2020年7月27日月曜日

2020-07-27 あるある

今年は本当に梅雨が長い。
何気に7月はランニングしている日数のほうがサイクリングしている日数より多いという結果になりそう。

以前ディスクブレーキ車に乗った時の違和感を今更思い出した。
リムブレーキと違ってディスクブレーキ(以下DB)はディスク(ハブ)→スポーク→タイヤ(リム)と力が加わって停止するので、リムブレーキと違ってスポークを介する感触があるのだ。僕は機材音痴なのでスポークなんて気にしたことなかったが、DBホイールの制動力についてはスポークが重要なファクターになるのだろう。剛性を高めるためにスポーク本数を増やすと空気抵抗が増えるので、やはり方向性としてはハブフランジの大口径化・ディープリム化が進みそう。特にブレーキリムが不要になるので、今後はリムもどんどん変わってくるだろう。でもリム肉厚を薄くする方向なら時代に逆行しそうだけど、DBホイールで軽量化するならやはりチューブラタイヤがベスト?メーカーの思惑が錯綜してそう。
いずれにせよどんどん機材常識が変わるだろう。


ロードレーサーあるある
「がんばれー」と声を掛けられビックリする。
多分一度くらいは経験あるはず。普通に走っているだけなのに、歩道にいる小さな子供やドライブ中の若者集団などから突然声をかけられること。応援されて悪い気はしないけど、本当に突然なので結構びっくりする。あと、ただ流しているだけなので「頑張ってなくてごめん!」って感じになる。声かけてきた車に追いつくのが気まずかったり…いや、別にお互い悪いことしていないので全然問題ないんですが。
多くの場合相手に悪気はないので、声をかけられたら会釈しましょう。

原付にスピード違反させる。
知り合いに聞いたところ経験がある方いたので私だけではないと思いますが、いわゆる「煽り運転」です。もちろん実際に意図して煽ったことはありません。ロードバイクで平坦な国道を40㎞/h程で走っていた時、前方に原付が走っていました。当時は車の流れに合わせて走っていただけなのですが、前方の原付は僕に追いつかれないよう徐々にスピードを上げてゆき、たまたま(?)待機していた白バイがすぐに原付を停止させました。僕はただやるせない気持ちで通り過ぎました...
本人の意図しない形でも煽り運転になることがあるので、ロードバイクに乗る際は注意しましょう。

ストーカーされる。
これはマナーの問題。気づかないうちに自分の真後ろについて走る人がいる状態のことを指します。別に後ろにつかれてもよいのだけど、気づかないとサインとか出さないため事故の可能性が高くなるので必ず一声ほしい。僕も一時停止で止まった際に追突されてリアホイールを傷つけられたことがあります(そもそも自転車も一時停止は必ず停止)。やはり公道を走る際はしっかり車間を取りましょう。

先週からJBCFのレースが再開されたようですね。久々のレースで勘が鈍っている人も多いと思うので、上記のような一般的事項含め、練習・レースともに安全運転しましょう。

2020年7月19日日曜日

2020-07-19 「エアロ化」という誘惑

レースなし・雨続きですっかり週末ライダー気味なこの頃。
話題(?)の新型EMONDAの試乗にTREKショップを訪問しました。

僕自身試乗経験が浅いため、気の利いたレビューはシクロワイアードや某IT技術者氏ブログを参照して頂ければと思います。
今回乗ったのはEMONDA SL5というセカンドグレードモデルの105組完成車。カタログスペックだと8㎏台だったと思いますが、高性能なボントレガーホイールの効果で重さは全然感じませんでした。メンテ性は不明だけど、ワイヤー類が全部内蔵式なので見た目は良し。平地でスプリント気味に負荷をかけた時もよく反応して優等生なバイクだと思いました。所持しているEMONDA SLR6と比較してもそんなに悪く感じない。
今回TREKはEMONDAのエアロ化を推進したようだ。実際写真で見る以上に形状は結構変わっている(もちろんかっこいい)。フレームの到達地点は軽量・エアロの追求になるので、この方向性は正しいと思う。でも、TTならいざ知らず、ロードレースに至っては常に全力で走るわけでもなく、技術・戦術によって負荷レベルが変わるので、実際のレース結果にどこまで効果があるのかはよくわからない(当然軽量でエアロ効果が高いほうが良いに決まっているが)。どこに投資するかは人それぞれだ。エアロ効果を改善すれば間違いなく速くはなるだろうけど、決してロードレースの勝敗についての決定的な要素ではないと思う。
ただ、新型EMONDAは前作より良くなっている感じはした。別にDISCブレーキを推奨しているわけではないけど、BB90を脱しただけで高評価したい(笑)。

