2018年12月29日土曜日

2018年度自転車競技総括

例年より遅い時期となってしまったけど、文章化すると考え方がまとまるので、今年の競技活動を振り返り、来年についての考えをまとめる。
*2017年度自転車競技総括

①2018年レース結果

03-04 2018サイクルチャレンジカップ藤沢
            男子ソロ 7位
04-01  JCRC第1戦 in 日本CSC
    SAクラス 2位(入賞)
04-15 第31回ツールド八ヶ岳
    男子B 7位
06-10 第15回Mt.富士ヒルクライム
    主催者選抜クラス 34位
06-17 第15回富士山国際ヒルクライム
    男子C 優勝
07-07 2018東京都クラブ対抗ロードレース
    クラスB 優勝
07-22 JCRC第3戦 in 群馬CSC
    SAクラス 優勝
    EDクラス 3位(入賞)
08-19 やいた八方ヶ原ヒルクライムレース2018
    男子アスリートクラス 8位
09-02 JCRC第4戦 in 日本CSC
    SAクラス 2位(入賞)
10-14 JCRC第5戦 in 群馬CSC
    SAクラス 5位(入賞)
10-21 箱根ヒルクライム2018
    チャンピオンクラス男子 5位(入賞)
11-11 第30回ツールドおきなわ2018
    市民140㎞ 2位(入賞)
12-02 JCRC最終戦 in 下総運動公園
    EDクラス 6位(入賞)

 ロードレース・ヒルクライム合わせて13大会(14レース)に参加した。
 今年は新車のEMONDA SLRでレース参加を始めたシーズンとなったが、仕事が超忙しくなり上期は精神・肉体的に不健康な生活で体重も落とせず、ヒルクライムについては昨年を上回るタイムがほとんど出せなかった。良かった点でいえば唯一圧勝かつ50分切りを目指していたあざみラインで48分台を出せたことか。あと、Mt.富士HCの選抜で走れたのは良い経験。タイムがアレなので来年はオファー無いかもしれないけど、また出てみたい。
ロードレースについてはかなり成長を感じた年だった。緒戦のエンデューロで平地をハイペースで走る感覚を得られたおかげで、その後の練習でも平地で高負荷をかけて走る習慣がついた。STRAVAでいくつか平地のKOMが獲れたので成長しているのだろう。
 また、JCRCの最上位クラスで優勝・年間チャンピオン獲得およびツールドおきなわ140㎞で表彰台に立てたのが今年の成果というところだ。特にツールドおきなわについては今年9月末のKOHが台風で中止になり、レースへの緊張感を落とさず臨めたのが良かったのだと思う。レース中のアタック・逃げの成功率が上がったのに対し、マッチスプリントで競り負けるケースが多かったのが課題である。


②2018年練習内容

 2017年途中から勤務地移動となり、朝練時間が5:30までとなったことから、朝練の練習量自体は減った。平日は登坂インターバルが中心、週末は峠を含むロングライド(ファストラン)という点は今までと同じ。登坂インターバルはパワーメーターでデータ分析することで調子が図れるので面白い。
 今年は平地を速く走ることを強く意識していたので、今までに比べて平地の走行能力が格段に上がった。さらに下期にかけて、最大出力走とランニングを取り入れてからコンディションが上がった気がする(単に9月頃仕事のトラブル対応が一段落したためかも)。10月のJCRC群馬の追走、11月ツールドおきなわ終盤の逃げに活きたと思う。
先に書いた通り不摂生な生活で体重を落とせずヒルクライム能力は昨年以下だった(やいた・箱根は自己記録更新できず)が、20分以下の出力自体は向上したように感じ、僕の出たロードレースではレース中に「遅れる」状態にはならなかった。
スプリントについては例年通り練習不足だったけど、ツールドおきなわ後に練習したところ、フォームの改善でちょっとずつ良くなってきたので、引き続き修正する。
 なお、今年からトレーニングストレススコア(以下TSS)のデータ収集を止めた。昨年までGolden Cheetahで分析していたが、Inputが面倒になったのと、正直トレーニングよりも仕事の疲れの方が圧倒的に大きくて当てにならなかったので止めた。疲労に関しては感覚が一番重要な気がする。
 今年からプロテインを摂取するようになった。これについてはトレーニング効率云々よりも、前述したとおり不摂生な生活が続いて十分な栄養摂取ができているか不安になったためである。本当にただタンパク質を摂取する目的のみなので、AMAZONで2000円/㎏の安いヤツを毎日飲んでいる。


③レースについて

ヒルクライムについては2017年程好成績を上げることは出来なかった。ウェイトの問題もあったけど、どちらかと言えばコンディションを整えられないせいでモチベーションが低かったかも。実際2017年はかなりコースを研究していたけど、今年初参加したMt.富士HC選抜クラスについても下調べしなかった。ただ、機材効果とは言えあざみラインで50分切を果たしたので、やり方次第ではまだまだ戦えると思う。登坂力は僕のロードレースの主力武器なので、積極的に伸ばしていきたい。
ロードレースについては例年以上にアグレッシブな走りが出来た。バイクを軽量なEMONDA SLRにしたおかげで加速が楽になり、レース中に出来るアタックの回数が増えた気がする。2017年に導入したレーシングスピードC40とEMONDAで登坂・平地・下りといずれの場面でも攻撃が容易となり、戦術の幅が広がったと思う。特に修善寺・群馬・おきなわと理想的な逃げ展開を作ることが出来た。一方でマッチスプリントで負けるシーンが多かったので、技術・戦術面で改善が求められる。



④2019年予定

以下超暫定の出たいレース一覧です。
1月:
2月:(ウィンターロード)
3月:(藤沢エンデューロ)、都ロード
4月:JCRC修善寺、JCRC群馬orツールド八ヶ岳、都ロード
5月:
6月:(Mt.富士HC)、富士山国際HC
7月:JCRC群馬、(都ロード)
8月:
9月:JCRC修善寺、KOH、(秩父宮杯)
10月:JCRC群馬、(箱根HC)
11月:ツールドおきなわ
12月:
書いてみたけど全然決まっていない。注力したいレースは9月のキングオブヒルクライム、11月のツールドおきなわ、距離の長いJCRC群馬(7月・10月)で、他はかなり未定。日本CSCのレースもJCRC・都ロードどちらにするかは日程次第。秩父宮杯は超人気レースでエントリ厳しそうだけど、公道レースなので一度くらい参加してみたい。
ヒルクライムはかなり未定。とりあえずKOHとザみラインは登る。またMt.富士HCに呼んでもらえたら走りたいな。乗鞍HCはやはり日程きついので参加しない。
ツールド八ヶ岳も悪天候続きでいい加減出るの止めようかと思っていたら、2019年大会もHPに写真使って貰ったので(17年大会流用)、出ようかなぁ(←ちょろい)。
こうやって見ると19年上期は盛り上がりに欠けるか?もうちょい吟味してみます。
いずれにせよ、初戦は2月か3月の日本CSCになりそうです。


⑤オフシーズンの方針

あまり複雑なメニューを組んでもどうせ断念するので、課題は単純にする。
①重いギアを回す(平地でアウタートップ気味)
②ローラー台SST・クリスクロス
③スプリントフォームの改善
2月くらいまではこの3点を意識して走る。レースが近づいたらインターバルなどに切り替えるけど、冬の間にFTPの維持・向上、スプリントスキル、ペダリングスキルのレベルアップを課題とする。特に重いギアを回せるようになれば平地・下りでより速く走れ、戦術幅の向上=よりレースが面白くなる。
あとは体重を増やし過ぎないよう、出来るだけロングライドを入れる。短時間高強度の方が効率がいいのは間違いないが、どうせ寒くて高強度メニューやってもフォームが乱れると思うので、どうせならレースシーズンでできない練習にする。冬は景色もいいしね。
それとランニングはしばらく継続する。クロストレーニング効果に期待。


いい加減ベテランレーサーになってきたけど、元来完成度の低い選手なのでいくらでも伸ばし代が見つかる。これだから自転車レースは面白い。
また、ホビーレース、本ブログ、STRAVAで僕を知った方がレース中に声をかけてくれることも増えた。見た目不愛想な私ですが、レース中に「逃げ」のお誘いを頂ければ多分反応しますのでよろしくお願いします!

