2019年5月19日日曜日

2019-05-19 車坂峠ヒルクライム

2019年初のヒルクライムは車坂峠!

というほど実はテンション高くない。何だかヒルクライムはもうやり切った感があり、若干モチベーションが低め。それでもロードレースにおいて僕の得意分野は登坂だし、レースに出ればまたやる気も起きると思ったのでエントリィ。
元々5月に出るレースを探していた。同日開催のハルヒルは過去に1度出たけどキャパシティの割に集客し過ぎてやりにくかった記憶があるので、小規模ながらも雰囲気の良かった車坂峠への出走を決めた。
決めたのはいいけど、実は連休明けから風邪気味で鼻・喉の調子が悪い。まぁロードレースのように激しいアタックをする訳ではないから大丈夫だろう。まぁ勝負の前から言い訳つくっても仕方ないし、楽しんできましょう。

前日移動で当日は快晴。
今回はアフターパーティーが山頂で実施されるのだけど、レース後の帰宅時間短縮も鑑みて、山頂側に駐車した。標高並みに気温は低かったけど、陽射しがあるのでポカポカする。スタート地点への下山時には長袖を着たけど、出走時は半袖半パン。もちろん日焼け止めも忘れずに。
相変わらず素敵な勾配
小諸市はサイクリングイベントに力を入れているらしいが、ナニコレ?
2年前の教訓(?)より、今回はフロント34・リア30というあざみライン仕様のギア比で組んだ。とにかく「脚が回らない」という事態だけは避ける。
なお、普段通りキシリウムを使うつもりだったけど、今回はFキシリウム・Rレーシングスピードとした。実はキシリウムのベアリングがゴリゴリになっており、モノタロウで替えのベアリングを注文したのだけど、リアのベアリングサイズをミスってしまい、交換できませんでした。ベアリングは1個数百円だけど、勿体ないミスをした。

スタートは10:30なので、結構時間に余裕がある。手荷物預けのバスもオフィシャルには10:20までとあったが、昨年は速めに出発したらしいので余裕をもって10:00前には預ける。スタート地点に男子トイレが2個しかなかったのが残念だったけど、そんなに行列していなかったから結果オーライか?
出走は20歳以下から40台までが一斉スタートとなった。3列目位をゲット。
先頭に小中学生も並んでいたので、スタートダッシュでぶつからないように注意が必要。お互いの安全のために、20歳未満は左端スタートとかにすると良いかもしれない。
ゆったりとした雰囲気の中、10:30スタート。

結果:総合2位(年代別2位)42:30
スタートと同時に縫うように前方へ移動。あまり飛ばしたくないので先頭を獲りペース走で走らせてもらう。一応ターゲットとしては300W強を目安にクルクル回す。僕自身体重も絞れていないし、入賞も難しいと思っていたので、今回の目標は「終盤までペース維持」であった。2年前は序盤から突っ込み過ぎて後半激タレしたので、ペース配分を意識する。
そんな感じで走っているとアクアタマのワカマツ選手と2人旅になる。先は長いし、お互い特にアタックするわけでもなく淡々と登坂をこなしていく。ただ、しばらくして若松選手のスピードに対し、僕がオーバーペース気味になってしまい、先は長いと思って千切れることにする。後半にかけて急勾配区間が増えるので、そのうち追いつくチャンスがあるかも、なんて甘い推測を抱きつつ、勇気ある撤退をした。
勇気ある撤退を選択したまではいいけど、結局その後がダメダメだった。
単独走になってから出力が上がらない。心拍数はいいとこまで上がっているし、決して前半オーバーペースになっていたわけではないのだけど、先行しているワカマツ選手に追い付けそうにないこと、このままのペースなら2位確定といった気持ちになり、ペースが上がらない。軽いギア比のおかげで脚が止まることはないけど、ついつい楽を選んでしまい、結局出力が上がらない。1名追走が来たので、そちらの方には負けないよう何とかペースを維持し、淡々とゴールに向かう。
結局微妙なペースのままゴール。ただ、車坂峠の頂上はとても景色が良く、たくさんの方から声をかけて頂けるのでとても気持ちが良かった。
ゴール後は集中力が切れた関係で咳が悪化。辛いぜ。

その後はランチパーティや表彰式。決して大きい大会ではないけど、車坂峠ヒルクライムはこのあたりの雰囲気がとても良いので、コースはエグイけどとても良い大会だと思う。
因みに総合優勝のワカマツ選手はシャンパン開けていた。これだけ羨ましかった。
渋滞に巻き込まれながら何とか帰宅。

反省・感想
目標設定失敗(不足)…結果的に総合2位となったけど、レース以前に走る態度がダメ過ぎた。後半追いつくつもりなら、相手が落ちてくるのを待つのではなく、自分からペースを上げないといけない。目標タイムや出力を明確にしていなかったので、ダラダラと走ってしまった。元々峠のタイムに興味がないというのもあるけど、せっかくのヒルクライムレースなのだから出し切った方が良いに決まっている。以後注意。
ギア比の良し悪し…このコースで34×30にしたのは間違いではなかったと思う。ただ、上記の通り走りが下手だったのに加え、軽いギアで「楽さ」を選んでしまったのがいけない。どんなギア比だろうと、目標に向かうための負荷に変わりはない。楽して勝てるわけないのだから、負うべき負荷・リスクから目を背けてはいけない。
レース後の注意…直接僕とは関係ないのだけど、ゴール後に単独下山していた選手がガードレールと接触し、救急搬送されたと聞いた。レースで疲労した状態で急勾配の下りでバイクコントロールのミスをしてしまったようだ。こういった事故は選手の技量に問わず発生しうる。「まさか自分はミスらない」なんてうぬぼれずに、十分注意しよう。

2年前にも書いたかもしれないけど、このレースはとても温かみがあって楽しい。
富士ヒルやおきなわにない良さがあると思う。
ビッグレースも良いけれど、車坂峠みたいな雰囲気のレースももっと増えればうれしい。

それでは次戦に向けて風邪を治さねば!



2019年4月27日土曜日

2019-04-27 第2回 富士スプリングエンデューロ

スポーツエントリーを眺めていて見つけた「富士スプリングエンデューロ」。
何気に今まで富士スピードウェイを走ったことなかったし、たまにはエンデューロ系レースも出たいと思っていたので、大型連休初日の本レースにエントリィ。
カテゴリは「アタック100」で、約100㎞のレース。上には「アタック180」があるけど、補給やトイレの心配などするとレースを楽しめそうにないので、100㎞にした。180㎞だと帰りも遅くなるし...

何だかんだ早起きして6時前に富士スピードウェイに到着。
初めてサーキットに来たけど、日本CSCとかとは比べ物にならないくらい広い。これだけでも来たかいがあった。
道中雨が降っていたけど、到着したらたまに日差しも出るので安心(油断)していた。
そういえばコースピットにはたくさんトイレがあった。レース前に行列をつくる必要がないので、これは本当に助かる。

寒い中自転車を組み立て、しばらく時間を潰して8時から試走。
路面は乾く傾向にあったので、空気圧は高め。コーナーがきつい部分もあるけど路面がきれいなのでそんなに心配は不要。スピードが出るコースで中々楽しい。事前の調査不足だったのだけど、ホームストレートに向かっては若干登坂がある。アウターで登り切ってしまうような坂なので決定打になるかは不明だけど、アタックポイントの一つだろう。

試走していたら暖かくなってきた。多分レース待ち時間は寒いだろうけど、レース中は暑くなるだろうと思い、ウィンドブレーカーとニーウォーマーを外してスタートラインに移動する。
そこで久々にYoucanのオオクラさんに会う。富士チャレ常連らしいので色々話を聞いていると「このコースは逃げが決まる」とのこと。こんなスピードコースで逃げれるの?と聞いてみたら、「2年前に俺が逃げて優勝した」とのこと。本人談なら間違いないな...
因みにその時の自転車談義が面白かった。
Q「アタックを決めるコツは?」
A「決まるまでアタックを続けること」
これぞ真理だ。本当に難しいのはアタックを決めた後なんだよね。
並んでいると段々天候が悪くなり、なんと雨が降り始める。朝の天気予報だと晴れだったのだが。運営側からも落雷が確認された時点で即レース中断、その他の天候については随時審判から変更指示が出る可能性について説明があった。中断したら残念だけど、こういったイベントは無事に終了することが大事なので、運営側のスパッとした判断は助かる。

9:30に180kmがスタートし、その3分後に100㎞が出走する。例によってMATRIXの監督が大事な話をするのだが、長話になってしまい「やべ、じゃぁ10秒後スタートな!」と慌ただしくレーススタート。

