2016年5月29日日曜日

2016-05-29 箱根ヒルクライム2016

4:30起床。
毎度のように軽く朝食をとり、5:00過ぎに出発。6:00過ぎに会場入りした。

箱根ターンパイクを走るのは他主催団体も含めて今回で3回目。いい加減コースの特徴も覚えたし、今年参加したヒルクライムでは3位、2位と続いているので、今回こそは勝ちたい。

会場では偶然にも学生時代の他大同期と一緒になった。しばし談笑した後、着替えてから近くの坂でウォーミングアップ。暑い日だったので、下山用に用意した薄手の長袖ジャージでアップした。ウォームアップ用の替えジャージを持ってきた方がよかったな。

競輪場で手荷物を預け、8:00頃に一旦スタート地点に移動した。スタート位置確認後に近くの坂でも走ろうかと思ったら、何故かすでに30人ほど並んでいる。9:00出走にしては早いと思ったけど、大学の後輩もいたので、僕もそこで待機することにした。(日陰で休憩していたら自転車移動が始まり、彼のスタートポジションを落としてしまった。ごめんなさい)。
8:20位には出走地点に移動し、開会式が始まった。出走9:00なのにやたら早い気がしたけど、スポンサーの関係とか色々あるんだろう(県議会議員、スポンサー社長が挨拶していく中、日向涼子さんが挨拶に登場したときだけ写真撮影が多かった)。
とりあえず3列目の中央に並ぶことができた。ただ、出走まで暑くて、結構ボトルを飲むことになった。とりあえず満タンにしてきて正解だった。

今回も年齢別でエントリしたけど、何故かチャンピオンクラスより先に出走。とにもかくにも、このクラスの1位がこの大会の一番ゴールだ。
待ち時間が長かったけど気合を入れて9:00レース開始。

結果:男子(19歳~29歳)クラス 優勝 44分33秒
このコースはいきなり10%の坂で始まる。スタートのクリートキャッチをミスった選手がいたため、スタート時に一度遅れたが、這うようにして集団前方に移動した。前方を見ると、エンドウ商会とGOCHIの選手がいきなりハイペースで先頭を引いている。皆ウォームアップが十分できていない中でのスタートアタックは後方には厳しいが、なんとか射程距離だったのですぐ後ろのポジションをとれた。
そんなこんなでスタートからいきなり縦長状態で始まった。
まぁ良くある光景。
とりあえずポジションキープ
しばらくするとエンドウの選手が後退した。しかし、GOCHIの選手が2,3名前方で展開している。ただ、序盤からダンシングが多かったりと若い感じの選手なので、オーバーペースで落ちることを祈りながら序盤は静観することにした。しばらくすると縦長の集団も散り散りになり、先頭は僕とドイ選手の2名となった。後方とも距離が開いたため、事実上僕とドイ選手の優勝争い兼本大会ファーストゴール争いとなった。
*レース後に分かったことだが、4月の八ヶ岳ヒルクライム、5月の富士国際ヒルクライムで別カテゴリだが参加していた。タイム的には1勝1敗。

ここからの展開が非常に厳しかった。何せ実力が拮抗し過ぎていて、ほぼ並走してレースを展開した。ペースを乱してやろうと思ってもお互い隙を見せないため前に出れない。言葉も視線も全く交わさないまま、ただお互い相手の隙を伺いながら並走し続けた。あの時間は本当に、ホビーレースとは思えない緊張感だった。

スタートから20分~25分位したところで、ドイ選手のペースが若干落ちるのを感じた。ここで勝負しないとスプリントまでもつれると思い、維持できる範囲でペースアップ。出力90%位から95%くらいまで上げ、じわじわと突き放しにかかる。ここでオーバーペースになったら逆転を食らうので、とにかくドイ選手のペースが回復するまでに出来るだけ距離を稼ぎたかった。

予想ゴールタイムまで20分以上ある状態で単独先頭となったが、とにかくケイデンス維持しながらオーバーペースに注意して走った。後ろから見えにくいラインを選んで走り、追いつかれたとしても戦えるだけの足も残すつもりで走った。運よく風も弱いので、独走がそれほど苦にならない。
仮に追いつかれてスプリント勝負になっても、昨年走ってコースを覚えているので僕の方が有利だと思い、落ち着くことができた。
ただ、先頭で走る様子をずっとトヨタ車から撮られていたので、若干意識してペースが乱れたかもしれない。

後方にドイ選手のジャージが見えるが、終盤のアップダウンに入ったので若干余裕が持てた。仮に下りで追いつかれても、余力はこちらの方があるはずなので、スプリントになった時の足を残しつつ下り区間に入った。だが、下り区間で距離を離すことができたのようなので、最後は全力でペースを上げてゴールに向かう。
ついにヒルクライム初優勝。
長い道のりだった。


ゴール後はドイ選手とレースの感想を話したり、大学後輩とお喋りしながら下山待ち。というか、預けた下山用荷物が届かないので、スケジュールが若干後ろ倒しになった気がする。
表彰後は下山ボランティアスタッフとして60名1列の先頭を走った。40km/h以下で走るよう指示を受けたが、アップダウンによる集団伸び縮みがあるので、おおよそ35km/h以下に抑えるようにした。やってみると難しい。
最後に下山スタッフ用「安全第一Tシャツ」を大学後輩に託して帰還。

反省/感想
・ペースマネジメント・・・序盤のスタートアタック(?)に対しても、無駄な足を使わずに対応できたし、ケイデンスも回し過ぎにならないよう管理できた。また、一騎打ち・その後の独走時にもオーバーペースにならないように走ることができ、落ち着いたレース展開が出来たと思う。また、去年よりも2分近くタイムを縮めることができた。
・平坦区間のペース・・・やはり、勾配が小さくなる区間でペースを上げるのがまだ下手。練習次第なのだろうが、こういう区間を走る力がないとKOHでは勝てないだろう。登りきった後にペースを維持・上げる練習をしてみよう。
・ライン取り・・・去年の箱根ヒルクライムで反省材料にしたライン取りについても上手くできたと思う。少なくともライン選択によって10秒くらいは稼いだのではないだろうか。
・補給の準備・・・駐車場を出る前とスタート20分前にMag-onを摂取したのが効果があったか不明だが、プラシーボは得られた。また、待ち時間含めて暑いレースになると思ったので、ボトルを満タンにしたのは良かった。結果的にゴールまでにほぼ飲み切った。「水が足りなくなるかも」というストレスとは無縁だったのは、精神的余裕につながったと思う。


まぁ、なんにせよ勝てて嬉しい。
ようやく「クライマー」を名乗れる気がする。
次のレースまでに気が抜けてしまう気がするが、今回のレースはこれで満足とする。

0 件のコメント:

コメントを投稿