2019年も怪我せず楽しくレースに出れるよう、頑張ろう。




2018年12月2日日曜日

2018-12-02 JCRC最終戦 in 下総運動公園

ツールドおきなわでラストレースのつもりだったけど、2018年JCRCシリーズの年間チャンピオンになり、チャンピオンジャージ授与してくれるというので、JCRC最終戦に参加して来ました。

実はJCRC最終戦は初参加。
そして下総公園のコースも初めてなので楽しみ。
と、気楽に走るつもりだったけど、エントリーリスト見たらまぁ馴染みの強豪選手もいらっしゃっている。これはきつそうだなぁ。

個人エンデューロは午後1時からだけど、初めての会場で渋滞も心配だったので早めに会場入り。8時半前に着いた。
自転車を組み立ててレース間に試走。コース幅は広くノーブレーキ・アウター固定で走れる。砂利・落ち葉・水溜まりも無いので比較的走りやすい。ただ、急コーナーも長い登坂もないので「地」の強さが求められる。
10分程コースを走ってから会場外へサイクリングに出る。
利根川沿いの平坦を200W以下で流し。脇道はとても走りやすい。レースが無ければこのまま犬吠岬を目指したかった。まぁレースが無ければ来ないと思いますが。
Photo
平地レースは苦手だけど、サイクリングなら平地がいい。

会場に戻ってレースの準備。
EDクラス出走ギリギリだったけど、年間チャンピオンジャージをゲット。
まぁお楽しみという事で、今日はチャンピオンジャージを着て出走。僕はオーラのない選手だけど、流石にマークしてもらえるだろう。
何だかんだ寒かったので、長袖インナー・長指グローブ・ニーウォーマーで出走することにした。前回の群馬でレッグウォーマーが壊れて以来買っていないので、ニーウォーマーなのです。

出走は30人強。和やかな雰囲気のもと、13:00にスタート。

結果:2時間個人エンデューロ 6位入賞
最後尾出走だったけど、下総レースは初めてだったので、安全を考慮しさっさと前方へ移動。いきなりガツンと上げる選手はいないかな?と思っていたら、早々にSPORT KIDSの選手が先行し始めた。流石に平坦コースで2時間単独逃げは無理だろうと思ったけど、かなりの脚力で数周回独走していた。
これはチャンスだな、と思い、S/Gの坂を使ってブリッジをかける。普段なら逃げが1名から2名に変わっても問題ないと判断されるだろうが、今日の僕は年間チャンピオンジャージを着ている。ので、マークを集めているおかげで8名程?が反応してくれた。これぞジャージの強さ(僕の強さじゃありません)。逃げの1名と合流してからは皆に声をかけてローテーションを促す。
ローテーション自体は上手くいかない。ペース・ラインばらばら・先頭引いていないのに後ろに下がったりなど。それでも一応小集団でゴールを目指す方針は一致しているので走れる。途中、本集団形成の立役者であるSPORTS KIDSの選手がパンクで戦線離脱。残念。
そんなこんなで最終的に7名でゴールを目指すことになった。
まぁ上手く走れたのは前半の1時間だけでした。もう後半はとにかくきつくて千切れないよう必死に走るのみ。というのも、集団の内3名の能力がずば抜けていてペースが速い。ローテーションで後ろに下がっても休めないからジリ貧状態。多分僕が先頭に出るたび「ペース下げんな!」とか思われていただろうなぁ。正直後ろ集団から距離を離したので、エンデューロの性質上こんなにペースを上げる必要もないのだけど、まぁ実際上げれば僕とかが消耗するわけで、意味があったのだろう。
ラスト10分位から残り時間・距離を気にする。そして残り3分くらいで僕が先頭になったので、残り周回を減らすために超スローペースを刻む。いや、本当にきつかったんです。
ただ、他6名にもその気持ちが通じたのか(笑)、皆僕の先頭ペースに合わせてくれた。ありがとうございます。
そしてラスト。何度かペースアップをして集団を1本にし、残り200mでもがく。
もがくけど、すいすい抜かれる。結局僅差で6位。ギリギリ入賞。
まぁ集団ペース走で脚を溜める余裕がなかった時点で詰んでたんですけどね。とりあえずチャンピオンジャージ着て入賞圏外というかっこ悪い展開はギリギリ避けられました。
優勝は井上レーシングの選手。JCRC群馬・修善寺ではよくご一緒した方だ。他レースでは勝ったけど、こういうスピードコースでは全く歯が立たなかった。こういう脚質の違いが出るからロードレースは面白い。
ED6位とSAクラス年間チャンピオンでW表彰
表彰後はじゃんけん大会。一発で負け、すぐに帰り支度。
大きな渋滞もなく18時前に帰宅。

反省・感想
平地を走る力…別記事にも書く予定だったので詳細は割愛するが、今回の敗因は脚を残せなかったことだ。ツールドおきなわ以降スプリントのフォーム改善で結構よくなったと思っていたけど、そもそも巡航速度で脚を残せなかった時点で勝負に負けている。一朝一夕で改善する話ではないので、春にかけて、「重いギア」を回す練習を増やす。
にしてもペース速すぎ…今回Garminの計測では平均時速40km/h。2時間で出す速さじゃないでしょ!過去数年のJCRC下総EDでも最速ペースだった。しかも最大20分パワーが290Wって平地で出すパワーじゃねぇ!この辺りは走り方がへたっぴだったんだろうなぁ。まぁ良い経験でした。
脚を残す走り方…純粋なフィジカル面を除いた部分では、やっぱり先頭引く時間をもう少し短くするべきだった。見栄を張ったわけではないけど、脚の残り具合とかをもっと注意して走りたい。
ジャージ効果…自転車レース界には「ジャージの強さ」という概念がある(はず)。僕のような無名レーサーでも「チャンピオンジャージ」を着ていれば「逃がしちゃまずい」となって皆が動いてくれるから逃げ集団を形成しやすい。本当はこれ着て群馬や修善寺でアタックとかできたらよかったんだけどね。実はこれ着て後輩イノウエ君あたりのアシストしたら完璧じゃないか?ともかく楽しい経験が出来た。

意外にも、僕がツールドおきなわ140㎞で2位になったことを知っている方がいて驚いた。ぶっちゃけ優勝でもしなければ名前も残らないのだけど、僕はツールドおきなわではしゃいだ(?)アタックとか結構やるので、他選手のレースレポートに出ることがあるらしい。そんな僕でもこういうコースでは6位。コース・脚質・戦術の違いで勝敗なんて簡単に変わる。皆違うから面白いし、そんな中で勝つ選手がいわゆる「強い選手」なんだろう。なってみたいものだ。

ともかく2018年のレースはこれにて終了。
最後にチャンピオンジャージも獲得したのでそこそこ満足。
JCRC関係者の皆様も今年1年お疲れ様でした。近年参加者数で厳しい様子ですが応援しています。
来年もよろしくお願いします!