結果:アタック100 優勝(悪天候のためレースを2時間に短縮)
スタートと同時にサポートのMATRIXの選手がダッシュ!いきなり来た、と思ったら勘違いらしく、他のMATRIXの選手が「パレードだよ!」と周囲を制し、すぐに隊列を整えて走り直す。最初の集団はアタック100と4時間エンデューロが混走しているので150~200人くらいの集団か?とにかく安全第一で走る。そのまま丸一周パレード走行で、2周目のホームストレートでパレード解除。
とりあえずセオリー(?)通りがつんとペースが上がるので集団に混ざって走る。ペース速いなぁと思いつつ、MATRIXの方々がローテーションでかなり引いているので、多分安全のために集団を細切れにしようとしているのだろうか。細切れにされないようにしないと。
それにしても雨が強くて嫌になる。最初の一周で靴下はずぶ濡れ、視界は悪いし、晴れると思ってタイヤの空気圧を下げなかったので、自転車を倒しこむ気になれず、ストレスが溜まる。当初の目標は「集団で脚を溜める技術を学ぶ」「平地得意の選手の動きを観察する」「ゴールスプリントに参加する」だったのだけど、こんな雨ではどれもダメそうだ。大集団で下手すれば落車もあり得るから、いつも通り(?)どこかで仕掛けるか...
とりあえず強豪オオクラさんをチェック
毎回のようにホームストレート手前の登坂区間でペースが上がるけど、その後のストレートで捕まってしまうので、難しいところ。まぁ前述の通り「決まるまで打つ」しかないんだろうなぁ。
そんな時、ローテーションの関係で登坂手前の下りで先頭になり飛ばしていたら集団から距離が離れた。光の選手がついてきていて、光の選手が登坂区間で上げるのでそれに強調して僕も逃げを打つ。ただ、光の選手はきつそうなので、これは失敗かなと思うが、まぁアタックなんて簡単には決まらないのでまた集団に戻るか、なんて考えていたら、実は自分の前にSDLナカムラ選手が前待ちしていたので合流。
スタートから20km位で2名VSメイン集団。ゴールまで75㎞程なので去年のツールドおきなわよりヤバい距離では?まぁ楽しんだもん勝ちだし、このまま行ってみましょう。
まぁ実際のところ悪天候なのでメイン集団は機能しにくいだろうし、それなりの勝機はあると思う。二人で走っていると、ナカムラ選手は雨を気にせずグイグイ下るので、若干離される。さっさとこのペースに慣れないと後半ヤバいな。と思いながらローテーションして走っていくと、登坂力は僕の方が上っぽい。
雨の中2名逃げで登りVS下りってシャカリキっぽいな。なんて思いながら走り続ける。まぁ千切りあいではなく協調でしたが。
「いま落雷があれば1-2位だね」なんて冗談を言いながらローテーションを続ける。
途中バイクが3分前にスタートしたアタック180とのタイム差を報告してくるのだけど、正直全く興味がない。そんなことよりもアタック100メイン集団とのタイム差を教えてくれ。
周回を続けるうちに雨がどんどん強くなってくる。水没したアームカバーを外そうとするが、指がかじかんでかなり手間取る。補給も指が動きにくいし、シフトチェンジすらやりにくい。Di2とかだったらこんな時も楽なんだろうなぁ、と思うけど買うことはないだろうな。時間経過とともにどんどん体が冷たくなってきて、本気でDNFしようかと思ったけど、まだ優勝の可能性があるので走り続ける。
11時頃にバイクが寄ってきて、レース中断の報告を聞く。レース時間を2時間で終了とするため、11:33を過ぎた後のゴール順位で表彰するとのこと。この時点で後続と1分50秒ほどの差。タイム差は広がる傾向だったし、この時点から後続集団が協調できるとも思えないので、あとはトラブルを起こさないように2名でゴールを目指すのみ。
と思っていたら登坂区間でナカムラ選手が千切れる。前の周から寒さでかなりやられたようだ。彼の下りは頼りになるのだけど、残り1-2周ほどなので、あとはソロで頑張るか。
淡々とペースを刻み、バイクに誘導してもらいつつフィニッシュ。当初より短かったけど、80㎞走れたので良しとしよう。
転んだらカッコ悪いのでガッツポーズは片手です。
今期3勝目!
流行りの「ディスクブレーキ&エアロロード」勢に勝った!

問題はレース後だ。低体温症っぽくなり、とにかくつらい。持ってきた食べ物を全部食べ、濡れたジャージから着替えても震えが止まらない。苦しい中自転車をしまい、缶コーヒーで暖を取りつつ表彰を待った。嘘みたいだけど、レース中よりきつかった。実際今回のレースは寒さに耐えられずDNFした選手が多数いたようだ。
そんなことがありつつも、チャンピオンジャージ獲得。
寒さに震えながら、何とか無事帰宅した。
疲れていたけど、水気に弱いEMONDAをメンテ。やっぱり雨のレースは嫌だなぁ。

反省・感想
準備不足…結果的にレースは優勝したけど、元々大集団レースのトレーニング気分で参加したのが良くなかった。悪天候に対する準備がまったく出来ていなく、結果的につらい思いをした。フェンダー、シューズカバー、レインソックスに帽子などそれなりの対策はできたはずなのに。中途半端な走りでは自分と他選手を危険にさらす。順位云々の前に自分のための準備はしっかりやろう。
初サーキット…何気にサーキットレースは初めてだった。路面がきれいで走りやすいし、確かにチームエンデューロとかには向いているのだろう。本当に晴れていれば最高だったんだろうなぁ。あと、アップダウンがあるのは知らなかった。今回は登坂があったおかげで勝てた感じかな。
いよいよ逃げ職人…去年のツールドおきなわ以来スプリント強化(技術面)を意識していたけど、大舞台での逃げを経験したおかげで、今回も逃げ切り勝利を収めることが出来た。逃げが出来るかどうかはレースの雰囲気に左右されるのだけど、「逃がしてくれる空気」を読めるようになっているのだろうか。あと、逃げた後の出力の出し方も上手くなったと思う。もはやパワー値が上がるような年頃ではないけど、技術次第で強くなれるんだろうな。

色々反省点は多いレースだったけど、今年はこれで開幕3戦3勝と、これ以上ない結果だ。冬の間三浦半島を走りこんだ効果かな。
ただウェイトがアレなので、次戦のヒルクライムはあまり期待できないかな。まぁ楽しんだもの勝ちだ。頑張っていこう。

*追記
本大会のレースレポートを検索すると、「雨で酷い」「低体温症になった」「雨でスピードが出てブレーキが利かない」などとネガティブなコメントをしている記事が見つかります。ただし、悪いのは「天候」であって「レース運営」は素晴らしかったと思います。
第一に悪天候時に参加するかを決めるのは参加者本人、低体温症云々の体調関係は(私を含めて)個人の準備不足が原因です。更に言えば、「雨でブレーキが怖い」というのはレース以前の問題です。そもそも自転車で「怖い=コントロールできない」速度を出してはいけません。自分だけでなく他参加者を危険にさらすことは絶対に許されません。
何百人もの参加者を無事に帰宅させるため、運営側は常に難しい判断が要求されますが、本大会は「落雷が観測された瞬間速中止」や、参加者が体調を崩して事故が多発する前にレースの切り上げをするなど迅速な判断をしていました。
なので来年参加を検討している方へのアドバイスで繰り返しになりますが、悪かったのは「天候」のみで、運営は素晴らしかったと思います。

2019年4月21日日曜日

2019-04-21 2019東京都クラブ対抗ロードレース

一年ぶりに都ロードに参加しました。

オリンピックに向けて改修工事が進むため、僕にとっては多分今年最後の日本CSCレース。(平成最後の日本CSCレース?)
去年クラスBで勝ったので、今年は超久々にJCF登録をしてクラスAに参加。
出走は6名と寂しい。来週のJBCFに向けて調整している選手が多いのかな?チャレンジロードで全日本出場権を獲得したニシタニさんが要注意人物。アタックの強さは身をもって知っているし、少人数である以上全てのアタックに対応しないといけない。

因みに都ロードのクラスAは周回賞が定められており、ゴールを除く9周を先頭通過すると周回賞(金千円)が付与される。なので、秀峰亭でペースが上がる可能性が高い。
そんな訳で今回の作戦は下記の通り。
 1.周回賞は獲れそうだったら獲る。ただし無理に脚は使わない。
 2.周回賞を狙っている選手がいたら、自分も獲る振りをして脚を使わせる。
 3.周回賞直後に猛アタックして秀峰亭でもがいた選手にダメージを与える。
 4.対ニシタニさんとして、受け身にならず常に攻める姿勢で臨む。