思えば2012年モデルのGIANT TCR ADVANCED2に長く乗ってきて、2018年シーズンよりEMODNA SLR6をレースに投入するようになったとき、「フレームでここまで変わるのか!」と感動し、実際にレースで結果も出せた。今回2021年モデルのEMONDA SLを乗ったときは「お、結構いいじゃん」という感じだった。2012年GIANTと2021年TREKのセカンドグレードだけど、約10年でここまで技術が進歩するとは。僕も職業上設計者を名乗っているので、日々改善に努めていきたい。


*そういえば最近のロードバイクはいわゆる「御上品」なモデルが出ていない気がする。昔だとクラインとか「美しい」感じのロードバイクが結構あった気がしたけど、最近は性能最優先の傾向かな。そういう僕も「美しさ」より「無骨なカッコよさ」を重視するけど、ロードバイクを選択する際に美観は絶対的な要素なので、そちら方面でも発展してもらいたい。


2020年7月3日金曜日

2020-07-03 正しく向き合うこと

またもや久々の更新。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワーク(在宅勤務)が主となって引きこもりがちでした。地元も感染者数が多く、サイクリングについても三浦半島エリアのみに縛り、峠とかは全く走らず。まぁ中途半端な自粛です。
 サイクリング自体も好きだけど、やっぱりレースが楽しいから乗っている面が強く、今期はほぼレース出る気がないので、定期的に乗ってはいますが強度は低いです。
 そんなわけで先週久々に箱根峠をサイクリングしたらバテバテでした。
アルミディープリムは相変わらず重い。自転車自体も軽くはないけど。
2017年これにキシリウム装備で箱根ヒルクライム勝ったのがいまだ快挙だったと思う。
やっぱり体力落ちているな。まだ梅雨が続いているけど、運動不足にならないよう意識せねば。


 詳細は省くけどここ数年は設計者のポジションで仕事をしている(最近は海外に飛ばされていません!)。学生時代の研究と違い仕事では技術者となるため、理想的な設計値だけでなく実機の(残酷な)数値と否応なしに向き合い対処していく必要がある。本当に目を背けたくなる数値が出ることもあるけど、目をつぶっても解決しないので、一つ一つ解決していくのだ。出てきた数値と正しく向かい合うのが解決への第一歩だと信じている。

 この「数値」について最近誤解を招いているのが新型コロナウイルスの感染者数である。全国的には東京の感染者数/日の注目度が高いけど、とっくに気が付いている方は多いと思うが感染者数の発表時刻が日を追うごとに早まっているのである。5月の緊急事態宣言期間中は17時時点の発表だったのに対し、感染者数100名を超える7/2・7/3に至っては12時点の数字で公表しているので、実際には200人/日くらいなのかも(多分100人を超えた時点で報道する方針なのだろう)。わざわざ追跡はしていないけど午後も感染者確認数は増加するはずなので、注目度が下がった時点(一週間後くらい?)で過去のデータを修正しているのではないかと思う。
 これに対して僕は「数値の改ざんだ!」と紛糾するつもりは一切ない。行政の立場として不安を煽りたくない・経済を停滞させたくないなどの思惑が複雑に絡み合っているのだろう。
 一方で数値は正しく公表してほしいと思っている。感染者数の発表時刻にばらつきがるのであればメディアが発表しているグラフもかなり実態から離れた数値になっていると思うし、観測時刻を統一できないのであれば「XX時刻からXX時刻時点の感染者数」のように誤解を招かない情報にしなければならない。
 感染者数が多いのは誰にとっても不都合であるけど、正しい数値から逃げては何も解決しないし、数値改ざん文化が広まると致死的な事故に発展することもある。今回であれば感染者数が増えたのは事実として捉え、後手を踏まないようにすること。観測値に対して素早くアクション出来れば高く評価されるし、手をこまねいて「手遅れ」になった時点で失敗と評価される(主に仕事ですが)。経過観察するにしても今後の推移の予測とワーストケース時の対応を事前に練っておくことが大事。楽観視が一番ダメ。
 苦しい場面とは思うけど、問題と正しく向き合うのが解決への第一歩だと信じている。


ようするに僕もいい加減体重計の数値を正しく見ろってことです。
レース出ないと節制意識が低くて困る。。。