2018年11月24日土曜日

2018-11-24 するすると

ツールドおきなわの激闘から早2週間が経った。
すでに来シーズン、というか次レースに参加している方々もいるが、僕はまだスイッチが入らない。とは言っても来季に向けての課題・目指す姿は定まっている。ただメンタル弱者なので、いまから頑張り過ぎると途中でダメになるからゆっくりと進めていく。

とはいえレースが終わると何故か「ロングライドしたい症候群」が発症し、先週は南房総サイクリングをした。
そんな感じで明日もロングライドの予定。


最近スペシャライズドのヴェンジ(ディスク)とRovalのホイールについてやたらと評価しているのが異様に思える。確かに素晴らしい商品かもしれないし、「ツールドおきなわ市民210㎞を制したバイク」ともなれば注目を浴びるだろう(因みに市民140km逃げ切り2名はリムブレーキです!)。
ただ、元来ロードバイクって「合う・合わない」が最も重視されるのではなかったっけ?優秀な機材なのかもしれないけど、やたらほめる記事が多いので、ひねくれ者の僕にはメーカーのプロパガンダのように思えてしまう。どんな機材(スペシャに限らず)だって長所が短所になりえるのが忘れられている。あと、コスト。100万円のバイクや30万円強のホイールなんて簡単に買えません(僻みです)。本当に同コスト帯の競合製品に対して騒ぎ立てる程に違うのかなぁ。まぁ100万円の自転車を乗り比べる環境と技量があればわかるのだろう。
最近はエアロロードが登坂でも絶対的に有利みたいな記事も見たけど、ツールドフランスのエース格はあまりエアロにのっている印象がない。自分もエアロ乗ったことがないけど、乗り心地は軽量バイクの方が良いのかな?
なんて書いてみたけど、結局好きなのに乗ればいいんですよ。アマチュアなんだから。
そしてお金があっても動力源たるエンジンは買えないので、練習するのみです。

最近知って感動した商品。
GORIX ゴリックス 分割クリート シマノSPD-SL対応 ロード用クリート(黄色) VP-ARC SL
GORIX ゴリックス 分割クリート シマノSPD-SL対応 ロード用クリート
シマノSPD-SLクリートのサードパーティ製品。純正の半額程で地味にうれしい分割機能付き。普段使っている青クリートがないけど、この機に黄色に戻してみようかな。固定が弱いとかのデメリットはあるのか?でも安さは魅力。


この2週間ツールドおきなわ参加者のレースレポートを読んでいて思ったのは、おきなわに限らず僕が「逃げ」をするときにほとんどの人が「TKC選手がするすると前に出て...」みたいな表現を使っている。どうやら僕は「するする」と走るらしい(?)。
なんで、逃げのコツは「するする」走るです!
是非お試しください!

何気に来週末が今シーズン最終レース。
とりあえず楽しんできます。

2018年11月11日日曜日

2018-11-11 第30回 ツールドおきなわ2018

*はじめに
当ブログは自己保管のために書いており、閲覧者数も決して多くはなく、万人に受け入れられる内容とは思っておりません。それでも掲題のレースでそこそこの成績を残したため、本ブログに辿り着く方がいるかもしれません。人によっては不快に感じる内容もあるかもしれませんので、その時は三流ホビーレーサーの戯言と思ってページを離れて頂ければと思います。

今年もツールドおきなわ2018大会に参加して来ました。
JBCFを除く国内ホビーレーサーの最高峰レースと言えば、ニセコクラシックやジャパンカップ、富士ヒル、乗鞍などが有名であるが、ロードレースでいえばやはりツールドおきなわがダントツに有名だろう(将来的にはニセコの方が賑わうかもしれないが)。

今年も大学関係の仲間と計7名で参加。普段単独でレース活動しているけど、WAPPAジャージが揃う数少ない機会で、レース以上に皆と走るのが楽しみでもある行事である。
今年は何とか有休をとって金~月で沖縄に行った。

11/09
金曜日はみんなと合流してレンタカーで名護へ移動。
おきなわソバ 旨い!
1.5kg+1.0kgパフェ 旨い...が多い!
寿司+オリオンビールとか 旨い!
金曜日は例年通り自転車には乗らず、観光しつつたくさん食べた。レースは明後日なので、お酒も適量ならOK? とにかく旨かった。

11/10
土曜日、すなわちレース前日。
午前中は名護から国頭に移動し、海岸線と普久川ダムを試走。天候は曇り気味だったので暑すぎず、快適に走れた。
2014-2016の3年連続山岳賞をとったけど、もうKOMは卒業します。
普久川ダムを下っていると某RXチームが片側車線一杯に広がりながら走っていた。交通規制していないのにああいうことをするのは普通に道交法違反だし、ロードバイクの社会的地位が下がる。有名チームなのだからリスペクトされるよう振舞ってほしい。
試走後は国頭の道の駅で昼食。明日は厳しいレースなのでガッツリ肉増しで注文したけど、玉ねぎばっかり多かった気がする。
明日に備えてガッツリ食べる
昼食後はレースコースの確認を兼ねて名護の受付へ移動。サイクリング部門の方々も楽しそうにたくさん走っていた。途中学校坂区間では超スピードで登るサイクリストがいる、と思ったらGochiの方で明日の試走のようだった。明日あんなペースで登られたらきついだろうなぁ、なんて思いつつも「いよいよ明日か」と熱くなった。今までのおきなわを思い出しながら会場へ向かう。

会場では特に長居せず、ブースで補給を買ったら再び移動。ここで210㎞、140㎞、100㎞は別々の宿にしたため分かれる。みんな無事名護のゴールで合流しよう。
今年はツアーセンターで予約が取れたおかげで「いずみや」に宿泊。
いずみや 夕食
JPTを走る後輩から色々栄養摂取に関する話を聞き、夕飯は頑張って御飯を茶碗2杯食べた。ゼッケン、補給、バイクの調整をし、明日に備えて就寝。

11/11
日曜日、決戦当日。
いずみや 朝食
朝5時に朝食。食べ過ぎで動けないと困るので、ご飯は1杯のみ。消化の遅い野菜・油類は胃の負担になるので、宿には申し訳ないが残させてもらった。朝食後に一度手荷物預けをし、再び宿で休憩。消化に良さげな炭水化物類をゆっくりと摂取したり、用を足したりしながら時間を過ごす。
補給はボトル(CCD+メイタンジェル+電解質パウダー)×2、スポーツようかんプラス×4、アミノバイタルPE×3、メイタンジェル×2。少々重いが備えあれば憂いなし。
交通規制の関係もあり、7:30頃に140㎞の会場へ移動。
ここに400人程のレーサーが集う
準備万端
ゼッケンNo.50以下の選手は前列スタートのシード権があるものの例年なぁなぁだったが、今年はしっかり管理してくれていたので堂々と先頭付近に陣取れた。
土曜日とかわって日差しが強く、気温も上がるが風が弱いので快適。日焼け止めもしっかり塗ったので日差しによる体力消耗はないだろう。
市民レースのスタート時刻は男子国際レースの展開に左右されるのだけど、今回は全体ペースが速いらしく、9:08頃出走見込みという事で、ぞろぞろとスタート地点への移動が始まる。市民210㎞のメイン集団を見送ってからスタートなのだが、210㎞組が普久川ダム手前のトンネルで落車があったと情報が入り、スタートは後ろ倒し。結局9:15スタートという形になった。

スタートは前から2番目。緊張する。データを見て弱気になるのが嫌だったので、今年は心拍計を持ってこなかった。僕はJBCFレース出ていないので、あまり他のホビーレーサーに詳しくないけど、見渡せばCyclowiredで見るような有名チーム・選手だらけだ。
それでも参加するからには僕だってこのレースの主役だ。
全力で走って、全力で楽しんで、動けなくなるくらい出し尽くして、ゴールではぶっ倒れてやろう。
9:15、ツールドおきなわ2018市民140㎞が始まった。