受付後に試走を2周。風は弱く日差しを強く感じる。インナーとアームカバーを外して半袖半パンで走ることとした。半袖は去年11月のおきなわ以来かも?
90分強走るのでボトルは550ml×2本(CCDと水)。一応補給食として粉飴ジェル2本(100kcal×2)。CCDも粉飴も以前のレースの副賞だけど、立派な補給食貰っても普段の練習じゃ使わないのだよな。
スタンドの工事が進んでいる
出走に向けて整列すると、やはり皆が注目するので、ニシタニさんが「オヤジ狩りやめてよ~」なんて言っていたけど、どう見ても狩る側の人間です。
僕含む6人中4人がボトル1本だった。日差しが上がれば皆水不足になってダウンするかも、なんてせこい事考えながら10:00に出走。

結果:クラスA(左回り10周半) 1位
バイク先導が無いため、ホームストレートをそのまま下っていく。1号橋からの登りはニシタニさんが踏んでいくが、他メンバが追ってくれるので自分は最後尾でつながる。下りで上げる様子はなかったので、2号橋に入る前に下りで飛び出して、下りが苦手なメンバがいるかをチェックする。秀峰亭に向かっては程良いペースで上がり、GIANTの選手が先行する。だが、実は最初の半周には周回賞が設定されていないのだ(笑)。知っているメンバは脚を使わずに登っていく。
続いてのヘアピンに向けて下りを使ったアタックを仕掛ける。それに対して登坂区間でニシタニさんが仕掛ける、更に1号橋からの登り返しで再びアタック、とニシタニさんとのアタック合戦になる。そのまましばらく独走し、初回の周回賞を獲得したところで追走と合流、すると見せかけて再びヘアピンでアタックを打つ。前の周同様さらにアタックが返されるが、最大パワーでは敵わないので、距離を置きつつ下り区間を使って再び追いつく。ニシタニさんのキシリウムよりも僕のレーシングスピードの方が下りが速いと思ったのでとった戦術だ。出来るだけ消耗しないように追いつき、アタック合戦(先頭2名のガチンコバトル)を続ける。
体の調子は良いので、このまま体力勝負に持ち込むことにした。ハイケイデンスのアタックに見えにくいアタックを繰り返し、2回目の周回賞を獲得、そのまま突き放しにかかる。
ある程度の距離が離れたが、まだゴールまで1時間以上ある。油断すれば簡単に形勢逆転されるので、とにかく集中して逃げる。下りは踏まずにエアロフォームに集中、その分登りでパワーを使う。
そういえば日本CSC左回りだとノーブレーキで走り切れる。独走になってからブレーキを握った記憶がない。
淡々と周回をこなすが、やはり段々と周回ラップが遅くなる。それでもロスを最小限にし、大きな失速もなく逃げ切り勝利。
何だかんだ周回賞全部取っての優勝だったのでホクホク。
まぁ自転車で得た臨時収入なので、次のレースエントリに使います。
相変わらず東名が事故渋滞していたけど、遅くならずに帰宅。

反省・感想
・アタックに対して丁寧に対応できた…今回みたいな少人数の場合に限られるけど、極力無駄なパワーを使わず、コースの特徴を生かして追いつく展開が出来た。一方で出力は低いながらもアタックを連発できたのが良かったところ。
・急勾配区間での対応力が弱い…急坂が特別苦手という訳ではないのだけど、勾配がきつい区間は苦しいので受け身になることが多い。勾配がきつければ登るのがきついのは当たり前のことなんだが。多分急坂で頑張るとその後失速しやすいから慎重になっているのだろう。これは練習で要改善だ。
・補給と集中力…後半にかけてラップが段々伸びたのは、下りが遅くなったから。登りはペースコントロールしていたのでそんなに変わらなかったと思うけど、段々疲れてくると下りのフォーム・ライン取りで楽をしようとしているのに気が付いた。最初の45分でCCDを飲み切り、後半は水しか飲まなかったけど、もっと頭に糖分が回れば下りの集中力が持続したかもしれない。ケチケチせず、次は両方スポドリ系にしよう。

色んなレースで逃げをやったおかげで(勿論失敗数の方が多いです)、単独逃げになった際のペーシングは結構上手くできた。まぁ修善寺だからできたっていう展開でしたが。


次戦は富士スピードウェイ。東京オリンピックロード種目のゴール地点だ。
正直なところ、自分の脚質で通用するとは思えないので、出来るだけ先頭付近に食らいつき、平坦が得意な選手の走り方を学んでこよう。
なにより走ったことのないコースなので楽しみ。

来週も晴れますように。

2019年3月31日日曜日

2019-03-31 JCRC第1戦 in 日本CSC

2019年初戦はJCRC、ということで今年も(学連出身者の)自転車の聖地修善寺に行ってきました。

夜に雨が降っていたようだが朝方には晴れていて、会場に着くころには路面も台分乾いていた。
ただとにかく風強い。天気予報では最大7m/s程のようで、普段だったら自転車に乗らないレベルの風速だ。
それでも天気は快晴で、厚着をしてウォームアップをしていたけど、レースをする頃には上下半袖+半袖インナー+アームカバーにした。アームカバー無しでも良さそうだったけど、日焼け止めクリームを忘れたので今日はカバーは外さない。何だかんだ日焼けダメージは無視できない。
参加カテゴリはSAクラス。8周+αの左回り秀峰亭ゴール。
相変わらず強風が吹いており、下りに対して向かい風となっている。下り手前でアタックをかければ後続が追走しづらくなるかもしれない(その分自分もきついだろうが)。
出走は12名程で少人数。とは言えフラットのスプリントでは最強クラスのイノウエ選手、自分と脚質・脚力が同等のクモン選手、総合力でずば抜けてるナカオ選手らがいるのでキツイ展開が予想される。特にイノウエさんとスプリント勝負、ナカオさんと終盤の駆け引きだけは絶対にしたくないので、ゴールに至るまでにある程度動いておく必要がある。のだけど、やはりシーズン序盤でフィジカル・スタミナに不安があるので、序盤は出来るだけ温存したいなぁ。
出走時に役員の方に前半のレースで落車があったか聞いたら、下りから橋を通過する際に横風で煽られて落車があったとのこと。マジか、とにかく安全第一を再確認する。
快晴の中、10:40レーススタート。

結果:SAクラス 優勝
 1号橋を下り、上りが始まるところでパレード解除。序盤は自分自身のコンディション確認と他選手の観察、そして残り4周くらいから仕掛け始めよう、前半は他選手にコントロールを任せよう、と思っていた。いきなりナカオ選手が上げる。え、と思っていら他2名が反応し、そのままガンガン登っていく。
 あれ、これヤバいやつか?
 ロードレースは逃げに対して追走のメイン集団が有利である、というのはアマチュアには通用しない常識だ。スタートアタックが決まってしまうことも決して珍しくはない。メイン集団に「追う意志・追う脚」がなければ、メイン集団はそのまま泥船と化す。現時点のフィジカルでは逃げに紛れて8周走るのはきついと思ったので、ブリッジ出来る距離まで詰めて、逃げの動きを様子見する。
 1周位で逃げ3名もペースを落としたので次の秀峰亭の坂あたりで回収。そのまま所々ペースを上下させながらレース継続。それにしても風が強すぎて下りがキツイ。僕含め強風でラインが乱れる選手が複数名いた。怪我だけはしたくないのでマージンを確保して走る。
 その後も何回かアタック気味の動きがあったけど、気持ちに余裕が出始めたので、僕も秀峰亭下から上げてみる。数名は僕のことをマークしていたようなので、良い感じに活性化する。その後長者ヶ原あたり(?)にかけてナカオ選手がアタックしたのに合わせて僕ともう一名が反応し、3名のパックが出来る。全員積極的に動くタイプなのでこの動きは決まる!当初の想定よりは早いタイミングだけど、3周目くらいから先行集団として動くこととなった。
 次周の1号橋からの登りはナカオ選手が引くので後ろに着くが、メーターがずっと400W位を示している。あぁ、こんなペースで後40分は無理...と思うが、逃げが決まるまでのペーシングと信じてただただ耐える。そうしているうちに、それ以上のペースで追走が合流し4名となる。強風で言葉を交わすのも難しく、それでも逃げる意思は共通しているので淡々と走り続ける。
 途中で1名脱落し、残り3周へと突入。ゴールまで30分を切った。僕の他はナカオ選手とクモン選手。さぁどうする?
 じわりとペースアップを試みるもあまり影響はなさそう。むしろ両名とも僕より下りが速いので、勝負をかけるなら登坂区間でアタックするしかない。
 ラスト一周に向かう2号橋を先頭で通過し、一旦ペースダウン、してからの再加速アタック。どうだ?と走りながら振り返るとクモン選手がピッタリとつくが、ナカオ選手が遅れている。このアタックで両脹脛が攣ったけど、ナカオ選手相手なら安い代償だ。更にJCRC獲得に向けてペースアップ、の振りでダンシング。運よくクモン選手が釣れて、JCRC賞は獲られるものの、脚を使わせることに成功。
 そうしてラスト一周は二人旅。
 1号橋からアタックしても多分下りで追いつかれるので、ナカオ選手が追撃できない距離を目安に上り、下りも無理に踏まず2号橋を先頭通過し、最後の秀峰亭へ向かう。
 登り始め区間から牽制する振りをして一気にペースアップ。ちょっと差をつけるけど、すぐに詰められる。ただ前2回のペースアップでこちらがレースをコントロールしている風に印象付けるのが目的なのだ、と自分に言い訳しながらゴールへ近づく。今度も先行して長めのスパート。後ろは振り返らずに全開走法。インから刺されないことだけ注意したライン取りでゴールまでもがく。ゴール直前でかなり詰められているのには気付いたけど、なんとかゴールラインまで逃げ切った。
 辛勝でも勝利。
 ゴール後はナカオ選手から色々興味深い情報を頂いた。宮古島出たいなぁと思いつつ、多分5-6月は訳アリな出張が入りそうなので、自重かな。

