見出せない。事態を打開すべく集団を分断狙いのアタックや、ちょっとダーティな手段を試みるが上手くいかない。
残り1時間を切っても状況は改善しない。力を合わせれば逃げを捕まえることは十分に可能なのだが、すでに集団は泥船状態、以前のJCRC群馬と同じ状態に陥ってしまった。さっさとこの泥船を沈めたいがどうするか。そんなときに良く動いていたTrek乗りの青年と話す機会があり、上手いタイミングで仕掛けようと話をする。ただ先に僕がアタックするつもりだったけど、アンカーに乗った選手のアタックに乗って2名で先行していった。先頭逃げ4名で、入賞は6位まで。これは乗るしかない。
まず2名逃げとの距離が開くまで泥船メイン集団のペースを抑える。そこからアタック、集団を置き去りにして決死のブリッジ。脚が千切れるかと思ったけど、なんとか2周で合流。のこり20分位か?
合流後はちょっとだけ休ませてもらってからローテーションに加わる。でも恥ずかしながら自分引くとそんなにペースが上がらないので、ペースが落ちる前に短い時間で回させてもらう。見栄を張ってもしょうがない。
2時間経過のラスト1周くらいで後ろのメイン集団のペースが上がるのが見える。今頃なにやってんだか、と思いつつここで捕まるのもバカバカしいので2名に声をかけてゴールまで向かう。最後の登坂で泥船集団先頭が近づいてきたので、Trekの青年に後ろに着くよう合図を送り、スプリント開始。結局Trekの青年(高校生でした)が僕をまくって5-6位でフィニッシュ。積極的に動いたメンバーで入賞できてよかった。
反省・感想
安全第一…かなり風の強いコースで、実は午前中の部では救急ヘリが呼ばれる落車があった。単独落車だったらしいけど、カーボンディープリムホイールが安価になり、ローラー台メインの練習が増えつつある現状では横風耐性が低い選手が増えているのではないだろうか。他人ごとではないので十分注意したい。加えて今回脚力別でなかったため、真っ直ぐ走れない選手も多かった。実際斜行する選手に数回アタックを潰されてイライラした。が、自分もそうだけど斜行とかって自覚しにくいから、ちゃんと注意すればよかった。
ブリッジ失敗…これは無駄脚なので絶対にやってはいけなかった。おいつく集団よりもはやい速度で走るのだから、短時間・高出力で一気に決めないといけない。脚力アップと共に、射程距離をしっかり認識しよう。このあたりは久々のレースという事もあって感が鈍っていたかな。
終盤の逃げ形成…結局先頭逃げには乗れなかったけど、最終的にはメイン集団を抜け出すことに成功した。僕自身レース中結構積極的に動いており、他選手も「こいつとならいける」と思ってくれたらしく協調できたかな?最後はメインに追い付かれそうになったけど、ただのフォロアーに入賞枠を獲られたくなかったので、終盤メンバーで5-6位入賞できてよかった。
ホビーレーサーの振舞い方…これは知識・経験なのかもしれないけど、メイン集団でろくに先頭交代が出来ない・逃げを捕まえないといけないのに協調できない選手が多数いるのがホビーレース。最新機材が普及しつつも「ホビーレースのレース展開・走り方」について無知な選手が多いと思う。別に僕自身かなり邪道な戦術をとるので偉そうなことは言えないけど、脚に余裕がある選手はもっと積極的に動いた方が「楽しいレース」が出来ると思う。脚に余裕を残したままただ完走するのは絶対勿体ない。いかん、やはり傲慢かつ愚痴っぽくなってしまった。そんな走りをしてもどうせ入賞圏外のまま成長につながらないので、是非たくさん動いて、たくさん失敗して、たくさんの戦術を覚えるのをお勧めします!

JCRCは小規模イベントで何とか開催できたけど、次回レースは未定。
ツールド八ヶ岳は中止になったし、Funride富士チャレ参加予定だったけど多分中止。同日の茂木がすでに春開催中止かつFunride富士ヒルのエントリがストップしている状態で富士チャレが開催されるとは信じられない。会場レンタル費集めるだけ集めて中止になる気がする。止む終えず中止になるのは分かるけど、開催情報も2月末から更新されてないのは不誠実だよなぁ。
ともあれ、そろそろレースが出来るフィジカルを整えていこう。

2020年2月2日日曜日

2020-02-02 第42回神奈川マラソン

冬場に開催されるロードレースもあるけど、ウェア選びが面倒だし待ち時間寒いのも嫌だ。そんな訳で12月~3月頃はだいたい自転車レースに参加しない。
一方で気温が下がると発汗量が減るのでランニングはし易くなる。例年クロストレーニングとして冬場にランニングをしているけど、今年は超久々にランイベントに参加することにした。

という訳で(?)第42回神奈川マラソンに参加しました。
種目はハーフマラソン。別にハーフマラソンに出たかったわけではなく、自宅から1時間以内で会場入りできる大会がたまたま神奈川マラソンで、その種目が10㎞とハーフで、「10㎞位普段走れるしなぁ」なんて貧乏根性でハーフにエントリーした。