結果 市民140㎞ 2位(入賞)
スタートして数kmで普久川ダムなのだが、140㎞で最初に注意すべきは序盤2か所のトンネルだ。とにかく落車を避けるべく周囲と意志疎通をして安全確保しながら通過。普久川ダムへの急カーブ区間も大声で安全走行を呼び掛けながら無事通過。
そして始まる1回目の普久川ダム。
ここで東大OBのタニ君に会ったので挨拶しつつ、例年通り登坂で先頭に出る。初参加の2014年から毎年やっている動きなので、もはや市民140㎞常連の方々からは「またWAPPAの坂バカが出た!」と思われたかも。今年は風も弱いので登坂で先頭に出るデメリットはほぼなく、マイペースで脚を残すための動きでした。淡々とペースをこなしながら周りの選手を観察。今年はKOM狙いでなかったので、先頭付近で活発に動いている選手に「KOM狙いでペースアップするなら集団で追いませんよ」と声をかける。反応してくれた方が単独でペースを上げ、僕は集団を抑えつつペースを維持する。KOM狙いの選手が先行させて山岳で集団を活性化させないのが狙いだ。下り技量の低い僕としては山岳終盤で集団が活性化したまま辺戸に向かって超高速ダウンヒルをするリスクを避けたかったので、こんなせこい作戦を実行した。
ただ、僕が逃げを見送ると数名が「TKCさん、KOM狙わなくていいんですか?」と冗談を言ってくれるので「もう勘弁して下さい!」と笑って返す。
そのまま淡々としたペースで一回目の普久川ダムを通過。

相変わらず下手な下りでポジションを落としつつ、補給所付近で一回目KOMの選手に挨拶。優勝狙いの選手はKOMを積極的には狙わないが、スタート早々皆脚が残っているコンディションで、参加400名の中からKOMを獲るのは大変なことだ。僕も初めてKOM取った時に皆が声をかけてくれて嬉しかったので、彼のKOMについてもリスペクトする。

その後はしばらく高速ダウンヒルが続く。前よりましになったとはいえ、たまにあるブラインド気味のコーナーでは結構遅れる。ただ、RXの有力選手も数名後ろにいて、RXは5-6人参加していて仲間を置いて行くとは思えないので、下りでポジションを下げることに不安はなかった。
長い下りが終わったら補給を開始する。作戦上レース終盤に補給する余裕はない予定なので、まずはようかん2本とゼリー1本をスタートから1時間で消費する。ボトルについても70㎞の補給地点までに1本からにするペースで飲む。
また、辺戸岬あたりからカメラのモトバイクをうっとおしく感じるようになった。登り返しで集団が横に広がるタイミングやトンネル内、あろうことか2→1車線に変わる区間でクラクションを鳴らしながら抜こうとするのである。はっきり言って邪魔だし危ない。去年までこんなの無かったのになぁ、なんて思っていら、僕は見たことないけどNHKのチャリダーと呼ばれる番組中の「男子ロード部」の撮影らしい。言われてみるとカケイ選手らが黄色いジャージで走っており「あれかぁ」と思う。ただ、ヨーロッパプロでさえモトバイクとの事故事例はあるし、ましてツールドおきなわ参加者の大多数は僕と同じ素人レーサーだ。ロードレース普及活動には賛同するが、もう少し配慮してほしいものだ。

海岸線の平坦区間あたりからRXによるペースコントロールが顕著になった。No.1021フクダ選手・1028クニミ選手が積極的にペーシングしている。この区間はとにかく脚を溜めるために様子見。逃げが出ても人数を揃えているRX・チャリダー連中が何とかしてくれるという事にする。
そんなこんなのうちに数名の逃げが発生し、そのまま2回目の普久川ダムに突入した。

1回目に引き続き交差点くらいでジャンプアップして先頭に移動。カケイ選手が先頭を走っていたが先頭を奪い、今回もマイペースを刻ませてもらう。先頭付近で去年一緒に逃げたヤマモト選手と一緒になる。去年はこの辺りから抜け出したので
「今年も行っちゃいますか?」なんて冗談を言い合って集団先頭引きながら二人で大爆笑。レース中に失礼しました。
結局特筆すべきペース上下は発生しないままKOMを終える。
この頃から市民100㎞の後方選手が増え始め、KOMからの下りで結構怖い思いをした。落車もあったようなので、遅れてもいいからとにかく安全第一で下る。結構ポジションを落としつつも、70㎞地点の補給地点でスポーツドリンクを受け取り後半戦に備えてようかん2本を食べる。このタイミング以降の固形食摂取は体調的に出来ないだろう。
後半戦への分岐T字路(右折)くらいでポジションを少し上げて、またそこからの下りでポジションを落とす。カーブならわかるが、下り直線でどうしてあんなにスピードが出せるのだろう?と疑問に思ったが、それは今後の課題、余計なことは考えずに集中する。

所謂「本格的なふるい落とし」が始まる学校坂には先頭から10秒ほど後ろで突入だったので若干焦る。ただ、2,3名ペースを上げただけで、集団はまったくと言っていい程反応しない。おそらく今まで支配的な走りをしていたフクダ選手率いるRXが動かないからだ。単騎参戦の多いホビーレーサーは人数を揃えているRX・チャリダーの動きを警戒しており、彼らが動かない限りは集団が活性化しない状態になっている。また、カケイ選手がモトバイクとやり取りしたり、無線(マイク?)のやりとりをしているのを見ると、かなり仕掛けにくい感じになっている。嫌な雰囲気だが、彼らが元気なうちはまだ攻撃のタイミングではないのでチャンスを待つ。
とくにアタックもないままここまでレースが続いているため、メイン集団はまだ100名程いるのではないだろうか。この超スローな展開に業を煮やしたのか、はたまた作戦か、学校坂終盤でカケイ選手がアタック、10名程が反応する。ただチャリダーのエースは彼ではないと思ったので僕は反応しない。フクダ選手含むメイン集団でローテーションをしつつ、程なく吸収した。
その後も特別なペースアップはないままレースは進む。相変わらずフクダ選手が積極的に平地でペースを刻むので抜け出ることは難しい。人数を揃えているRXとチャリダーは誰も逃げを出さないので、人数の強みでゴールスプリント狙いなのか、1人も逃げを出していない。フクダ選手が先頭ハイペースを維持している状態ではアタックが決まらないと思うが、メイン集団はもはやフクダ選手のペースコントロールに依存してしまっているようにも見える。すなわち、彼が動きを止めた時がチャンスだ。平地はともかく登坂力なら僕も負けないので、登坂では積極的に前に出てペースメイクし、平地屋を休ませないように走る。また、時計を見ながらゼリーを摂取し、勝負に備える。
登坂は積極的に牽引
そのうちに2回目の普久川ダムあたりからずっと逃げていた逃げを吸収し、ペースが若干落ち着く。
90㎞地点くらい(?)でフクダさんが「俺そろそろアシスト終わるよー」と言っていたので、「ここまで頑張ったのだからポイント賞まで行ってみては」と提案。結局フクダさんがポイント賞をとった。今までの献身的な牽引にリスペクトを送りつつ、メイン集団の牽引者が不在となり、いよいよ勝負をかけるタイミングを伺う。
まずは集団の先頭をとり、平地区間をペース走。向かい風なので無駄足を使わずに30km/hくらいのスローペースで走ってみるが、特に追い抜きはされず、集団にアタックの意思がないことを確認。一番の懸念はフクダ選手に次いでRXの選手がアタック封じのハイペース走をすることだったが、幸いにも先頭に出てこなかった。途中の登坂区間ではそこそこのペースを維持して集団コントロールの意思表示をしておく。
そして2回目の補給区間に向かう。水分補給のペース的に僕はここで給水しないつもりだったので、淡々としたペースで登る。補給地点でのアタックはロード的にマナー違反だったと思うので、ペース走で集団の動きを観察しながら走る。観察した結果、「いけるかも」なんて思うようになる。
なお、このあたりまでの展開はフクダ選手のレースレポートに詳細な考察がされています。https://note.mu/masahif/n/n4bd362377b50

そしていよいよ勝負どころである110㎞地点、通称「有銘の登り」に近づく。
レース前からずっとここでアタックすることを決めていた。ここの後は大きな登坂はなく、羽路まで平坦が増え、「羽路決戦」に向けて牽制ムードになる風潮がある。逆に言えば、ここで抜け出せば牽制する集団を出し抜くことが出来る。ここからゴールまでは1時間、僕の「逃げ」の射程距離ギリギリだ。きっと行ける。
集団先頭をスローペースでこなし、昨年は40km/h以上出ていた平地を30km/hあたりにコントロールし、アタックしやすい状況を作る。メイタンジェルを飲んで警戒心を最大限に上げてタイミングをうかがう。ここでカケイ選手がちょっと飛び出るので、反対側から自分もペースアップ...すると誰も反応しない!本当は登坂になってからアタックする予定だったが、もうこのタイミングしかないと悟り、ペースアップする。
いざ、勝負!