帰宅後は異様に腹が減った。燃費悪いなぁ。

反省・感想
マークされている中でも考えて動けた…昨年度JCRC年間優勝したのとツールドおきなわでマイナーながらも活躍したので若干周囲に警戒されていたけど、振り切って走ることが出来た。まぁ登坂コースだから何とかなったのかもしれないけど。
・下りのレベルアップに向けて…下りが得意とは言わないけど、もう少し速く下りたい。フォームもそうだけど、フリーハブの状態も見直そう。ロードレースは脚の削り合いなので、無駄遣いのない走りをしたい。
スプリント勝利…昨年度は一騎打ちで負けるパターンが多かったけど、登坂スプリントとは言え久々に競り勝った。相手の動きに合わせて負けるパターンが多かったので、今回のように相手をコントロールするようなスプリントをしてみたい。ただ、純粋にMAXパワーが低いので、今後もフィジカル・フォームの改善が急務。

勝てたのは嬉しいが、シーズンは始まったばかりで、周りの選手もこれからコンディションが一気に上がる。皆と楽しく競い合えるよう、また練習を重ねよう。

2019年3月30日土曜日

2019-03-30 2019年も走ります

もはや見ている人はいなそうだが、約三か月ぶりに更新してみる。

実は年末に風邪引いたり、年明けから故障したり、短期出張が連発したりで冬場はあまり練習していませんでした。まぁ例年通りです。
レースオフシーズンは思うところがありEMONDAを離れてGIANTで走っていました。軽量バイクは雑に走っても簡単に加速するので、スキルをあげたかったことと、GIANTの走りやすいさを楽しみたかったこと。速さはともかく走りやすさはミドルグレードフレームの方がよく感じる面もあった。

3月頃から再びEMONDAを組んで中旬にヤビツ峠(3カ月ぶりのヒルクライム?)を走ったらブラケットが緩んでビビる。やっぱり整備スキルが落ちている...そんな感じで再び組み直し、3月中~下旬になってようやくEMONDAを走れる形に出来た。
毎年の通り春は弱体化したものの、今年度も自転車レースを楽しみたいので、再び練習を煮詰めます。

というわけで明日は今年初戦のJCRC修善寺。
脚力のない分は頭脳でカバー!と言いたいけどそもそも頭脳も足りていない...
かなり風が強そうなので、レースにどう影響するかな?
例年初戦はボロボロになっているので、色々課題を拾ってこよう。


2018年12月29日土曜日

2018年度自転車競技総括

例年より遅い時期となってしまったけど、文章化すると考え方がまとまるので、今年の競技活動を振り返り、来年についての考えをまとめる。
*2017年度自転車競技総括

①2018年レース結果

03-04 2018サイクルチャレンジカップ藤沢
            男子ソロ 7位
04-01  JCRC第1戦 in 日本CSC
    SAクラス 2位(入賞)
04-15 第31回ツールド八ヶ岳
    男子B 7位
06-10 第15回Mt.富士ヒルクライム
    主催者選抜クラス 34位
06-17 第15回富士山国際ヒルクライム
    男子C 優勝
07-07 2018東京都クラブ対抗ロードレース
    クラスB 優勝
07-22 JCRC第3戦 in 群馬CSC
    SAクラス 優勝
    EDクラス 3位(入賞)
08-19 やいた八方ヶ原ヒルクライムレース2018
    男子アスリートクラス 8位
09-02 JCRC第4戦 in 日本CSC
    SAクラス 2位(入賞)
10-14 JCRC第5戦 in 群馬CSC
    SAクラス 5位(入賞)
10-21 箱根ヒルクライム2018
    チャンピオンクラス男子 5位(入賞)
11-11 第30回ツールドおきなわ2018
    市民140㎞ 2位(入賞)
12-02 JCRC最終戦 in 下総運動公園
    EDクラス 6位(入賞)

 ロードレース・ヒルクライム合わせて13大会(14レース)に参加した。
 今年は新車のEMONDA SLRでレース参加を始めたシーズンとなったが、仕事が超忙しくなり上期は精神・肉体的に不健康な生活で体重も落とせず、ヒルクライムについては昨年を上回るタイムがほとんど出せなかった。良かった点でいえば唯一圧勝かつ50分切りを目指していたあざみラインで48分台を出せたことか。あと、Mt.富士HCの選抜で走れたのは良い経験。タイムがアレなので来年はオファー無いかもしれないけど、また出てみたい。
ロードレースについてはかなり成長を感じた年だった。緒戦のエンデューロで平地をハイペースで走る感覚を得られたおかげで、その後の練習でも平地で高負荷をかけて走る習慣がついた。STRAVAでいくつか平地のKOMが獲れたので成長しているのだろう。
 また、JCRCの最上位クラスで優勝・年間チャンピオン獲得およびツールドおきなわ140㎞で表彰台に立てたのが今年の成果というところだ。特にツールドおきなわについては今年9月末のKOHが台風で中止になり、レースへの緊張感を落とさず臨めたのが良かったのだと思う。レース中のアタック・逃げの成功率が上がったのに対し、マッチスプリントで競り負けるケースが多かったのが課題である。


②2018年練習内容

 2017年途中から勤務地移動となり、朝練時間が5:30までとなったことから、朝練の練習量自体は減った。平日は登坂インターバルが中心、週末は峠を含むロングライド(ファストラン)という点は今までと同じ。登坂インターバルはパワーメーターでデータ分析することで調子が図れるので面白い。
 今年は平地を速く走ることを強く意識していたので、今までに比べて平地の走行能力が格段に上がった。さらに下期にかけて、最大出力走とランニングを取り入れてからコンディションが上がった気がする(単に9月頃仕事のトラブル対応が一段落したためかも)。10月のJCRC群馬の追走、11月ツールドおきなわ終盤の逃げに活きたと思う。
先に書いた通り不摂生な生活で体重を落とせずヒルクライム能力は昨年以下だった(やいた・箱根は自己記録更新できず)が、20分以下の出力自体は向上したように感じ、僕の出たロードレースではレース中に「遅れる」状態にはならなかった。
スプリントについては例年通り練習不足だったけど、ツールドおきなわ後に練習したところ、フォームの改善でちょっとずつ良くなってきたので、引き続き修正する。
 なお、今年からトレーニングストレススコア(以下TSS)のデータ収集を止めた。昨年までGolden Cheetahで分析していたが、Inputが面倒になったのと、正直トレーニングよりも仕事の疲れの方が圧倒的に大きくて当てにならなかったので止めた。疲労に関しては感覚が一番重要な気がする。
 今年からプロテインを摂取するようになった。これについてはトレーニング効率云々よりも、前述したとおり不摂生な生活が続いて十分な栄養摂取ができているか不安になったためである。本当にただタンパク質を摂取する目的のみなので、AMAZONで2000円/㎏の安いヤツを毎日飲んでいる。


③レースについて

ヒルクライムについては2017年程好成績を上げることは出来なかった。ウェイトの問題もあったけど、どちらかと言えばコンディションを整えられないせいでモチベーションが低かったかも。実際2017年はかなりコースを研究していたけど、今年初参加したMt.富士HC選抜クラスについても下調べしなかった。ただ、機材効果とは言えあざみラインで50分切を果たしたので、やり方次第ではまだまだ戦えると思う。登坂力は僕のロードレースの主力武器なので、積極的に伸ばしていきたい。
ロードレースについては例年以上にアグレッシブな走りが出来た。バイクを軽量なEMONDA SLRにしたおかげで加速が楽になり、レース中に出来るアタックの回数が増えた気がする。2017年に導入したレーシングスピードC40とEMONDAで登坂・平地・下りといずれの場面でも攻撃が容易となり、戦術の幅が広がったと思う。特に修善寺・群馬・おきなわと理想的な逃げ展開を作ることが出来た。一方でマッチスプリントで負けるシーンが多かったので、技術・戦術面で改善が求められる。



