2018年10月14日日曜日

2018-10-14 JCRC第5戦 in 群馬CSC

昔はこの時期と言えば「JCRC群馬」と「ジャパンカップ」だったのに、結構レースが増えた(川崎マリン、伊豆ヒルクライム、etc.)。増えたはいいけど、日程被せないでほしい。両方出るからさ...

秋のJCRC群馬は102㎞というホビーレーサーにとっては比較的長距離が走れるレースで好きだ。アップダウンがあるので平地のエンデューロ系レースより好みだ。
昨年はSAとEDにダブルエントリーしたけど、今年はEDが午前中だったのでSAのみにエントリー。正直EDやった後でSA完走できる気がしない。
昨年はSAクラスで70人強いたけど今回は26名。ただJPTを走るフィッツ2名が参加しているのでどうなることやら。

当日は悪天候が予想されたけど、曇り気味で時折日差しがあり、風も弱くて走りやすい気候だった。
9時過ぎに会場入りして準備しているとWAPPAジャージで参加していたイノウエ君が丁度EDクラスで優勝したところだった。さすが、と思いつつ話していると「SAはきつそうっす...」とのこと。まぁそうだよね。

ここでトラブル発生。
ウォームアップしようと思ってレッグウォーマーを付けようとしたら金具が壊れた。まぁ長く使っていたし、寿命だろう。別にレース中は使わないしいいか。
と思ったら今度はヘルメットを忘れた!
これはマズい。メットがないとそもそもコースに入れてもらえない。群馬CSCの管理棟で何とか代理品のメットを課していただいた。ボロボロで汚かったけど、贅沢は言えない。普段インナーでバンダナ使っているし、メットキャップ付ければぱっと見分からないだろう。
とりあえずセーフ。

一周コースを試走したけど落ち葉・枝・砂利・水たまりが無く路面状況も良い。
あっという間にスタート時刻となり、11:45分SAスタート。

結果:SAクラス102㎞(6km×17周) 5位(入賞)
パレード解除と共にフィッツの選手が一発打つ。102㎞のレースなのにいきなりか。とりあえずチェックする。
今回のレースは圧倒的にフィッツの2名が強いので、他集団を利用して戦うのがテーマ。ARCC、COW群馬などチーム参加しているところが多いので、上手く機能すればJPT選手にも対抗できるだろう。結果的にダメでしたが。
フィッツの2名は所々で交互にアタックをしながら走っている。動きを見るからに数名と抜け出せたらもう一人がブリッジして逃げる作戦っぽい。僕としては一緒に逃げても利用されるだけだと思ったので、1名は見逃す、もう1名のブリッジは徹底マークしてチーム逃げをさせないように心がける。

が、集団の後方に下がってしまったタイミングでフィッツ2名を含む6名の逃げが形成されてしまった。7周目くらいか?
これはまずい、と思いつつ逃げが嫌がる「常に視界に入る距離で追走作戦」に切り替えようとするのだが、ここでメイン集団が全然機能しない。あっという間に逃げと30秒差付けられてしまった。

その後は逃げを追うべくローテーションを促したが、上手く回せない選手が混じっており、依然として逃げとの差が広がっていく。多分集団内に「まだ1時間以上あるからそのうち追いつく」と楽観している選手がいるのだろう。
一般に「逃げ」と「集団」では人数の多い「集団」の方が有利とされているが、それはあくまで集団に「追う意志」のある選手が複数名いる場合に限る。メイン集団には状況把握が出来てない選手が紛れ込んでいるため、依然として差は広がり続ける。
僕と同様に(?)集団に苛立ちを感じてるっぽいエンドウ選手が果敢にアタックして集団を抜けようとする。すでにEDクラスで72㎞走ってきついだろうに、この集団に愛想をつかしたのだろう。
僕も再び集団のペースを上げるべく脚を使って引くが、「上げ過ぎないでペースで回しましょう」と集団内の選手から優しい「アドバイス」を受ける。そのペース走で逃げとのタイム差が開いているのに気が付いていないのか?もはやメイン集団が泥船であることが決定的な事実となった。貴重な休日に群馬くんだりまで仲良しサイクリングしに来たわけではない。
結局僕も集団にいる意味が見いだせなくなったのでアタック。追走してくれたのはハセガワレーシングの方1名。残り1時間強で、6名-2名-メイン集団、という構図になった。
その後はハセガワの選手とローテーションでペースを刻んでいく。メイン集団にいた時と違い、遠慮のないスピードで走れるのでキツイけど楽しい。しばらくすると「逃げ5名」の情報が入る。入賞が6名なのであまりうれしい情報ではないが、とにかく協調して走り続ける。
のこり3周くらいで逃げから脱落した1名を発見!ハセガワの選手はきつそうだったけど、前の1名を撃墜すれば2人で入賞できるので、心臓破りの坂の手前から2人でアタック。これが成功し、ついに5位・6位集団になった。
バックストレートで先頭逃げが見えてもう追いつけないことが分かったけど、ホームストレートでメイン集団(?)が確認でき、泥船脱出成功したことを確信。
ラストはばらけてしまったけど、ハセガワの選手と無事5位-6位でゴール。
2人で最もキツイ選択をしたおかげで入賞圏内に入ることが出来た。
反省・感想
忘れ物ダメ絶対・・・初めてレースでヘルメット忘れた。今回のような時間分けした周回コースだったから良かったものの、ヒルクライムのような一斉スタートレースだったらアウトだった。本当に気を付けよう。
逃がす・逃げられる・・・傲慢に聞こえると思うだろうが、今回のレースはJPTを走るフィッツの選手とは協調「しない」作戦だった。一緒に抜け出ても使われるだけだと思ったので、「勝つ」ための選択肢としてあえてやってみた。結果下記理由で上手くいかなかったけど、これも経験。
集団意識の難しさ・・・今回は6名逃げが決まった後のメイン集団の動きが最低だった。まぁ僕も含めてなのだけど。要するに集団内で状況把握レベルに差があって意志の統一が出来ていなかったのだ。そういった意味ではもっと早くに有力選手に声をかけて抜け出すべきだったのだが。
ハイリスクハイ(?)リターン・・・元来短気な性格なので、結局集団からアタックしました。1時間以上の2名逃げできつかったけど、結果的に入賞。一緒に頑張ってくれたハセガワレーシングの選手には感謝。こういう「決断」なくしてレース無しだ。

思い通りいかないからこそのロードレース。
ツールド沖縄前に良い経験が出来た。
残り一ヶ月を切っているけど、フィジカルの他、色んな戦況についてもシミュレーションをしておこう。



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