「逃げ」はとにかく最初が肝心なのでとにかく集団の視界から消えることを優先したライン取りで走る。前には市民100㎞の千切れた選手がいるので、その隙間をくぐりながらタイム差を広げることに徹する。下りは集団が絶対有利になるので、とにかく得意な登坂区間と集団が油断している平地でリードをつくる。
15分くらい(?)したところでバイクから「後ろが2番手だよ」と教えてもらい、振り返ると1名追走がいる。ただ、メイン集団の位置は分からない。正直単独エスケープを狙っていたので、追走を待つ気はなくそのままハイペースを維持する。待たなきゃいけない選手なら合流してペースダウンするかもしれないし、僕より速い選手なら待つ必要もない。結果的にイワキリ選手(後で名前を教えてもらった)と合流して2名逃げVSメイン集団になる。
合流後に急いでイワキリ選手と作戦を確認。羽路までに差を広げること、羽路以降は一気にタイム差を失うこと、集中してノートラブルで走ること、など。お互い似たような作戦で飛び出てきていたので意思疎通はスムーズ。声を掛け合いながらローテーションで進んでいく。
途中で女子国際100㎞に参加していたイシザカをパス。初参加ながら頑張っていたので声をかけたけど、本当は自分を鼓舞するために大声を出していた。
実はすでに脚は攣り気味。でもこの状況では前に進むしかない。やるだけだ。

2人で励まし合いながら海岸線を終え、ついに羽路ダムの登りに到着する。ここでメイン集団とのタイム差は2分10秒。どんなに集団がゆっくりだろうと羽路ではふるいがかかるので、これ以降はメインとのタイム差がどんどん縮まる。
ここでもイワキリ選手と状況を確認して高速ローテで最後の坂へ向かう。登坂入り口で市民100㎞をパスする。ここからはクライマー最後の見せ場なので、羽路頂上まで一本引き。対イワキリ選手を考えればこの坂で倒すことは出来るだろうが、メイン集団の追撃を考えると共倒れは面白くない。ともかく二人で登れる限りのハイペースで頂上に向かって駆け上がる。
なんだかツールドおきなわクライマックスの登坂たる羽路ダムを先頭通過しているのが夢のようだ。「ここに来てよかった」とレースも終わっていないのに感激してしまった。
山頂からは決死のダウンヒル。再びローテーションしながら必死に走るが、メイン集団との差は確実に縮まっている。でも行くしかない。
名護に向かうT字路に出たところでメインとの差は50秒ほど。残り約5km。

体の大部分が痙攣しているが、ただただ全力を尽くすのみ。メインからは厳しい追走が続いており、もはや駆け引きしている余裕はない。ただただ2人で声を掛け合いローテーションを続けて名護を目指す。

ラスト3km後続とのタイム差は30秒ほど。

ラスト2km、とにかく回す。

ラスト1km、後続との差は20秒ほど。
これは逃げ切り確定。先頭は2名、勝者は1名。
ここらでイワキリ選手は僕の後ろに下がり、僕はイワキリ選手の動きをマークするため左端にポジションを移す。
ラスト300mからジャブアタックを放つ、が体が動かずすぐに失速。
ラスト150mから再び今度は全開でアタック、のつもりが最早体が追いつかない。あと少しだけ動いてくれ、と念じたが、おそらく羽路前からだろう、体は最早限界を超えていて腰が上がり切らない。
そうこうしている間にイワキリ選手も最後の力でスプリント。もはやなすすべ無し。
今年のチャンピオンの背中を見送りつつ、140㎞のゴールをくぐった。
市民140km優勝 岩切弘輝
2位という一番悔しい順位なのに、不思議と悔しくなかった。ただ、一緒に最後まで逃げた彼に対して自然に拍手をしてしまった。

次々に仲間たちもゴールに集う。皆怪我無く無事に終われてよかった。
優勝できなかった僕であるが、ゴール後皆さまから暖かい声をかけてもらえた。ロードレース、ヒルクライムと言った色んなレースで出会ったライバルと沖縄で再開できるというのはとても不思議な感じだ。
ただ、話ている間に「体震えているけど大丈夫ですか?」と心配された。言われて気付いたが、体はとうに限界を超えてずっと痙攣していた。
愛車のEMONDA SLR
本当によく頑張ってくれた
初めてのツールドおきなわ表彰を待っている間にイワキリ選手とレースについて色々話した。そのなかで一番聞きたかったことが「何故僕みたいな無名選手の無謀(?)な逃げに乗ったのか」という事。そうしたらイワキリ選手も羽路前に抜け出すことを狙っていたとのこと。要するに僕も彼も元々はソロで勝ち切る作戦だったということか。何度も書くが、僕は彼に負けたことに対して不思議と悔しく思っていない。競技者としては問題だと思うが、沢山の強豪レーサーを擁するメイン集団に対してたった2名で立ち向かったこと、そして負けたとはいえ彼と2人でワンツーフィニッシュで逃げ切ったことに誇りを持っている。

そして表彰式。
ツールドおきなわで3位以上にならないと登れない壇上。壇上からの景色は...これはみた人にしかわからない(笑) いや、ちょっと面白い景色でした。興味を持った方は是非おきなわで勝ってください(笑)。

その後は皆で那覇に移動しメインイベント(?)の飲み会。
本当に楽しかった。

11/12おきなわ最終日。
この日は平日だけど有休をとって午前中に那覇の国際通りを散策してから帰宅。
夢のような4日間だった。


反省・感想
今年も「無事」に走れた…これが一番重要。残念な事実であるが、ツールドおきなわは毎年かなりの人数が落車している。僕を含め一緒に行ったメンバーが全員無事に終われたことを幸いに思う。
・(負けたけど)作戦がはまった…逃げをするまでの下準備、仕掛ける位置、ペースなど全てがかみ合って逃げ切りをすることが出来た。よく「逃げは無謀」と一蹴する人もいるけど、ツールドおきなわの過去の優勝記録を見れば逃げ切り優勝は決して少なくない。ゴール前勝負を避けたい選手はむしろ積極的に仕掛けるべきだと思う。集団心理の裏をかき、トップ実業団や元プロ相手に立ち回れたことを誇りに思う。
ゴール前駆け引き出来る状態でなかった…結果だけを見れば、イワキリ選手を途中の坂で切って走ったら多分追走手段に飲まれていたと思うので、最後まで2人で行ったのは正しい判断だったと思う。ただ、その中でも最後の瞬間を考慮して脚を残すよう立ち回れたのかな?ノグチには「場数を踏むしかない」と言われたけど。
シミュレーションをもっとする…レース中は直感を信じて行動することが多いけど、それでもロードレースに参加するときはいつもレース展開について事前にシミュレーションしている。今回だって有銘で反応する選手がいたら単独逃げするために連続アタックする準備をしていた。でもブリッジがいるとは想像していなかった...事前に色々想定しておけばその場で考える労力も減るので、今後改善していこう。

結果は優勝できなかったけど、過去最高の成績で今年のおきなわを終えることが出来た。
強豪ひしめくツールドおきなわで特筆すべきフィジカルの強さがなくとも、最善を尽くせば結果につながることを証明できたと思う。
1年後のことなんてわからないけど、またツールドおきなわの舞台で皆と競い合いたい。
とりとめなく非常に長い文章となってしまいましたが、最後まで読んでくれた方いましたらありがとうございます。何かのご参考になれば幸いです。


P.S.去年・今年と大逃げをかましたので、そろそろ僕の評価も「クライマー」から「逃げ職人」に変わるのかな?



