東京マラソンを走ってきました。
とにかく素晴らしい大会でした。
スタートは新宿の都庁。人がたくさんいたので迷わず受付が出来ました。スタート前には給食場がありドリンクの他バナナ、トマト、ソイジョイが配られました。
こちらが荷物預け場。番号ごとにトラックが用意されており、非常にスムーズに受け渡しができました。
僕の並ぶスタートライン。あまり並んでいません。当日はとても気温が低く、皆日向の方に移動しているからです。
寂しいスタートライン。ビルの間だから日が差さない・・・でも雲一つない快晴で良かった。
続々と人が集まってくる。スタート前はビニル袋をかぶっている人が多い。ランの途中に係員に渡して捨てることが出来るようでした。
そしてついに号砲が鳴る。スタートと同時に前方で紙吹雪が見えるが、僕らが通過するころにはありませんでした。4~5分ほどでスタートラインを通過。初マラソンスタートだ。
結果:マラソン一般男子 完走 04:20:41(04:16:32)
もうね、応援がすごいんですよ。こればかりは参加しないとわからない高揚感です。
スタート直後に「あとたった42㎞!」の看板が見えり、非常に前衛的なコスプレの方々(ルフィ&エース、医者、サラリーマン、ジェイソン、くまもん、ナス、鬼、ケーキ・・・)がいて応援する側のテンションも高い。脇を走ると皆ハイタッチをしてくれる。終始道路に応援がいるので、常に皆ハイテンションだ。こんなの東京マラソンだけだろうな。
因みに参加人数が多くても、道幅が広いので走りにくさはありませんでした。僕みたいにイベント目的で参加する以外にも、記録を狙って走れそうなコースです(素人の考察ですが)。
途中で見つけたサポーター達。AEDをしょって走っている人もいれば、報道用のカメラを担いで走っている人もいる。すごいな。
トイレはかなり多く設置されており、スタート前に行けなくても途中で寄れる。
補給ドリンクは前半から、給食は中盤から始まる。給食はバナナ、トマト、パン、塩飴にチョコが配られた。バナナは1/3程にカットされているが、ぬるぬるしてとりずらい。一方トマトは低カロリだが、食べやすかった。僕は自転車のくせでパンをレーシャツのポケットに突っこんで走る。飴も沢山とったが舐めないので、応援の子供たちに配りながら走った。
と楽しく走っていたのだが、僕の最長走行距離はハーフの21㎞だ。いよいよ未知の領域への挑戦が始まった。
東京スカイツリーもはっきり見えた。23㎞位かな?このあたりから足が重くなる。
途中のトイレより。僕と同様にスピードダウンする人多数。正直ね、10㎞1時間ペースでゆったり走れば4時間で走れんだろ、と思ってましたよ。ところが東京マラソンが面白くてどんどんペースが上がるんです。20㎞の時点で予定より15分くらい速かったし...段々とハイペースのツケが僕を襲う。
浅草雷門前。記念撮影スポットらしく、僕も撮ってもらった。写真撮ってばっかりだが、走るばっかりが東京マラソンではない。とにかく楽しんだ者勝ちだ。
走る先々で催し物がある。ここらで25㎞位かな。ここでセカンドウィンドがふいた。序盤のようなペースでどんどん進む。大会公式の補給以外に、応援からの善意の補給がある。バームクーヘンやチョコレイトを食べながら頑張って進む。が34㎞くらいでついに風が止む。
ここから僕の本当の闘い、マラソンの真の姿を見ることになった。
後半に入りアップダウンが始まる。足が痛くなり、ついに登坂は歩いて通過することを決意。ほんと足が痛いんですよ。途中4時間ペーサーに抜かれたが、もう4時間は諦め、とにかく完走を目指す。「いつ頑張るの?今でしょ!」とか「もうすぐカメラだから走れよー」「その苦しさは気のせい!」「明日の仕事は諦めろ!」など暖かい声援を受けながらよたよたと走った。
ようやく38㎞地点。このあたりから「1㎞って一体何㎞だよ!」と思うくらい1㎞を長く感じた。ゴールに向けて橋が増え、その分登坂も増える。当然歩いてクリアするつもりが、ここでロッキーのテーマソングが大音量で流れる。これは卑怯だろ・・・と思いながら再び走り出す。応援の人々とハイタッチをしながらサードウィンドを引き寄せて再び加速。まぁ長くは続きませんでした。でも「お祭りを楽しめよー」という掛け声でハッとした。あとたった数キロで終わってしまうのだから、最後まで楽しく走ろう。
41㎞地点。ここも登り坂。皆きつそうだけど、あと少し、あと少しだけど永遠に感じる。ここを越えればビックサイトだ。
そしてついに42㎞地点。足はとっくに限界だがついにここまで来た!
かっこよくゴールを抜けたいが、みんなヘロヘロ。
あとちょっと。
ゴール。ゴールだ!やっと終わりだー!と思えるくらい・・・きつかったです。この三週間で計1時間程しかはしってないとか、マラソン舐めてました。ごめんなさい。
でも、完走できて、本当に、良かった...
公式サイトの速報データ。35㎞からのタイムがむごいことになっている。良く完走できたものだ。
ゴール後はタオル、ドリンク、給食、メダル、そしてエアーサロンパスをもらった。外国人ランナーがカメラを用意していたので撮ってあげた。彼らも初マラソンだったらしい。そういえば外国人ランナーも多かった。それだけ規模の大きい大会だった。
東京マラソンでなかったら、完走できていたかわからない。とにかく、運営がすごかった。各種受付がスムーズで、皆笑顔で対応してくれる。数万人の参加にもかかわらず、レース後の荷物受け渡し場所に行ったらすぐに渡された。これにはさすがに驚いた。他にも要所要所で手際よくボランティアの方々にはお世話になった。東京マラソンはこのボランティアに支えられているといって過言ではない。本当にありがとうございました。
書きたいことはたくさんあるが、とりあえずここでお終い。しばらくマラソンはいいかな、と思うが東京マラソンはまた来年も応募しよう。初心者でも出る価値はあります。
次は自転車だ!と言いたいのだが、マラソンのダメージが大きい。歩くのさえしんどいです。
はたしてどうなることやら。