④2019年予定

以下超暫定の出たいレース一覧です。
1月:
2月:(ウィンターロード)
3月:(藤沢エンデューロ)、都ロード
4月:JCRC修善寺、JCRC群馬orツールド八ヶ岳、都ロード
5月:
6月:(Mt.富士HC)、富士山国際HC
7月:JCRC群馬、(都ロード)
8月:
9月:JCRC修善寺、KOH、(秩父宮杯)
10月:JCRC群馬、(箱根HC)
11月:ツールドおきなわ
12月:
書いてみたけど全然決まっていない。注力したいレースは9月のキングオブヒルクライム、11月のツールドおきなわ、距離の長いJCRC群馬(7月・10月)で、他はかなり未定。日本CSCのレースもJCRC・都ロードどちらにするかは日程次第。秩父宮杯は超人気レースでエントリ厳しそうだけど、公道レースなので一度くらい参加してみたい。
ヒルクライムはかなり未定。とりあえずKOHとザみラインは登る。またMt.富士HCに呼んでもらえたら走りたいな。乗鞍HCはやはり日程きついので参加しない。
ツールド八ヶ岳も悪天候続きでいい加減出るの止めようかと思っていたら、2019年大会もHPに写真使って貰ったので(17年大会流用)、出ようかなぁ(←ちょろい)。
こうやって見ると19年上期は盛り上がりに欠けるか?もうちょい吟味してみます。
いずれにせよ、初戦は2月か3月の日本CSCになりそうです。


⑤オフシーズンの方針

あまり複雑なメニューを組んでもどうせ断念するので、課題は単純にする。
①重いギアを回す(平地でアウタートップ気味)
②ローラー台SST・クリスクロス
③スプリントフォームの改善
2月くらいまではこの3点を意識して走る。レースが近づいたらインターバルなどに切り替えるけど、冬の間にFTPの維持・向上、スプリントスキル、ペダリングスキルのレベルアップを課題とする。特に重いギアを回せるようになれば平地・下りでより速く走れ、戦術幅の向上=よりレースが面白くなる。
あとは体重を増やし過ぎないよう、出来るだけロングライドを入れる。短時間高強度の方が効率がいいのは間違いないが、どうせ寒くて高強度メニューやってもフォームが乱れると思うので、どうせならレースシーズンでできない練習にする。冬は景色もいいしね。
それとランニングはしばらく継続する。クロストレーニング効果に期待。


いい加減ベテランレーサーになってきたけど、元来完成度の低い選手なのでいくらでも伸ばし代が見つかる。これだから自転車レースは面白い。
また、ホビーレース、本ブログ、STRAVAで僕を知った方がレース中に声をかけてくれることも増えた。見た目不愛想な私ですが、レース中に「逃げ」のお誘いを頂ければ多分反応しますのでよろしくお願いします!

2019年も怪我せず楽しくレースに出れるよう、頑張ろう。




2018年12月2日日曜日

2018-12-02 JCRC最終戦 in 下総運動公園

ツールドおきなわでラストレースのつもりだったけど、2018年JCRCシリーズの年間チャンピオンになり、チャンピオンジャージ授与してくれるというので、JCRC最終戦に参加して来ました。

実はJCRC最終戦は初参加。
そして下総公園のコースも初めてなので楽しみ。
と、気楽に走るつもりだったけど、エントリーリスト見たらまぁ馴染みの強豪選手もいらっしゃっている。これはきつそうだなぁ。

個人エンデューロは午後1時からだけど、初めての会場で渋滞も心配だったので早めに会場入り。8時半前に着いた。
自転車を組み立ててレース間に試走。コース幅は広くノーブレーキ・アウター固定で走れる。砂利・落ち葉・水溜まりも無いので比較的走りやすい。ただ、急コーナーも長い登坂もないので「地」の強さが求められる。
10分程コースを走ってから会場外へサイクリングに出る。
利根川沿いの平坦を200W以下で流し。脇道はとても走りやすい。レースが無ければこのまま犬吠岬を目指したかった。まぁレースが無ければ来ないと思いますが。
Photo
平地レースは苦手だけど、サイクリングなら平地がいい。

会場に戻ってレースの準備。
EDクラス出走ギリギリだったけど、年間チャンピオンジャージをゲット。
まぁお楽しみという事で、今日はチャンピオンジャージを着て出走。僕はオーラのない選手だけど、流石にマークしてもらえるだろう。
何だかんだ寒かったので、長袖インナー・長指グローブ・ニーウォーマーで出走することにした。前回の群馬でレッグウォーマーが壊れて以来買っていないので、ニーウォーマーなのです。

出走は30人強。和やかな雰囲気のもと、13:00にスタート。

結果:2時間個人エンデューロ 6位入賞
最後尾出走だったけど、下総レースは初めてだったので、安全を考慮しさっさと前方へ移動。いきなりガツンと上げる選手はいないかな?と思っていたら、早々にSPORT KIDSの選手が先行し始めた。流石に平坦コースで2時間単独逃げは無理だろうと思ったけど、かなりの脚力で数周回独走していた。
これはチャンスだな、と思い、S/Gの坂を使ってブリッジをかける。普段なら逃げが1名から2名に変わっても問題ないと判断されるだろうが、今日の僕は年間チャンピオンジャージを着ている。ので、マークを集めているおかげで8名程?が反応してくれた。これぞジャージの強さ(僕の強さじゃありません)。逃げの1名と合流してからは皆に声をかけてローテーションを促す。
ローテーション自体は上手くいかない。ペース・ラインばらばら・先頭引いていないのに後ろに下がったりなど。それでも一応小集団でゴールを目指す方針は一致しているので走れる。途中、本集団形成の立役者であるSPORTS KIDSの選手がパンクで戦線離脱。残念。
そんなこんなで最終的に7名でゴールを目指すことになった。
まぁ上手く走れたのは前半の1時間だけでした。もう後半はとにかくきつくて千切れないよう必死に走るのみ。というのも、集団の内3名の能力がずば抜けていてペースが速い。ローテーションで後ろに下がっても休めないからジリ貧状態。多分僕が先頭に出るたび「ペース下げんな!」とか思われていただろうなぁ。正直後ろ集団から距離を離したので、エンデューロの性質上こんなにペースを上げる必要もないのだけど、まぁ実際上げれば僕とかが消耗するわけで、意味があったのだろう。
ラスト10分位から残り時間・距離を気にする。そして残り3分くらいで僕が先頭になったので、残り周回を減らすために超スローペースを刻む。いや、本当にきつかったんです。
ただ、他6名にもその気持ちが通じたのか(笑)、皆僕の先頭ペースに合わせてくれた。ありがとうございます。
そしてラスト。何度かペースアップをして集団を1本にし、残り200mでもがく。
もがくけど、すいすい抜かれる。結局僅差で6位。ギリギリ入賞。
まぁ集団ペース走で脚を溜める余裕がなかった時点で詰んでたんですけどね。とりあえずチャンピオンジャージ着て入賞圏外というかっこ悪い展開はギリギリ避けられました。
優勝は井上レーシングの選手。JCRC群馬・修善寺ではよくご一緒した方だ。他レースでは勝ったけど、こういうスピードコースでは全く歯が立たなかった。こういう脚質の違いが出るからロードレースは面白い。
ED6位とSAクラス年間チャンピオンでW表彰
表彰後はじゃんけん大会。一発で負け、すぐに帰り支度。
大きな渋滞もなく18時前に帰宅。

反省・感想
平地を走る力…別記事にも書く予定だったので詳細は割愛するが、今回の敗因は脚を残せなかったことだ。ツールドおきなわ以降スプリントのフォーム改善で結構よくなったと思っていたけど、そもそも巡航速度で脚を残せなかった時点で勝負に負けている。一朝一夕で改善する話ではないので、春にかけて、「重いギア」を回す練習を増やす。
にしてもペース速すぎ…今回Garminの計測では平均時速40km/h。2時間で出す速さじゃないでしょ!過去数年のJCRC下総EDでも最速ペースだった。しかも最大20分パワーが290Wって平地で出すパワーじゃねぇ!この辺りは走り方がへたっぴだったんだろうなぁ。まぁ良い経験でした。
脚を残す走り方…純粋なフィジカル面を除いた部分では、やっぱり先頭引く時間をもう少し短くするべきだった。見栄を張ったわけではないけど、脚の残り具合とかをもっと注意して走りたい。
ジャージ効果…自転車レース界には「ジャージの強さ」という概念がある(はず)。僕のような無名レーサーでも「チャンピオンジャージ」を着ていれば「逃がしちゃまずい」となって皆が動いてくれるから逃げ集団を形成しやすい。本当はこれ着て群馬や修善寺でアタックとかできたらよかったんだけどね。実はこれ着て後輩イノウエ君あたりのアシストしたら完璧じゃないか?ともかく楽しい経験が出来た。

意外にも、僕がツールドおきなわ140㎞で2位になったことを知っている方がいて驚いた。ぶっちゃけ優勝でもしなければ名前も残らないのだけど、僕はツールドおきなわではしゃいだ(?)アタックとか結構やるので、他選手のレースレポートに出ることがあるらしい。そんな僕でもこういうコースでは6位。コース・脚質・戦術の違いで勝敗なんて簡単に変わる。皆違うから面白いし、そんな中で勝つ選手がいわゆる「強い選手」なんだろう。なってみたいものだ。

ともかく2018年のレースはこれにて終了。
最後にチャンピオンジャージも獲得したのでそこそこ満足。
JCRC関係者の皆様も今年1年お疲れ様でした。近年参加者数で厳しい様子ですが応援しています。
来年もよろしくお願いします!


