2021年11月23日火曜日

2021-11-23 今までありがとう日本サイクルレーシングクラブ協会 通称JCRC

 社会情勢や自身の生活環境の変化もあり自転車競技第一線から離れ、このブログもあまり更新する気がなかったが、Cyclowiredで衝撃的なニュース。

大変残念ながらJCRCが解散とのこと。

http://www.jcrc-net.jp/

自分にとってロードレースデビュー戦は大学一年生のJCRCだった。

初めての優勝もJCRCで、学生最後のレースもJCRC。そのレース中に使い続けたロードバイクがついに壊れ、卒業前に新しいロードバイクを買うきっかけになった。

サラリーマンになってからも毎年参加し、昔は雲の上の世界だと思っていたSAクラスまで参加するようになり、様々なライバルにも恵まれた。

段々SAクラスでも勝負できるようになり、2018年と2019年の2年連続でJCRC-SAクラスの年間チャンピオンを獲得するまでに至った。

その後の2020年3月のJCRC初戦が自分にとっての最後のロードレースになってしまった。

レース活動再開するかは今後の人生で未定だが、10年以上の自転車レースキャリアの中において、始まりも終わりもJCRCだった。

レース運営はすごく大変だと思う。会場設定・費用捻出・安全管理等など正直想像がつかない。それでも色んなレースに出てきた中で、JCRCはどのレベルの選手も出れる懐の広さがあり、ちっとも殺伐としていないので皆が楽しめるレースだったと思う。間違いなく日本ロードレースの普及の礎となった組織だろう。JCRCの歴史に幕が閉じようと、この組織の遺志を継ぐ大会運営を他組織に期待したい。

いままで本当にありがとうございました。


P.S.

2020年以降はJCRCチャンピオンが選出されていないので、自分がSAクラスのラストチャンピオンか?ジャージ大事にします。

2020年10月10日土曜日

2020-10-10 古いロードもしっかり整備すれば応えてくれる(逆もまた然り)

 TCRをリニューアルしてからずっとTCRで走っている。

ちゃんと整備したロードは本当によく動いて気持ちが良い。また初めてツールボトル使ったけど、意外と悪くないな。トータルの収容能力の面を考慮するとやはりサドルバックが便利だけど、バイクがすっきりするので見た目が良い。なぜツールボトルを使っているかというと、サドルバックの摩擦でシートポストの塗装が剥げるのが心配だったというだけです。

そんなこんなでしばらくEMONDAも使っていないけど、レース出る予定もないし、また忙しくなる前にこちらもオーバーホールしよう。例年冬場にやっていたけど、どうせいつも後回しにするのでさっさと部品類をそろえるか。


懐かしレースの動画を見つけた。

2017年だからTCRでレースを走った最後の年だ。

ロードバイクレースとしてはかなり亜種の大会(トーナメント!)だったけど、進行のテンポが良くて走るも見るも楽しいレースだった。流石に当時ほどのパワーは出せないだろうけど、こんな小規模な大会が増えるとよいな。

というか、これロードバイクじゃなくてランでやったら面白そう。怪我人続出するだろうか?


TCRは安価な部品を選定して組んだけど、EMODNAはせっかくなのでワイヤー類などよさげな製品を探してみたい。ずっとシマノだったけどNISSEN試してみようかな。

2020年9月21日月曜日

2020-09-21 TCR大改修

  8月の御盆明けから計画したTCRの改修がようやく終わった。

 フレームにも傷が増えたため、思い切って再塗装を決意。塗色は初めて買ったロードバイクと同じブルーカラー。複数色も考えたけど、かなり手間がかかりそうだったので単色にした。写真じゃわからないけど、光が当たると塗装の微細なラメがキレイです。

 元のフレームは耐水ペーパー240で研磨し表面の塗装を剥がした。これが一番大変。とにかく手間がかかるけど、あまりたくさん塗装が残っているとその分重くなる。でも削りすぎてカーボン層まで研磨するとフレーム強度に影響するのでほどほどに。

 そのあとはホルツの塗装で下塗りシルバー→上塗りコズミックブルー→上塗りクリアー&つや出し研磨→ワックスで完成。クリアー塗装の前に各所へステッカーを貼り付け。結局塗膜厚が大きくなったので、全体重量は増えたと思う。まぁ余分なシートポストとフォークコラムの100円ノコギリカットとハンドルのカーボン化で全体重量は微増くらい?