2018年11月8日木曜日

2018-11-08 シーズンクライマックス

日曜日にTrekをパッキングし、今週はGiantで朝練。やっぱり乗り心地がいい。

先週からまたもや仕事でトラブル対応を担当する羽目になり、超ハードスケジュール。でも何とか当初の予定通り3泊4日のツールドおきなわにこぎつけた。
沖縄から戻った翌日に始発出張なのは我慢しよう。

名護の天気は良さそうで、今年も熱いドラマがあるだろう。
スポーツである以上、勝敗という優劣はあるけど、参加者全員がそれぞれ主役だ。
今年も全力勝負を楽しもう。

あすから、いざ沖縄!

2018年10月29日月曜日

2018-10-29 ゼッケンNo.1008

沖縄に向けて追い込み時期。
昨日は補給練習を兼ねて宮ケ瀬周回コース。
アップダウンありでほぼノンストップで走れるコース、正直ロードレースはここで練習すれば十分だと思う。
普段食べないスポーツ羊羹やゼリーの食べ方、延々とペダルを回し続けてかなり負荷のかかる練習になり、おかげで今日は久々に練習なし。
そろそろ回復のペースを考えて調整しよう。

ツールドおきなわの参加案内が届いた。
今年もゼッケン1008、140㎞クラスの下一桁だ。
もう2週間をきり「いよいよ」って感じがする。
去年は当日声が出せない程風邪を引いていたので、健康面だけには注意しよう。

ロードレースは何が起きるか分からない。
積み重ねた努力が結果とならないことがほとんどだ。
(努力こそが結果だけど)
だからこそ、できるだけの準備をして臨もう。

良い天気になりますように。

2018年10月21日日曜日

2018-10-21 箱根ヒルクライム2018

今季ヒルクライム最終戦の箱根ヒルクライムに参戦しました。

昨年チャンピオンクラス優勝という個人的には快挙を遂げたレースだけど、最近のコンディション及び出走者リストを鑑みるに、流石に連覇は難しそう。まぁレースは何があるか分からないので「不可能」とは言わない。

当日受付にしておいたおかげ(?)で昨日は仕事ができ(涙)、小田原競輪場で受付後に大観山頂上の駐車場に移動。
主催者側でスタート地点への集団移動の案内があったけど、集団の下りは結構ストレスだし、何よりゆっくりなので寒い。
そんな訳で、準備をしたら早々に箱根旧道から下山。
途中のファミリーマートのイートインで暖を取って休憩してから会場に向かう。

一夜城をゆっくり走ってウォーミングアップ。10月下旬に差し掛かるが、今日は日差しが強くてじんわり汗が出てくる。途中休憩したりしていたら、手荷物預けの時間が迫っていたのでスタート地点に移動。すでに結構人がいたけど、箱根ヒルクライムのスタートは横幅が広いので、別に最後尾スタートでもディスアドバンテージにはならないから気にしない。
相変わらず会場の簡易トイレは混んでいたけど、会場近くにある数か所の公園はトイレ併設なので、並ばずに用を足せた。

それにしても日差しが強い。寒いよりはいいけど、待ち時間の間に結構水を飲んだ。レースは待ち時間含めて脱水対策が重要だ。

昨年以上にチャンピオンクラスが充実していたので、逆に気負わずに済んだ。10:30定刻通りスタート。
結果:チャンピオンクラス男子 5位(入賞) 42分39秒
スタート地点からはいきなり10%が始まる。例年通り(笑)序盤からフルスロットルな連中がいるけど、数分でガス欠になりそうなので、気にしない。
優勝候補はササキ君とオオシマさんあたりと思ったけど、出るからには僕も勝つつもりで走る。単純な力ではまず敵わないので、序盤はそこそこのペースで上げて走る(何だかんだ序盤は先頭引いていた)。箱根HC初参加の選手はペースが分からないと思うので、序盤から上げて「こんなペースじゃ無理だ」と感じてもらえれば儲けもの。
しばらく棒状に走っていると6人くらいになったか?そこから2名が先行し、それをササキ君とオオシマさんが追う。僕はここで離れてしまったけど、今日は最後までペースを維持するつもりだったので、無理せず淡々と追う。ここでCOW群馬の選手としばらく一緒になって、また5秒くらい遅れる。でもコースを熟知している僕の方が圧倒的有利だと分かっていたので、途中でじんわり抜き返す。
前を見ると10秒くらい前にオオシマさんが見える。どうやらササキ君から遅れたようだ。現在5位なので、優勝争いからは脱落だけど、ここで上の成績を目指せなければ今後の成長は見込めないので、追いつくべく踏み込む。昨年に比べてペダリングが改善されたのか、傾斜面でもパワーを落とさず走れた。というか、後半にかけても300W以上のペースを維持できており、かなりリズムよく走れている。
終盤はダンシングを挟みながらペースを上げていき、結局追い付かなかったものの、1秒差位の5位でゴール。

最後にもがいてゴールしたけど、自転車に乗っていて久々に吐きそうになった。脚を攣りそうになるのは(残念ながら)しばしばだけど、吐き気は久々。

序盤の上げペースに対して終盤もそれなりの出力をだして、最後はもがけたのでかなり上手くペースメイクできたと思う。おまけにギリギリ入賞。5位でもやっぱり入賞は嬉しい。
雲一つない快晴でした
そして優勝はまさかのコースレコード(1分更新)でした。39分台って速すぎ!まぁレベルが上がるのは良いことだ。勝てなきゃ悔しいけど、簡単に勝てないからこそ自転車レースは面白い。

帰宅後、何だかんだ体力が余っていたのでランニング。ゆっくり走るつもりが途中から何故かキャプテンアメリカのランニングシーンを思い出し、4:30/kmペースになってきつかった。バスと競争しちゃだめだな。

反省・感想
・目標通りのペースで走れた・・・序盤は350W超え位のペースで踏み、途中のペース走も300W落とさないくらいで走れた。疲れを抜けばこれくらい出せるものなんだな。特に無理なペースアップとかしなかったおかげで終盤でもペースが維持できたのは良い点。本当はいつもそれが出来ないとダメなんだけど、やはり精神的に余裕があるとこういったペースコントロールがやりやすくなる気がする。ヒルクライムであまりダンシングを使ってこなかったけど、今回は終盤のペースアップで上手く使えたのも成長した点だろう。
・ある程度のウェイトコントロールは必要・・・正直に話すと、昨年優勝した時の比べて、今年は+4kgで、+30秒ほどでした。去年は意図的に体重落としてみたけど、今年は春からずっと仕事のトラブル対応で健康的な生活リズムを刻めなかったのが影響していると思う。別に今後無理に減量するつもりはないのだけど(ストレスを感じてまで自転車に乗ろうとは思わない)、健康維持のためにもうちょい食事含め生活リズムを見直そう。
・大会運営応援しています。・・・あくまで一サイクリストの戯言なので鵜呑みにしないでほしいと思うのだけど(だったら書くな!)、この箱根ヒルクライムというイベントは財政的に厳しそうに見える。日程・駐車場・商品なども結構切り詰めていた。昨年優勝した時は大きなトロフィー(盾)をもらったけど、今年はチャンピオン男子も年代別と同じやつだった。別に商品欲しさに走っているわけではないけど、やはり財政的に厳しいのだろうか。Walkrideだけでなく、県内のショップが協力して開催すればとも思ったけど、ショップごとに推す商品(メーカー)も異なるから難しいか...いずれにせよ、来年以降も開催できるように応援しています。ただ、開催前のメールが多すぎて困った。一通にまとめてほしいです。

今年はまだいくつかレースに出るつもりだけど、クライマックスであるツールドおきなわまでいよいよ3週間を切った。残り2週間は悔いを残さないようガンガン負荷をかけていこう!




