2020年3月21日土曜日

2020-03-21 JCRCロードシリーズ早春特別戦 in下総運動公園

新型コロナウイルスの関係でイベント自粛要請が広まっている中、2020年初戦のJCRC春季特別戦に参戦しました(因みに3月の三浦マラソンは残念ながら中止)。
*先に断っておきますが、JCRCは(残念ながら)近年参加人数が少ないこと、応援が多く来場する環境でないこと、屋外開催であることから新型コロナウイルスの感染リスクは通勤電車よりはるかに低いと思われます。

例年通り春はウェイトコントロールもせず体は重め。しかも不得意な平坦系レースなのでどこまで戦えるだろうか。まぁ苦手なレースの方が得るものも多いので、初戦はボコボコにされてこようと思い、2時間個人EDにエントリーしました。

レースは13:30開始だけど、10:00頃に会場入りし、近くの利根川沿いをサイクリング。
河川敷の道路は走りやすく、春の時期は菜の花がきれいでした。
と思ったら河川敷で牛の放牧までしているとは思わなかった。
会場に戻ってからレースの支度。
気温が高く、3月のレースだけどボトル2本装備で出走することにした。

エントリは40人強。常連のチームや強豪中高生も参加している。2018年のJCRC下総のようにうまく抜け出したいがどうなることやら。

天気は晴れているけど非常に風が強い。久々のレースなので安全に走り切ろう。
最後尾付近に並び、JCRCらしいのんびりした雰囲気で13:30レーススタート。

結果:2時間個人ED 6位(入賞)
序盤の周回から単発アタックがかかる。2020年初戦で自身のスタミナ具合が分からなかったので、前半1時間は抑え目に走りたいところだったけど、たまに有力そうなメンバが固まる瞬間があるので乗っかってみたりする。とにかく温存を意識しつつ、ポジションを徐々に前に移し、アタックが発生しやすいように集団ペースを上げ下げしてみる。
そんな中、30分が経過したころに4名が抜け出していることが判明。丁度後ろに下がっているタイミングでついつい見逃してしまった。すでに30秒差らしく「これはマズい」と思い、すぐに追走アタックでブリッジを試みる...キツイ、背中が見える、後15秒、と踏み続ける。が、先頭4名も差を広げるためにペースを落とさず、その差が詰まらない。しばらく粘ったものの、なんとブリッジ失敗!かなり脚を使ったのに...
その後は集団に戻って回復しながら様子見。だけどJCRCのEDクラスらしく、全然ペースが上がらない。先頭を引くのは限られた数名で、中には脚があるのに平気で中切れしたり、ローテする直前で下がったりと、目的不明の走りをする選手も残念ながらいた。僕はエントリー費を払っておきながら、こういうペースで脚を残してダラダラ走って、脚を残してただ完走することに意味を見出せない。事態を打開すべく集団を分断狙いのアタックや、ちょっとダーティな手段を試みるが上手くいかない。
残り1時間を切っても状況は改善しない。力を合わせれば逃げを捕まえることは十分に可能なのだが、すでに集団は泥船状態、以前のJCRC群馬と同じ状態に陥ってしまった。さっさとこの泥船を沈めたいがどうするか。そんなときに良く動いていたTrek乗りの青年と話す機会があり、上手いタイミングで仕掛けようと話をする。ただ先に僕がアタックするつもりだったけど、アンカーに乗った選手のアタックに乗って2名で先行していった。先頭逃げ4名で、入賞は6位まで。これは乗るしかない。
まず2名逃げとの距離が開くまで泥船メイン集団のペースを抑える。そこからアタック、集団を置き去りにして決死のブリッジ。脚が千切れるかと思ったけど、なんとか2周で合流。のこり20分位か?
合流後はちょっとだけ休ませてもらってからローテーションに加わる。でも恥ずかしながら自分引くとそんなにペースが上がらないので、ペースが落ちる前に短い時間で回させてもらう。見栄を張ってもしょうがない。
2時間経過のラスト1周くらいで後ろのメイン集団のペースが上がるのが見える。今頃なにやってんだか、と思いつつここで捕まるのもバカバカしいので2名に声をかけてゴールまで向かう。最後の登坂で泥船集団先頭が近づいてきたので、Trekの青年に後ろに着くよう合図を送り、スプリント開始。結局Trekの青年(高校生でした)が僕をまくって5-6位でフィニッシュ。積極的に動いたメンバーで入賞できてよかった。
反省・感想
安全第一…かなり風の強いコースで、実は午前中の部では救急ヘリが呼ばれる落車があった。単独落車だったらしいけど、カーボンディープリムホイールが安価になり、ローラー台メインの練習が増えつつある現状では横風耐性が低い選手が増えているのではないだろうか。他人ごとではないので十分注意したい。加えて今回脚力別でなかったため、真っ直ぐ走れない選手も多かった。実際斜行する選手に数回アタックを潰されてイライラした。が、自分もそうだけど斜行とかって自覚しにくいから、ちゃんと注意すればよかった。
ブリッジ失敗…これは無駄脚なので絶対にやってはいけなかった。おいつく集団よりもはやい速度で走るのだから、短時間・高出力で一気に決めないといけない。脚力アップと共に、射程距離をしっかり認識しよう。このあたりは久々のレースという事もあって感が鈍っていたかな。
終盤の逃げ形成…結局先頭逃げには乗れなかったけど、最終的にはメイン集団を抜け出すことに成功した。僕自身レース中結構積極的に動いており、他選手も「こいつとならいける」と思ってくれたらしく協調できたかな?最後はメインに追い付かれそうになったけど、ただのフォロアーに入賞枠を獲られたくなかったので、終盤メンバーで5-6位入賞できてよかった。
ホビーレーサーの振舞い方…これは知識・経験なのかもしれないけど、メイン集団でろくに先頭交代が出来ない・逃げを捕まえないといけないのに協調できない選手が多数いるのがホビーレース。最新機材が普及しつつも「ホビーレースのレース展開・走り方」について無知な選手が多いと思う。別に僕自身かなり邪道な戦術をとるので偉そうなことは言えないけど、脚に余裕がある選手はもっと積極的に動いた方が「楽しいレース」が出来ると思う。脚に余裕を残したままただ完走するのは絶対勿体ない。いかん、やはり傲慢かつ愚痴っぽくなってしまった。そんな走りをしてもどうせ入賞圏外のまま成長につながらないので、是非たくさん動いて、たくさん失敗して、たくさんの戦術を覚えるのをお勧めします!

JCRCは小規模イベントで何とか開催できたけど、次回レースは未定。
ツールド八ヶ岳は中止になったし、Funride富士チャレ参加予定だったけど多分中止。同日の茂木がすでに春開催中止かつFunride富士ヒルのエントリがストップしている状態で富士チャレが開催されるとは信じられない。会場レンタル費集めるだけ集めて中止になる気がする。止む終えず中止になるのは分かるけど、開催情報も2月末から更新されてないのは不誠実だよなぁ。
ともあれ、そろそろレースが出来るフィジカルを整えていこう。