 塗装自体は下記のブログを参考にした。

https://misteron.hatenablog.jp/entry/2018/05/17/213549

下塗り・上塗り・クリアーで各2缶、合計6缶のスプレーを購入した。ほとんどがヨドバシカメラのポイント支払い。大体1.5缶ほど使ったので、他に塗装しようかな。

 サドルは前回の通りラバースプレーで赤→黒に塗装したけど、組んでいる途中にゴムがはがれそうだったのでブチルチューブ用のゴム糊で補修したらきれいについた。

GIANTのロゴはカッティングシートを注文。大小2枚ずつで2000円くらい。初めてだったので貼るのは緊張。シートチューブ・クランプ・シートポストも同色にした。個人的にシートポストはフレームと同色が好き。

 ヘッドにエンブレムがないと寂しい気がしたので、好みでブルーインパルスのロゴステッカーを貼った。でもワイヤー類であまり目立たないな。

 カッティングシートはきれいについたけど、ステッカーは剥がれ易かったので、爪楊枝を使って瞬間接着剤を塗布。爪楊枝と指がくっついたときは結構焦った。取説読んでお湯をかけながらゆっくりと剥がした。ステム・シートクランプも塗装したけど、金属部品のほうが塗装し易い気がする。

 チェーンステーガードとして100円ショップのカーボン柄シールを貼ってみた。透明ビニルテープでもよかったかな?

 若干デチューンされている部分もあるけれど、ロードバイクにおいてカッコよさはすべてに優先される。OH部品を除く塗装関係の支出はヨドバシポイント分込みで大体1万円程度になった。もうちょい安くなると思ったけど、ステッカーが思ったより高かった。その分で塗色増やしてもよかったかな。

 駆動系部品を更新するとかかりが良くて気持ちがいい。軽量ホイールつければもっとキビキビ走るだろうからまだまだこのバイクも捨てたものじゃないな。

 とにかく塗装に時間がかかったので、何だかんだ1か月ほどかかってしまった。最初の塗装剥がしは覚悟がいるけど、始めてしまえば後戻りできないので、色々ミスもあったけど完成できて良かった。気温が低いと塗装のノリが悪いといわれるけど、新型コロナ関係でイベントの予定がなく、古いロードフレームがある方は、フレーム塗装に挑戦してみてはいかがでしょう。

2020年9月20日日曜日

2020-09-20 TCRの歴史

GIANT TCR ADVANCED 2 (2012) 


購入時のHPカタログ写真。白黒のはっきりしたデザインが気に入った。ロードバイクの「美しさ」よりも「競争」を重視している感じがする。

2012年レース仕様。当時は10速で、レースにはDURA-ACEホイールを使っていた。


2014年にツールド沖縄初参加してコテンパンにされた。その時に11速化を決断し、2015年11速化(6700→6800)。それに合わせてレース用ホイールをキシリウムにチェンジ(そして互換性を無視したシマノホイールを二度と買わないと決意)

このあたりからだんだんレースで勝てるようになる。

’17年箱根HC優勝 バーテープは白に戻す
特に2017年は大会規模は様々なれど、年間7勝と驚異的なリザルトを残した。一方で勝ちつつも最新設計バイクとの機材性能差が強く感じられるようになった。

’17年ツールド沖縄 TCR最後のレース

2018年からは新バイクのEMONDAをレースに投入し、TCRはすっかりスペアバイクになった。乗り心地はもちろんよいが、やはり加速性やバネの良さを鑑みるとレースに使うならEMONDAになる。それでもEMONDAが入院した際などは重宝している。

最近は中古のアルミディープリム装備

購入時の写真と比較すると、フレームセット以外に変更していないのはハンドルだけ。ステム・コンポ・ペダル・サドル他何だかんだと変えていった。金のかかるオモチャだけど、命を預けるものなので大事にしたい。

2020年9月13日日曜日

2020-09-14 膝の痛みが抜けてきた

 結局出張中も膝が痛いままだったけど、ようやくおさまってきた。
 雨も降らなかったので日曜日は久々(2週間ぶり)にロードバイクでサイクリング。やっぱりロードは気持ちい。
 負荷をかけずに40㎞強。ほぼ痛みも出なかったので、来週くらいに完治していることを期待しよう。

今年はあまりレース出る気なかったけどどうしようかな。
フィジカルレベルも低いので、10月にJCRC群馬が開催されるならEDクラスにでも出てみようかな。SA総合2連覇しておいてなんだけど、今SAに出ても2-3周でブッチギレそう。
あと箱根HCからもメールがくる。箱根HCは僕にとってヒルクライム初参加のレースであり、その後もヒルクライム年代別(’16)・総合(’17)で初優勝したレースで中々縁がある。やっぱり参加人数厳しいみたいだな。おそらく赤字覚悟の開催だろうけど、頑張ってほしい。「ならお前も出ろ!」と言われそうだけど、今年全くヒルクライム練習していないのでさすがに厳しいです。

このシルエットでメーカー当ては困難か。
ようやくフレームの準備が終わった。ワイヤー類がそろうまではワックスでもかけるかな。
今月中に仕上げたい。

2020年9月8日火曜日

2020-09-08 サドル補修?