2018年10月20日土曜日

2018-10-20 年間チャンピオン決定通知

今週も何だかんだ朝練継続。
朝方だけ雨が降ることもあったのでローラー台トレーニングもしたけど、なんか普通に20分300W位で回った。やっぱりレースを挟むとリミッターが外れるんだなぁ。逆に言えば、レースから遠ざかるとリミッターがかかるわけだが...

JCRC群馬が終わり、火曜日の夜にメールが届いた。
おお、ことしのJCRC年間チャンピオンの通知ではないか!
年間チャンピオンになるには一定以上のポイントを稼がないといけないのだけど、今年はSAクラス1×1回、2位×2回でトップに立てた。チャンピオンジャージも嬉しいなぁと思っていたら、10/18(木)14:00までに返信って、メール貰ってから48時間以下かよ!
まぁすぐ返信しましたが。
そんなわけで今年は年間チャンピオン表彰式に参加すべく、JCRC最終戦に初参加予定。個人EDの予定だけど、楽しんでこよう。

と、その前に沖縄前最後のレースとして明日の箱根ヒルクライムに参加する。さすがに昨年ほどのパフォーマンスは発揮できないので、今年は表彰台難しいだろうけど、僕にとってヒルクライムデビュー、ヒルクライム初勝利など思い出深いコースなので楽しんでこよう。

と言いつつも今日も休日出勤し、睡眠不足でお疲れ気味。まぁ1時間以下のレースだしスタミナなんか関係ないか。いつもベストコンディションって訳でもないし、そもそもブログなんか書いてないで寝たほうがいいのだろう。

明日もガンガン走って沖縄に向けて調子を上げよう!

2018年10月14日日曜日

2018-10-14 JCRC第5戦 in 群馬CSC

昔はこの時期と言えば「JCRC群馬」と「ジャパンカップ」だったのに、結構レースが増えた(川崎マリン、伊豆ヒルクライム、etc.)。増えたはいいけど、日程被せないでほしい。両方出るからさ...

秋のJCRC群馬は102㎞というホビーレーサーにとっては比較的長距離が走れるレースで好きだ。アップダウンがあるので平地のエンデューロ系レースより好みだ。
昨年はSAとEDにダブルエントリーしたけど、今年はEDが午前中だったのでSAのみにエントリー。正直EDやった後でSA完走できる気がしない。
昨年はSAクラスで70人強いたけど今回は26名。ただJPTを走るフィッツ2名が参加しているのでどうなることやら。

当日は悪天候が予想されたけど、曇り気味で時折日差しがあり、風も弱くて走りやすい気候だった。
9時過ぎに会場入りして準備しているとWAPPAジャージで参加していたイノウエ君が丁度EDクラスで優勝したところだった。さすが、と思いつつ話していると「SAはきつそうっす...」とのこと。まぁそうだよね。

ここでトラブル発生。
ウォームアップしようと思ってレッグウォーマーを付けようとしたら金具が壊れた。まぁ長く使っていたし、寿命だろう。別にレース中は使わないしいいか。
と思ったら今度はヘルメットを忘れた!
これはマズい。メットがないとそもそもコースに入れてもらえない。群馬CSCの管理棟で何とか代理品のメットを課していただいた。ボロボロで汚かったけど、贅沢は言えない。普段インナーでバンダナ使っているし、メットキャップ付ければぱっと見分からないだろう。
とりあえずセーフ。

一周コースを試走したけど落ち葉・枝・砂利・水たまりが無く路面状況も良い。
あっという間にスタート時刻となり、11:45分SAスタート。

結果:SAクラス102㎞(6km×17周) 5位(入賞)
パレード解除と共にフィッツの選手が一発打つ。102㎞のレースなのにいきなりか。とりあえずチェックする。
今回のレースは圧倒的にフィッツの2名が強いので、他集団を利用して戦うのがテーマ。ARCC、COW群馬などチーム参加しているところが多いので、上手く機能すればJPT選手にも対抗できるだろう。結果的にダメでしたが。
フィッツの2名は所々で交互にアタックをしながら走っている。動きを見るからに数名と抜け出せたらもう一人がブリッジして逃げる作戦っぽい。僕としては一緒に逃げても利用されるだけだと思ったので、1名は見逃す、もう1名のブリッジは徹底マークしてチーム逃げをさせないように心がける。

が、集団の後方に下がってしまったタイミングでフィッツ2名を含む6名の逃げが形成されてしまった。7周目くらいか?
これはまずい、と思いつつ逃げが嫌がる「常に視界に入る距離で追走作戦」に切り替えようとするのだが、ここでメイン集団が全然機能しない。あっという間に逃げと30秒差付けられてしまった。

その後は逃げを追うべくローテーションを促したが、上手く回せない選手が混じっており、依然として逃げとの差が広がっていく。多分集団内に「まだ1時間以上あるからそのうち追いつく」と楽観している選手がいるのだろう。
一般に「逃げ」と「集団」では人数の多い「集団」の方が有利とされているが、それはあくまで集団に「追う意志」のある選手が複数名いる場合に限る。メイン集団には状況把握が出来てない選手が紛れ込んでいるため、依然として差は広がり続ける。
僕と同様に(?)集団に苛立ちを感じてるっぽいエンドウ選手が果敢にアタックして集団を抜けようとする。すでにEDクラスで72㎞走ってきついだろうに、この集団に愛想をつかしたのだろう。
僕も再び集団のペースを上げるべく脚を使って引くが、「上げ過ぎないでペースで回しましょう」と集団内の選手から優しい「アドバイス」を受ける。そのペース走で逃げとのタイム差が開いているのに気が付いていないのか?もはやメイン集団が泥船であることが決定的な事実となった。貴重な休日に群馬くんだりまで仲良しサイクリングしに来たわけではない。
結局僕も集団にいる意味が見いだせなくなったのでアタック。追走してくれたのはハセガワレーシングの方1名。残り1時間強で、6名-2名-メイン集団、という構図になった。
その後はハセガワの選手とローテーションでペースを刻んでいく。メイン集団にいた時と違い、遠慮のないスピードで走れるのでキツイけど楽しい。しばらくすると「逃げ5名」の情報が入る。入賞が6名なのであまりうれしい情報ではないが、とにかく協調して走り続ける。
のこり3周くらいで逃げから脱落した1名を発見!ハセガワの選手はきつそうだったけど、前の1名を撃墜すれば2人で入賞できるので、心臓破りの坂の手前から2人でアタック。これが成功し、ついに5位・6位集団になった。
バックストレートで先頭逃げが見えてもう追いつけないことが分かったけど、ホームストレートでメイン集団(?)が確認でき、泥船脱出成功したことを確信。
ラストはばらけてしまったけど、ハセガワの選手と無事5位-6位でゴール。
2人で最もキツイ選択をしたおかげで入賞圏内に入ることが出来た。
反省・感想
忘れ物ダメ絶対・・・初めてレースでヘルメット忘れた。今回のような時間分けした周回コースだったから良かったものの、ヒルクライムのような一斉スタートレースだったらアウトだった。本当に気を付けよう。
逃がす・逃げられる・・・傲慢に聞こえると思うだろうが、今回のレースはJPTを走るフィッツの選手とは協調「しない」作戦だった。一緒に抜け出ても使われるだけだと思ったので、「勝つ」ための選択肢としてあえてやってみた。結果下記理由で上手くいかなかったけど、これも経験。
集団意識の難しさ・・・今回は6名逃げが決まった後のメイン集団の動きが最低だった。まぁ僕も含めてなのだけど。要するに集団内で状況把握レベルに差があって意志の統一が出来ていなかったのだ。そういった意味ではもっと早くに有力選手に声をかけて抜け出すべきだったのだが。
ハイリスクハイ(?)リターン・・・元来短気な性格なので、結局集団からアタックしました。1時間以上の2名逃げできつかったけど、結果的に入賞。一緒に頑張ってくれたハセガワレーシングの選手には感謝。こういう「決断」なくしてレース無しだ。

