2018年6月17日日曜日

2018-06-17 第15回富士山国際ヒルクライム

一昨年と去年は年代別で2位、そして50分という壁。
今年こそ...!

正直激坂系ヒルクライムは苦手ですが、最早恒例となった富士山国際ヒルクライムに今年も参加しました。
いい加減に今年こそ50分切りで年代別優勝しようと思っていたので、なりふり構わず最終兵器を搭載した。
パッと見分かりにくいけど、フロント34、リア30の対激坂ギアである。僕はケイデンスが下がると負荷を上手くかけられないのだけど、逆に回せるギアさえあれば勝機が上がると思い、禁断のギア比に手を出した。正直あざみ以外で使う場面はないと思う。

当日は台風直撃は避けられたものの、霧がかかって寒い。それでも先週のMt.富士ヒルよりはましかな。先週同様にインナー+アームカバー装備でウォームアップ。
アップ中にエキスパートに参加するトヒさん、イイヅカ君に会う。当然彼らはあざみライン50分切りで年代別優勝を経験している。僕も今年こそ成し遂げて来年堂々エキスパートにエントリィしたい。

JBCFの実業団カテゴリのレース開始後、順番に一般クラスが出走する。丁度僕の参加するクラスのアナウンスが「昨年2位のTKC選手も今年は狙っているでしょう」みたいな放送をする。言われんでも狙っとるわ!と思いながら今更マークされるのも嫌なので無反応で待機。まぁ優勝狙いなら出走前からある程度目星をつけるから今更って感じだけど。
霧の中8:42分に最前列で出走。

結果:クラスC 優勝 48分2秒
今回は僕にしては珍しく(?)タイムを狙っていたので、スタートから高出力で飛び出す。スタート直後に400W強、その後も350W前後のペース走。序盤に一度先頭交代したけど、すぐに抜き返して引き離す。霧がかなり濃いので後続の視界から早々に消えてしまおうと思い、一度も振り返らず後ろの息遣いが聞こえなくなるまでペースを落とさず進む。結局スタートから10分弱で単独走になった(霧隠れ作戦成功!)。
とは言っても前方には実業団含む他クラス選手が大勢いるので次々にパスしていく。霧がかかって視界が悪いけど、あざみラインにも低勾配区間が所々あるので、靄のかかった視界と過去の記憶を照らし合わせながら要所でシフトアップをしながら走る。何とか馬返しまでは良い感覚で走れた。そしてここからが日本屈指の激坂「あざみライン」の真骨頂である。
馬返しから始まる激坂区間では一部実業団カテゴリの選手が蛇行していて危なっかしい。僕は必殺のインナーローを駆使して出力を維持しながらなんとか耐える。勾配がきつ過ぎてrpm50台まで落ちる場面もあったが、概ね上手く処理できたと思う。
段々と視界が良くなりコースもドライになってくる。とは言えグレーチングは変わらず滑るので注意しながらクリアする。終盤にかけてはかなりフラットな区間もあり、たまにアウターを使ったりする。速度域的にアウターを使うまでもないのだけど、ギアのかかる感覚を大事にしたかったので52/34のチェーン落ちリスクを考慮しつつシフトチェンジして走った。

5合目が近づくと雲を抜けて日差しが眩しくなる。ラスト100m位からダンシングを挟みながら50分切りを確信してゴール。


昨年から2分以上短縮して走り切ることが出来た。機材効果もあると思うが、とりあえず目標達成!

5合目は日差しが強く、日焼け止めを塗っていなかったので、すぐに上下長袖を着込む。日焼けは体に悪い。
まさに「快晴」
イイズカ君と機材談義しながら下山時間を待ち、下ってから表彰式。
副賞でBBBのサングラスも貰ったけど、サングラスたくさんあっても顔は一つしかないんだよなぁ...消耗品であるボトルとかの方が嬉しい(貰っておいて何様!)。
雨にも降られず帰宅。
道中眠すぎて危なかった。マジで注意しよう。

反省・感想
当初の目標(優勝&50分切り)達成…新車導入&必殺ギア比の効果もあると思うが、何とか目標達成できた。これについては文句なし。減量出来てない状態としてはかなり良い走りができたと思う。特に勾配が緩くなったところで恐れずにシフトアップ出来た点が良かった。更にタイム短縮を目指すなら激坂区間で安全策を考えず、もっと負荷をかける必要があるだろう。
急勾配の処理…上記内容と重複するが、急勾配区間を34×30かつ上半身の体重移動を駆使して上手にクリアできた。更に経路短縮のためイン側急勾配区間を恐れず攻めれたのは良かった。ただ、上半身の使い方次第でもっとペースが上げられると思うので今後の課題としよう。
練習用と決戦用ホイール…今回のレースとは関係ないけど、イイヅカ君との雑談で思ったこと。練習用と決戦用でホイールを別にする人・共通にする人がいることについてで、その良し悪しについては語らない。ただ、僕もイイヅカ君も普段は練習用ホイールを使用する派だった。ホイールも機材である以上、経年運用による疲労・消耗(リム・ハブ・スポーク)が生じて性能低下は免れない。何よりレース用タイヤの交換が面倒くさい(笑)。まぁちゃんとメンテしたりすればいいし、可能ならば普段から使って慣れたほうがいいに決まっている。あと、練習用ホイールのメリット(?)としては「クセの強さ」があると思う。僕は今まで使った練習用ホイールではフルクラムのレーシングクアトロが好きだった。リムが重くて加速がしにくい分、加速しやすいギア比・フォームが意識できたし、重さによる慣性力もあって楽しかった(速く走れるとは言いません)。イイヅカ君も普段は1900g位の手組ホイールらしく、スポーク数が多いのでスポーク破断等のトラブルにも強いらしい。僕も今度機会(というか予算)があれば、現在の完成車ホイールからごついアルミ練習用ホイールに乗り換えてみようかな。

とりあえず春~夏のヒルクライムは一旦終了し、次は7月の都ロード&JCRC群馬だ。8月の矢板・乗鞍に向けてウェイトも意識しつつ、ロードレースを楽しむためにパンチ力強化に努めよう。


0 件のコメント:

コメントを投稿