サドルも長く使っていると革が剥げたりへたったりする。でも新品買うのも嫌なので、素人過ぎる延命処置をしてみた。
中央は元々赤色だったけど、18年冨士ヒル(?)でもらったラバースプレー黒で盛ってみた。とりあえず初期投資ゼロの対応。さわり心地はゴムっぽくてなかなか良いけど、はたしてどれだけの耐久性だろう?すぐ剥がれちゃうかな?
*確実に重量増加なのでシリアスレーサーにはお勧めしません。

2020年9月6日日曜日

2020-09-06 整備を始めると、予定外の出費がチラホラと(=いつものこと)

 急に膝が痛み始め、丸一週間ロードバイクに乗らなかった。
このまま来週は出張だから、もう二週間お休みかな。原因不明の痛みは不安だけど、そろそろ怪我の回復期間も気にするお年頃なので、しっかり療養しよう。
といいつつ、来週の出張業務内容は主にフィジカルワークだから膝への負担に気を付けよう。世間には「機械設計者」を名乗りつつも、実情は色んな現場でスパナを振り回す技術者は僕だけではないはず。

色々思うところがあり、白いGIANTのオーバーホールをしている。完全分解したのは2015年頃に11速化して以来か?色々手入れをしているのでまだまだ完成には時間がかかるけれど、やっぱり手入れしていると要交換部品が出てくる。基本的に6800アルテグラ組だけど、FDの調整ねじが固着していた。M4ネジなので交換用品はホームセンターで買えるけど、穴側が錆・ゴミによって既設ネジと噛んでしまい、分解困難。何ともならなければ金がかかるけど7000系か8000系のFDに変更予定。RDもばらしてみると、微妙にプーリーのプレートが歪んでいる。アライメントが悪いとそのうちプーリー軸受が壊れるかもしれないけど、それまでは動くだろうから流用。BB86も当然交換だが、たまたま放出品になっていたMTB用BBを格安でゲット。また、せっかくなので余分なシートポスト・コラム切断もしてみた。100円均一のノコギリでも何とかなるものだな。

2017年冬にEMONDAを購入して以来まともに整備していなかったので、色々トラブルを抱えていたようだ。GIANTはサラリーマンになる直前に購入し、2017年までに13勝を挙げたバイクだけど、EMONDA導入とともに扱いが雑になってしまっていた。
もはやレースで使わないバイクだけど、たまに乗るとやっぱり走りやすいバイクだ。保有している間は大事にしたい。

2020年8月30日日曜日

2020-08-30 自転車は速さ 選手は強さ

 うだるような暑さが続く。
 レースに出る予定もないのでちょくちょくサイクリング。
ヒルクライム練習していないので例年よりFTP低そう。でも下ハンドルフォームが多いので、上半身は(脂肪以外でも)ほんの少しがっしりしたかも?


 色々自転車を構想中。新車を買うわけではありませんが、完成したら掲載予定。だらだらやっているので完成は10月頃かな。

 最近の「速いロードバイク」というとエアロ・軽量・ディスクブレーキの最新仕様ということで、スペシャライズドを筆頭にトレック・メリダ・フェルト他色んなメーカーが新製品を出している。一方で「強い選手」が必ずしもそれに乗っているわけではないのも事実。イネオスのピナレロも最高級品だけど現在「最強」とは言われてないと思う。さらに近年大活躍のユンボが駆るのはビアンキで、良い自転車とは思うが「最速バイク」の例に上がってはいないと思う。国内については先日のJPT広島上位3名はキナン・ブリッツェンがそれぞれリムブレーキバイク。もちろん自転車のスペックが高いに越したことはないけど、最後に勝負を決めるのは結局人間なのだな。個人的にはビアンキは趣味じゃないけど、ユンボが活躍しているからもっと取り上げられてもよいと思う。