大会までの12月と1月はそれぞれ100㎞ほど走った。とりあえず走り切る体力は付いたと思う。
大会当日は晴れ、というか暑いくらい。会場ではしきりに脱水症状注意の放送が流れていた。
神奈川マラソン自体は陸連の大会なので所謂登録選手も多く参加しており、箱根駅伝で有名な青学の選手も多数参加していた。まぁ順位を気にしていないので全く関係ないし興味もないのだけど。

会場は磯子駅付近の日清オイリオ工場内(なので写真撮影は色々制限あり)。
とりあえず受付で参加賞のサラダ油を入手してからランウェアに着替える。ウォームアップを念入りにしている参加者もいるけど、自転車レースでも短距離でなければそんなにウォームアップに気を使わないので、軽くストレッチしたり読書したりして時間を潰す。
ちなみにトイレは恐ろしい渋滞具合。開催側は参加者数分かっているんだから、仮設トイレがいくつ必要かくらいわかっているだろうに。自転車もそうだけど、「~競技連盟」が開催する大会は総じて運営レベルが低い。
さらにひどい点として、なんと「手荷物預かり100円」とのこと。いや、それくらいエントリー費に乗せておきなよ。こういうことで評判落とすの止めればいいのに。

なんて文句をちらほら聞きながら、徐々にスタート地点へ移動。スタートは陸連登録者を先頭に、自己申告タイムに合わせてグループ毎に並んでいく。僕は順位とか気にしないのでどうでもいいけど、ベテランっぽい選手は結構列に横入りしていた。素人なので「マラソンランナーってモラルが低いんだなぁー」と思ってしまう。
*通常自転車レースならば、前列に並びたければ早めに来るのが常識。
むかーし参加した時がたしか1時間36分位だった気がする。今回は1時間30分が切れればいいな。まぁ無理はしない。
11:30にレース開始。

結果:ハーフマラソン 1:24:29(NET1:23:23)
   クラス:一般男子85位/979人中
自転車レース同様にスタートしたところで後ろは進まない。てくてくと歩いてスタートを通過し、徐々に走り始める。毎度不思議なのだけど、スタート直後から(陸連登録者含めて)明らかに遅い人たちが前方に相当人数がいる(ロードレースだったら「どけ!」とか騒ぐ奴いそう)。ので、序盤ペースを上げようとするとたくさん人を避ける必要があるので結構体力を使う。今回は無理に抜かさず、徐々にパスして体力温存。1時間以上も走るのだから、序盤はゆっくり目を意識。とは言え、最初2km位は5km/分位なのでやっぱり遅い。
コース幅が狭いが基本平坦なので、徐々にポジションを上げていくとスピードも上がってくる。4km程走ったらまともに走れる状態になったかな?
とりあえず10㎞までは抑え目で走るつもりだったので、無理に加減速せず淡々と走ることを意識。暑いので給水も積極的にする。
因みに僕はレーシャツ+短パンで走っている(まともなランウェアを持っていない...)。僕意外にもレーシャツ着ている人は10人程いたかな?

IHI工場内で10㎞通過タイムを確認すると40分程。お、これなら1:30切り行けるか?と思い、後半に向けて徐々にペースを上げ始める。途中風が強い区間では無理にペースを上げず前選手にドラフティングしつつ、行けるところでペースを上げる。1時間を超える頃には、「残り時間ヤビツTTくらい、もっと追い込め!」と更にペースアップを意識する。後半に向けてどんどんペースが上がったようで、抜くことはあっても抜かれることはなかった。
ただ、自転車でもよくあるオーバーペースによるストップがかかる感覚を19㎞地点で感じ始める。この時点で1:30切りは固い。無理して怪我もしたくないので、残り距離は再びペースを落として消化した。

ゴール後に靴に着けたタイム計測器具と引き換えでTシャツ入手。
帰りは磯子駅までやたら渋滞すると聞いていたので、着替えてさっさと帰宅。
若干右脚が痛くなったものの、昔参加したマラソンみたく歩行困難なほどのダメージが残らなくて良かった。

反省・感想
目標としていた1時間30分切り達成!…だから何?ってとこなのだけど、今回4km/分切るペースで走り切れたので、自身最高記録である。平地でスピードの出やすいコースだったというのもあるのかな。自転車ではタイムなんて気にしないのに、ランは結構意識するものだな。
徐々にペースを上げて走れた…すごいと思ったのは前半10㎞よりも後半11㎞の方が速いペースだったという事。ペースコントロールが上手に出来たようでなにより。
それにしても運営レベルがねぇ…出といて何ですが、トイレや給水・コース誘導に手荷物預けと色々運営レベルの低さを感じた。年々参加者が増えて持て余しているのかもしれないけど、それなら参加人数調整すればいいだけの話だし、調べてみるとそういった面で毎年評判が低い大会のようだ。スピードの出るコースなのでタイムは狙いやすい様だ。ただ、個人的には来年出るか微妙だな。僕の場合唯一のメリットは「近さ」くらい。


自転車レースよりさらに緊張感無く出たけど、久々のラン大会も面白いな。そんなにガチンコで取り組むつもりはないけど、来季こそはフルマラソン走ってみようかな。
とりあえず3月頭にもう一戦エントリーしているので、自転車トレーニングと並行してもう少しだけ走ります。