2018年11月24日土曜日

2018-11-24 するすると

ツールドおきなわの激闘から早2週間が経った。
すでに来シーズン、というか次レースに参加している方々もいるが、僕はまだスイッチが入らない。とは言っても来季に向けての課題・目指す姿は定まっている。ただメンタル弱者なので、いまから頑張り過ぎると途中でダメになるからゆっくりと進めていく。

とはいえレースが終わると何故か「ロングライドしたい症候群」が発症し、先週は南房総サイクリングをした。
そんな感じで明日もロングライドの予定。


最近スペシャライズドのヴェンジ(ディスク)とRovalのホイールについてやたらと評価しているのが異様に思える。確かに素晴らしい商品かもしれないし、「ツールドおきなわ市民210㎞を制したバイク」ともなれば注目を浴びるだろう(因みに市民140km逃げ切り2名はリムブレーキです!)。
ただ、元来ロードバイクって「合う・合わない」が最も重視されるのではなかったっけ?優秀な機材なのかもしれないけど、やたらほめる記事が多いので、ひねくれ者の僕にはメーカーのプロパガンダのように思えてしまう。どんな機材(スペシャに限らず)だって長所が短所になりえるのが忘れられている。あと、コスト。100万円のバイクや30万円強のホイールなんて簡単に買えません(僻みです)。本当に同コスト帯の競合製品に対して騒ぎ立てる程に違うのかなぁ。まぁ100万円の自転車を乗り比べる環境と技量があればわかるのだろう。
最近はエアロロードが登坂でも絶対的に有利みたいな記事も見たけど、ツールドフランスのエース格はあまりエアロにのっている印象がない。自分もエアロ乗ったことがないけど、乗り心地は軽量バイクの方が良いのかな?
なんて書いてみたけど、結局好きなのに乗ればいいんですよ。アマチュアなんだから。
そしてお金があっても動力源たるエンジンは買えないので、練習するのみです。

最近知って感動した商品。
GORIX ゴリックス 分割クリート シマノSPD-SL対応 ロード用クリート(黄色) VP-ARC SL
GORIX ゴリックス 分割クリート シマノSPD-SL対応 ロード用クリート
シマノSPD-SLクリートのサードパーティ製品。純正の半額程で地味にうれしい分割機能付き。普段使っている青クリートがないけど、この機に黄色に戻してみようかな。固定が弱いとかのデメリットはあるのか?でも安さは魅力。


この2週間ツールドおきなわ参加者のレースレポートを読んでいて思ったのは、おきなわに限らず僕が「逃げ」をするときにほとんどの人が「TKC選手がするすると前に出て...」みたいな表現を使っている。どうやら僕は「するする」と走るらしい(?)。
なんで、逃げのコツは「するする」走るです!
是非お試しください!

何気に来週末が今シーズン最終レース。
とりあえず楽しんできます。

2018年11月11日日曜日

2018-11-11 第30回 ツールドおきなわ2018

*はじめに
当ブログは自己保管のために書いており、閲覧者数も決して多くはなく、万人に受け入れられる内容とは思っておりません。それでも掲題のレースでそこそこの成績を残したため、本ブログに辿り着く方がいるかもしれません。人によっては不快に感じる内容もあるかもしれませんので、その時は三流ホビーレーサーの戯言と思ってページを離れて頂ければと思います。

今年もツールドおきなわ2018大会に参加して来ました。
JBCFを除く国内ホビーレーサーの最高峰レースと言えば、ニセコクラシックやジャパンカップ、富士ヒル、乗鞍などが有名であるが、ロードレースでいえばやはりツールドおきなわがダントツに有名だろう(将来的にはニセコの方が賑わうかもしれないが)。

今年も大学関係の仲間と計7名で参加。普段単独でレース活動しているけど、WAPPAジャージが揃う数少ない機会で、レース以上に皆と走るのが楽しみでもある行事である。
今年は何とか有休をとって金~月で沖縄に行った。

11/09
金曜日はみんなと合流してレンタカーで名護へ移動。
おきなわソバ 旨い!
1.5kg+1.0kgパフェ 旨い...が多い!
寿司+オリオンビールとか 旨い!
金曜日は例年通り自転車には乗らず、観光しつつたくさん食べた。レースは明後日なので、お酒も適量ならOK? とにかく旨かった。

11/10
土曜日、すなわちレース前日。
午前中は名護から国頭に移動し、海岸線と普久川ダムを試走。天候は曇り気味だったので暑すぎず、快適に走れた。
2014-2016の3年連続山岳賞をとったけど、もうKOMは卒業します。
普久川ダムを下っていると某RXチームが片側車線一杯に広がりながら走っていた。交通規制していないのにああいうことをするのは普通に道交法違反だし、ロードバイクの社会的地位が下がる。有名チームなのだからリスペクトされるよう振舞ってほしい。
試走後は国頭の道の駅で昼食。明日は厳しいレースなのでガッツリ肉増しで注文したけど、玉ねぎばっかり多かった気がする。
明日に備えてガッツリ食べる
昼食後はレースコースの確認を兼ねて名護の受付へ移動。サイクリング部門の方々も楽しそうにたくさん走っていた。途中学校坂区間では超スピードで登るサイクリストがいる、と思ったらGochiの方で明日の試走のようだった。明日あんなペースで登られたらきついだろうなぁ、なんて思いつつも「いよいよ明日か」と熱くなった。今までのおきなわを思い出しながら会場へ向かう。

会場では特に長居せず、ブースで補給を買ったら再び移動。ここで210㎞、140㎞、100㎞は別々の宿にしたため分かれる。みんな無事名護のゴールで合流しよう。
今年はツアーセンターで予約が取れたおかげで「いずみや」に宿泊。
いずみや 夕食
JPTを走る後輩から色々栄養摂取に関する話を聞き、夕飯は頑張って御飯を茶碗2杯食べた。ゼッケン、補給、バイクの調整をし、明日に備えて就寝。

11/11
日曜日、決戦当日。
いずみや 朝食
朝5時に朝食。食べ過ぎで動けないと困るので、ご飯は1杯のみ。消化の遅い野菜・油類は胃の負担になるので、宿には申し訳ないが残させてもらった。朝食後に一度手荷物預けをし、再び宿で休憩。消化に良さげな炭水化物類をゆっくりと摂取したり、用を足したりしながら時間を過ごす。
補給はボトル(CCD+メイタンジェル+電解質パウダー)×2、スポーツようかんプラス×4、アミノバイタルPE×3、メイタンジェル×2。少々重いが備えあれば憂いなし。
交通規制の関係もあり、7:30頃に140㎞の会場へ移動。
ここに400人程のレーサーが集う
準備万端
ゼッケンNo.50以下の選手は前列スタートのシード権があるものの例年なぁなぁだったが、今年はしっかり管理してくれていたので堂々と先頭付近に陣取れた。
土曜日とかわって日差しが強く、気温も上がるが風が弱いので快適。日焼け止めもしっかり塗ったので日差しによる体力消耗はないだろう。
市民レースのスタート時刻は男子国際レースの展開に左右されるのだけど、今回は全体ペースが速いらしく、9:08頃出走見込みという事で、ぞろぞろとスタート地点への移動が始まる。市民210㎞のメイン集団を見送ってからスタートなのだが、210㎞組が普久川ダム手前のトンネルで落車があったと情報が入り、スタートは後ろ倒し。結局9:15スタートという形になった。