 そういえば日本を代表する自転車メーカーのブリヂストンは、意外にもまだディスクブレーキロードバイクを販売していなかった。CXフレームは出ているから、そろそろ発売かな。ねじ一本から大事に設計するメーカーなので、結構期待できると思う。


2020年8月10日月曜日

2020-08-10 連日猛暑

 7月までの雨が嘘のように連日猛暑日。
 久々に屋外で100㎞以上走るとバテバテ。テレワークで外出減ったこともあり、体温調整機能が落ちている気がする。やはり積極的に運動しないと人間ダメになるな。
 ヤビツ峠も久々に上ったけど、タイムはともかく峠の上り方を思い出してきた。ヤビツ峠自体はそんなに好きなわけではないけど、距離・勾配が丁度よいので体の使い方のキャリブレーション(?)に良い。


 結局買う気はないけど、ハンドル周り用品を調べてみたりした。
 ハンドルってシステムで考えればステム+ハンドル+バーテープ+グローブを一式で設計してもよいと思う。メーカーが「この組み合わせで最高のグリップ・エアロ効果・剛性を実現」とか言えば、結構売れるのでは?実際のところはともかくマーケティング的には狙えると思う。
 ちなみに私はグローブ・バーテープは消耗品程度にしか見ていないので、安物ばかり使ってました。少しはこだわるか...


 良い言葉でも安易に使いすぎるとその価値が下がると思う。新型コロナウイルス関連で「状況を注視する」という言葉の使用頻度が増えたけど、その後のアクションが全くないせいで、「状況を注視する=見てるだけで何もしない」という誤解が生まれてそう。本当はもっとしっかりした意味なのに。他にも東日本大震災後に「絆」という言葉が多くつかわれた。素敵な言葉だと思うけど、何等かにつけては「絆」という言葉を連呼するので、なんだか安っぽい響きがするように感じるようになった。
 「切り札は切りすぎては意味がない」というセリフをスターゲイト(だったか?)で聞いた気がした。大事な言葉は大事な場面でこそ使いたい。

2020年8月5日水曜日

2020-08-05 エアロハンドルが欲しくなったり

 依然としてレースに出る予定もないのに毎年新製品が出る季節になると物欲だけが発生する。
 最近の市場傾向はエアロ一色な感じがする。流行もあると思うけど、実績上げている人が重視しているのなら、やっぱり効果あるのかな。有名ブログ「IT技術者ロードバイク日記」の記事はエアロ効果をかなり重視した内容が多い(数値化できるので定量的に評価しやすいのだろう)。新型Tarmacについて今日時点で辛辣な見解を示しているけど、当然メーカーだって認識しているはずなので、エアロ効果・重量増を覆すだけのメリットがあるのだろう。新型EMONDAも同じくエアロ化・重量増となっているので、そろそろCd値・重量・剛性などを組み合わせた新たな性能指数が示されると面白いだろうな。
 
それにしてもSuperSixのリムブレーキ版がコスパ良すぎてビビる。天下のキャノンデールのフルカーボン・アルテグラ完成車(リムブレーキ)で驚きの224千円!2台目にディスクブレーキ車買わせる戦略だとしても、SuperSix自体相当性能が良いからディスクブレーキデビューが遠のきそう。

 新作フレームを買うつもりがない一方で、エアロハンドルに興味が出てきた。どのメーカーもハンドル周りのエアロ化を進めているので、間違いなく効果があるのだろう。ただ現在つけているハンドルが完成車付属の軽量モデルなので、あまり重量増加はしたくない。そう思いながらエアロハンドルかっこいいなと調べてみる。
 ハンドルを選ぶ際は価格・寸法・形状・重量といった要素のほかに、エアロモデルでは「XXといった条件下で○○W削減」といった記載がある。ただし重量とエアロ効果を高めるためにリーチとドロップを小さくしているモデルが多いことに気が付いた。数値上は嘘ではない。ただ、元のポジションを出すためにステム延長するのはいいけど、ドロップが小さくなって状態が上がったらエアロ効果が相当落ちるはずなので要注意だ。使っていれば慣れるのだろうけど。
 でもエアロハンドルってライトやメーターがつけにくそう。中々都合の良いパーツはないな。

 しばらく我慢すれば物欲は通り過ぎると思うけど、それまではカタログ見ながらエアロハンドルを妄想します...しかしかっこいいな。マジで買いそうだ。
でも本当に投資すべきは新しいヘルメットとシューズであることを思い出した。何にしよう。