スタートは前から2番目。緊張する。データを見て弱気になるのが嫌だったので、今年は心拍計を持ってこなかった。僕はJBCFレース出ていないので、あまり他のホビーレーサーに詳しくないけど、見渡せばCyclowiredで見るような有名チーム・選手だらけだ。
それでも参加するからには僕だってこのレースの主役だ。
全力で走って、全力で楽しんで、動けなくなるくらい出し尽くして、ゴールではぶっ倒れてやろう。
9:15、ツールドおきなわ2018市民140㎞が始まった。

結果 市民140㎞ 2位(入賞)
スタートして数kmで普久川ダムなのだが、140㎞で最初に注意すべきは序盤2か所のトンネルだ。とにかく落車を避けるべく周囲と意志疎通をして安全確保しながら通過。普久川ダムへの急カーブ区間も大声で安全走行を呼び掛けながら無事通過。
そして始まる1回目の普久川ダム。
ここで東大OBのタニ君に会ったので挨拶しつつ、例年通り登坂で先頭に出る。初参加の2014年から毎年やっている動きなので、もはや市民140㎞常連の方々からは「またWAPPAの坂バカが出た!」と思われたかも。今年は風も弱いので登坂で先頭に出るデメリットはほぼなく、マイペースで脚を残すための動きでした。淡々とペースをこなしながら周りの選手を観察。今年はKOM狙いでなかったので、先頭付近で活発に動いている選手に「KOM狙いでペースアップするなら集団で追いませんよ」と声をかける。反応してくれた方が単独でペースを上げ、僕は集団を抑えつつペースを維持する。KOM狙いの選手が先行させて山岳で集団を活性化させないのが狙いだ。下り技量の低い僕としては山岳終盤で集団が活性化したまま辺戸に向かって超高速ダウンヒルをするリスクを避けたかったので、こんなせこい作戦を実行した。
ただ、僕が逃げを見送ると数名が「TKCさん、KOM狙わなくていいんですか?」と冗談を言ってくれるので「もう勘弁して下さい!」と笑って返す。
そのまま淡々としたペースで一回目の普久川ダムを通過。

相変わらず下手な下りでポジションを落としつつ、補給所付近で一回目KOMの選手に挨拶。優勝狙いの選手はKOMを積極的には狙わないが、スタート早々皆脚が残っているコンディションで、参加400名の中からKOMを獲るのは大変なことだ。僕も初めてKOM取った時に皆が声をかけてくれて嬉しかったので、彼のKOMについてもリスペクトする。

その後はしばらく高速ダウンヒルが続く。前よりましになったとはいえ、たまにあるブラインド気味のコーナーでは結構遅れる。ただ、RXの有力選手も数名後ろにいて、RXは5-6人参加していて仲間を置いて行くとは思えないので、下りでポジションを下げることに不安はなかった。
長い下りが終わったら補給を開始する。作戦上レース終盤に補給する余裕はない予定なので、まずはようかん2本とゼリー1本をスタートから1時間で消費する。ボトルについても70㎞の補給地点までに1本からにするペースで飲む。
また、辺戸岬あたりからカメラのモトバイクをうっとおしく感じるようになった。登り返しで集団が横に広がるタイミングやトンネル内、あろうことか2→1車線に変わる区間でクラクションを鳴らしながら抜こうとするのである。はっきり言って邪魔だし危ない。去年までこんなの無かったのになぁ、なんて思っていら、僕は見たことないけどNHKのチャリダーと呼ばれる番組中の「男子ロード部」の撮影らしい。言われてみるとカケイ選手らが黄色いジャージで走っており「あれかぁ」と思う。ただ、ヨーロッパプロでさえモトバイクとの事故事例はあるし、ましてツールドおきなわ参加者の大多数は僕と同じ素人レーサーだ。ロードレース普及活動には賛同するが、もう少し配慮してほしいものだ。

海岸線の平坦区間あたりからRXによるペースコントロールが顕著になった。No.1021フクダ選手・1028クニミ選手が積極的にペーシングしている。この区間はとにかく脚を溜めるために様子見。逃げが出ても人数を揃えているRX・チャリダー連中が何とかしてくれるという事にする。
そんなこんなのうちに数名の逃げが発生し、そのまま2回目の普久川ダムに突入した。

1回目に引き続き交差点くらいでジャンプアップして先頭に移動。カケイ選手が先頭を走っていたが先頭を奪い、今回もマイペースを刻ませてもらう。先頭付近で去年一緒に逃げたヤマモト選手と一緒になる。去年はこの辺りから抜け出したので
「今年も行っちゃいますか?」なんて冗談を言い合って集団先頭引きながら二人で大爆笑。レース中に失礼しました。
結局特筆すべきペース上下は発生しないままKOMを終える。
この頃から市民100㎞の後方選手が増え始め、KOMからの下りで結構怖い思いをした。落車もあったようなので、遅れてもいいからとにかく安全第一で下る。結構ポジションを落としつつも、70㎞地点の補給地点でスポーツドリンクを受け取り後半戦に備えてようかん2本を食べる。このタイミング以降の固形食摂取は体調的に出来ないだろう。
後半戦への分岐T字路(右折)くらいでポジションを少し上げて、またそこからの下りでポジションを落とす。カーブならわかるが、下り直線でどうしてあんなにスピードが出せるのだろう?と疑問に思ったが、それは今後の課題、余計なことは考えずに集中する。

所謂「本格的なふるい落とし」が始まる学校坂には先頭から10秒ほど後ろで突入だったので若干焦る。ただ、2,3名ペースを上げただけで、集団はまったくと言っていい程反応しない。おそらく今まで支配的な走りをしていたフクダ選手率いるRXが動かないからだ。単騎参戦の多いホビーレーサーは人数を揃えているRX・チャリダーの動きを警戒しており、彼らが動かない限りは集団が活性化しない状態になっている。また、カケイ選手がモトバイクとやり取りしたり、無線(マイク?)のやりとりをしているのを見ると、かなり仕掛けにくい感じになっている。嫌な雰囲気だが、彼らが元気なうちはまだ攻撃のタイミングではないのでチャンスを待つ。
とくにアタックもないままここまでレースが続いているため、メイン集団はまだ100名程いるのではないだろうか。この超スローな展開に業を煮やしたのか、はたまた作戦か、学校坂終盤でカケイ選手がアタック、10名程が反応する。ただチャリダーのエースは彼ではないと思ったので僕は反応しない。フクダ選手含むメイン集団でローテーションをしつつ、程なく吸収した。
その後も特別なペースアップはないままレースは進む。相変わらずフクダ選手が積極的に平地でペースを刻むので抜け出ることは難しい。人数を揃えているRXとチャリダーは誰も逃げを出さないので、人数の強みでゴールスプリント狙いなのか、1人も逃げを出していない。フクダ選手が先頭ハイペースを維持している状態ではアタックが決まらないと思うが、メイン集団はもはやフクダ選手のペースコントロールに依存してしまっているようにも見える。すなわち、彼が動きを止めた時がチャンスだ。平地はともかく登坂力なら僕も負けないので、登坂では積極的に前に出てペースメイクし、平地屋を休ませないように走る。また、時計を見ながらゼリーを摂取し、勝負に備える。
登坂は積極的に牽引
そのうちに2回目の普久川ダムあたりからずっと逃げていた逃げを吸収し、ペースが若干落ち着く。
90㎞地点くらい(?)でフクダさんが「俺そろそろアシスト終わるよー」と言っていたので、「ここまで頑張ったのだからポイント賞まで行ってみては」と提案。結局フクダさんがポイント賞をとった。今までの献身的な牽引にリスペクトを送りつつ、メイン集団の牽引者が不在となり、いよいよ勝負をかけるタイミングを伺う。
まずは集団の先頭をとり、平地区間をペース走。向かい風なので無駄足を使わずに30km/hくらいのスローペースで走ってみるが、特に追い抜きはされず、集団にアタックの意思がないことを確認。一番の懸念はフクダ選手に次いでRXの選手がアタック封じのハイペース走をすることだったが、幸いにも先頭に出てこなかった。途中の登坂区間ではそこそこのペースを維持して集団コントロールの意思表示をしておく。
そして2回目の補給区間に向かう。水分補給のペース的に僕はここで給水しないつもりだったので、淡々としたペースで登る。補給地点でのアタックはロード的にマナー違反だったと思うので、ペース走で集団の動きを観察しながら走る。観察した結果、「いけるかも」なんて思うようになる。
なお、このあたりまでの展開はフクダ選手のレースレポートに詳細な考察がされています。https://note.mu/masahif/n/n4bd362377b50

そしていよいよ勝負どころである110㎞地点、通称「有銘の登り」に近づく。
レース前からずっとここでアタックすることを決めていた。ここの後は大きな登坂はなく、羽路まで平坦が増え、「羽路決戦」に向けて牽制ムードになる風潮がある。逆に言えば、ここで抜け出せば牽制する集団を出し抜くことが出来る。ここからゴールまでは1時間、僕の「逃げ」の射程距離ギリギリだ。きっと行ける。
集団先頭をスローペースでこなし、昨年は40km/h以上出ていた平地を30km/hあたりにコントロールし、アタックしやすい状況を作る。メイタンジェルを飲んで警戒心を最大限に上げてタイミングをうかがう。ここでカケイ選手がちょっと飛び出るので、反対側から自分もペースアップ...すると誰も反応しない!本当は登坂になってからアタックする予定だったが、もうこのタイミングしかないと悟り、ペースアップする。
いざ、勝負!

「逃げ」はとにかく最初が肝心なのでとにかく集団の視界から消えることを優先したライン取りで走る。前には市民100㎞の千切れた選手がいるので、その隙間をくぐりながらタイム差を広げることに徹する。下りは集団が絶対有利になるので、とにかく得意な登坂区間と集団が油断している平地でリードをつくる。
15分くらい(?)したところでバイクから「後ろが2番手だよ」と教えてもらい、振り返ると1名追走がいる。ただ、メイン集団の位置は分からない。正直単独エスケープを狙っていたので、追走を待つ気はなくそのままハイペースを維持する。待たなきゃいけない選手なら合流してペースダウンするかもしれないし、僕より速い選手なら待つ必要もない。結果的にイワキリ選手(後で名前を教えてもらった)と合流して2名逃げVSメイン集団になる。
合流後に急いでイワキリ選手と作戦を確認。羽路までに差を広げること、羽路以降は一気にタイム差を失うこと、集中してノートラブルで走ること、など。お互い似たような作戦で飛び出てきていたので意思疎通はスムーズ。声を掛け合いながらローテーションで進んでいく。
途中で女子国際100㎞に参加していたイシザカをパス。初参加ながら頑張っていたので声をかけたけど、本当は自分を鼓舞するために大声を出していた。
実はすでに脚は攣り気味。でもこの状況では前に進むしかない。やるだけだ。

2人で励まし合いながら海岸線を終え、ついに羽路ダムの登りに到着する。ここでメイン集団とのタイム差は2分10秒。どんなに集団がゆっくりだろうと羽路ではふるいがかかるので、これ以降はメインとのタイム差がどんどん縮まる。
ここでもイワキリ選手と状況を確認して高速ローテで最後の坂へ向かう。登坂入り口で市民100㎞をパスする。ここからはクライマー最後の見せ場なので、羽路頂上まで一本引き。対イワキリ選手を考えればこの坂で倒すことは出来るだろうが、メイン集団の追撃を考えると共倒れは面白くない。ともかく二人で登れる限りのハイペースで頂上に向かって駆け上がる。
なんだかツールドおきなわクライマックスの登坂たる羽路ダムを先頭通過しているのが夢のようだ。「ここに来てよかった」とレースも終わっていないのに感激してしまった。
山頂からは決死のダウンヒル。再びローテーションしながら必死に走るが、メイン集団との差は確実に縮まっている。でも行くしかない。
名護に向かうT字路に出たところでメインとの差は50秒ほど。残り約5km。

体の大部分が痙攣しているが、ただただ全力を尽くすのみ。メインからは厳しい追走が続いており、もはや駆け引きしている余裕はない。ただただ2人で声を掛け合いローテーションを続けて名護を目指す。

ラスト3km後続とのタイム差は30秒ほど。

ラスト2km、とにかく回す。

ラスト1km、後続との差は20秒ほど。
これは逃げ切り確定。先頭は2名、勝者は1名。
ここらでイワキリ選手は僕の後ろに下がり、僕はイワキリ選手の動きをマークするため左端にポジションを移す。
ラスト300mからジャブアタックを放つ、が体が動かずすぐに失速。
ラスト150mから再び今度は全開でアタック、のつもりが最早体が追いつかない。あと少しだけ動いてくれ、と念じたが、おそらく羽路前からだろう、体は最早限界を超えていて腰が上がり切らない。
そうこうしている間にイワキリ選手も最後の力でスプリント。もはやなすすべ無し。
今年のチャンピオンの背中を見送りつつ、140㎞のゴールをくぐった。
市民140km優勝 岩切弘輝
2位という一番悔しい順位なのに、不思議と悔しくなかった。ただ、一緒に最後まで逃げた彼に対して自然に拍手をしてしまった。

次々に仲間たちもゴールに集う。皆怪我無く無事に終われてよかった。
優勝できなかった僕であるが、ゴール後皆さまから暖かい声をかけてもらえた。ロードレース、ヒルクライムと言った色んなレースで出会ったライバルと沖縄で再開できるというのはとても不思議な感じだ。
ただ、話ている間に「体震えているけど大丈夫ですか?」と心配された。言われて気付いたが、体はとうに限界を超えてずっと痙攣していた。
愛車のEMONDA SLR
本当によく頑張ってくれた
初めてのツールドおきなわ表彰を待っている間にイワキリ選手とレースについて色々話した。そのなかで一番聞きたかったことが「何故僕みたいな無名選手の無謀(?)な逃げに乗ったのか」という事。そうしたらイワキリ選手も羽路前に抜け出すことを狙っていたとのこと。要するに僕も彼も元々はソロで勝ち切る作戦だったということか。何度も書くが、僕は彼に負けたことに対して不思議と悔しく思っていない。競技者としては問題だと思うが、沢山の強豪レーサーを擁するメイン集団に対してたった2名で立ち向かったこと、そして負けたとはいえ彼と2人でワンツーフィニッシュで逃げ切ったことに誇りを持っている。

そして表彰式。
ツールドおきなわで3位以上にならないと登れない壇上。壇上からの景色は...これはみた人にしかわからない(笑) いや、ちょっと面白い景色でした。興味を持った方は是非おきなわで勝ってください(笑)。

その後は皆で那覇に移動しメインイベント(?)の飲み会。
本当に楽しかった。

11/12おきなわ最終日。
この日は平日だけど有休をとって午前中に那覇の国際通りを散策してから帰宅。
夢のような4日間だった。


反省・感想
今年も「無事」に走れた…これが一番重要。残念な事実であるが、ツールドおきなわは毎年かなりの人数が落車している。僕を含め一緒に行ったメンバーが全員無事に終われたことを幸いに思う。
・(負けたけど)作戦がはまった…逃げをするまでの下準備、仕掛ける位置、ペースなど全てがかみ合って逃げ切りをすることが出来た。よく「逃げは無謀」と一蹴する人もいるけど、ツールドおきなわの過去の優勝記録を見れば逃げ切り優勝は決して少なくない。ゴール前勝負を避けたい選手はむしろ積極的に仕掛けるべきだと思う。集団心理の裏をかき、トップ実業団や元プロ相手に立ち回れたことを誇りに思う。
ゴール前駆け引き出来る状態でなかった…結果だけを見れば、イワキリ選手を途中の坂で切って走ったら多分追走手段に飲まれていたと思うので、最後まで2人で行ったのは正しい判断だったと思う。ただ、その中でも最後の瞬間を考慮して脚を残すよう立ち回れたのかな?ノグチには「場数を踏むしかない」と言われたけど。
シミュレーションをもっとする…レース中は直感を信じて行動することが多いけど、それでもロードレースに参加するときはいつもレース展開について事前にシミュレーションしている。今回だって有銘で反応する選手がいたら単独逃げするために連続アタックする準備をしていた。でもブリッジがいるとは想像していなかった...事前に色々想定しておけばその場で考える労力も減るので、今後改善していこう。

結果は優勝できなかったけど、過去最高の成績で今年のおきなわを終えることが出来た。
強豪ひしめくツールドおきなわで特筆すべきフィジカルの強さがなくとも、最善を尽くせば結果につながることを証明できたと思う。
1年後のことなんてわからないけど、またツールドおきなわの舞台で皆と競い合いたい。
とりとめなく非常に長い文章となってしまいましたが、最後まで読んでくれた方いましたらありがとうございます。何かのご参考になれば幸いです。


P.S.去年・今年と大逃げをかましたので、そろそろ僕の評価も「クライマー」から「逃げ職人」に変わるのかな?



2018年11月8日木曜日

2018-11-08 シーズンクライマックス

日曜日にTrekをパッキングし、今週はGiantで朝練。やっぱり乗り心地がいい。

先週からまたもや仕事でトラブル対応を担当する羽目になり、超ハードスケジュール。でも何とか当初の予定通り3泊4日のツールドおきなわにこぎつけた。
沖縄から戻った翌日に始発出張なのは我慢しよう。

名護の天気は良さそうで、今年も熱いドラマがあるだろう。
スポーツである以上、勝敗という優劣はあるけど、参加者全員がそれぞれ主役だ。
今年も全力勝負を楽しもう。

あすから、いざ沖縄!