思い通りいかないからこそのロードレース。
ツールド沖縄前に良い経験が出来た。
残り一ヶ月を切っているけど、フィジカルの他、色んな戦況についてもシミュレーションをしておこう。



2018年9月30日日曜日

2018-09-30 今年のKOHは中止でした

毎年楽しみにしていたレースだったけど、台風24号の影響で今年のキングオブヒルクライムは中止になった。まぁしょうがない。
同日開催の赤城山ヒルクライムも中止になったようだ。
自転車は「全天候型スポーツ」を謳っているけど、運営側としては事故を出すわけにはいかないし、妥当な判断だと思う。人によっては「これくらいならいける!」という意見もあるだろうけど、運営側は初心者含む参加者の事故(怪我・死亡)の可能性を考慮する必要がある。僕も過去に参加・応援でいった大会で死亡事故に遭遇したことがあるが、やはり悲惨であった。
そんな訳で所謂ホビーレースはこういったレース中止となるのは決して珍しい話ではない。今年は特に気象災害多かったし。トラブルの結果来年以降大会主催不可となる可能性もあるので、色々思うと事がある人もいるだろうが、運営の判断を暖かく見守ってほしい。
個人的にはJCF系のレースは雪でも降らない限りは開催する気がする。良くも悪くも「自己責任」という体制だったような...独断と偏見なので鵜呑みにしないでください。

最近もトレーニングを続けているけど、今年は昨年よりウェイトがあるので峠タイムは去年ほど望めない傾向にある。FTPも去年より低そう。
一方で短時間だが400W強を打てる回数が増えてきて、ロードレース力は上がっていると思う。KOHが中止になったおかげ(?)でモチベーションも特に切れていない。まだ箱根HCに出る予定だけど、JCRC群馬と沖縄に向けてアタック・スプリント力強化を念頭に10月はトレーニングをする。

JCRCと言えば、正式に2018年度SAクラスの年間チャンピオンになることが決まった。ロードレースデビュー戦がJCRC群馬Cクラスで、当時は雨落車DNFだったけど、ついに最上級カテゴリで頂点を獲る日が来たとは...せっかくなので12月の最終戦も参加しようかな。ついでに袖ケ浦のウィンターサイクルマラソンにも興味あり。苦手な土平坦レースだけど、苦手分野ほど伸び代・学ぶことが多いので参加する価値がある。

マラソンと言えば今年も東京マラソンに外れてしまった。最近ランニングを再開したけど気持ちよかったので、2月くらいにハーフマラソンでも出ようかな。クロストレーニングとしてランはするつもりだったけど、大会にエントリしてしまえば嫌が追うにも練習するので。

10月はツールドおきなわに向けて追い込みをかける時期。
ツールドおきなわで勝つのは超厳しいし、そもそも最終局面に残ったことすらない。でも実力的には決して敵わないわけではないはずなので、残り一ヶ月ベストを尽くそう。

2018年9月9日日曜日

2018-09-09 箱根峠に行く度雨な気がする

半日練習時間を確保したので日曜日は三浦半島でアップダウンorロング(峠)練習のどちらかにしようと思ったけど、ロードレースは群馬102kmと沖縄140㎞なので、走れるうちにロングやった方が良いと思い、箱根に向かった。

箱根峠往復 140㎞
麓までは良いペースだったけど、登っている間にどんどん雨が強くなってくる。そのままテンションも下がってペースダウン。7月のJCRC群馬翌週もこんな感じだった気がする...
当初は大観山を下って往復する予定だったけど完全に集中力が切れたので旧道で下山。7月のような集中力はなかったので湘南平TTも無し。

色々不完全燃焼だったので、夕方久々にランニングをしてみた。
30分くらいで5km強。ランニングは半年ぶり位な気がしたけど、一応脚が動いてよかった。多分明後日くらいに痛みが出る気がするけど、やっぱり週一くらいで続けていきたい。
自転車は体の動きのパターンが少ないのでどんなメニューをやっても体への刺激がマンネリ化する(と、何かの記事で読んだ気がする)。ランに限らずクロストレーニングは刺激を入れる意味で効果的らしいので、できるだけ続けていきたい。

先週のレースや今日は知って思ったのは、やはり平地スプリントの練習が圧倒的に足りないこと。週末はロング中心になるのはしょうがないので、平日短時間の練習でそろそろスプリントトレーニングも真面目にやろう。普段やっていない分伸びしろは十分あるはず。

一応11月までにロード2戦・ヒルクライム2戦を計画しているけど、現状がいまいちな分改善点は沢山ある。忙しいと言いつつも、まだまだ伸ばせる部分はあるはずなので、上を目指して頑張ろう。

2018年9月2日日曜日

2018-09-02 JCRC第4戦 in 日本CSC

9月のJCRC修善寺は入賞すれば巨峰が貰える。
参加するにはサポートのOBに巨峰をプレゼントすること(よーするに出るからには入賞すること)。
そんな風習が学生時代にあったような、無かったような...

毎週のように出張&急遽土曜出勤が入り、全然練習できてなかったけど、とりあえず出走できるスケジュールは立てられたのでJCRCに参加。今年はSAクラスで2位、1位を獲りポイント18点、2位の選手が14点。最終戦の10月群馬でポイント獲得は難しそうなので、修善寺で年間チャンピオンを確定させるつもりで走る。
のだが、如何せん練習不足なので不安が拭えない。

日本CSCに8時頃到着。
あたりは雷雨で、とりあえず屋根の下で自転車を組み立てる。ホイールはロードレースなのでRacing Speed c40。カーボンリムだけど雨中の制動力は把握しているので問題なし(水冷効果もあってむしろ良いのかも)。
あたりの様子を見ると、8時出走区分の選手がちらほら。聞いてみると雷雨の影響でレース開始が遅れているとのこと。とりあえず受付に行き、SAクラスが45分遅れ出走で9周→7周に変更となったことを確認。
雨も弱まる傾向なので特に心配はない。
9時45分ころからアップ開始。修善寺駅側の坂を2往復して、タイヤ空気圧調整&チェーンにべっとり油を塗ってから入場する。雨はほぼ止んでいるけど、路面が濡れいて、コースに入る道中のタイルで転びそうになった。明日も出張だから落車だけは避けねば...
SAクラスは6人。参加者が少なくて残念だけど、年間ポイント2位の選手も参加しており、今日のレース順位の他、彼から如何にポイント差をつけるかも考慮すべき点である。
気温は20度ほどで涼しく風も弱い。路面がウェットなのが気になるところだけど皆同じ条件だ。
変更後の予定通り10時45分レーススタート。

結果:SAクラス(左回り7周 35km)  2位(入賞) 1時間2分1秒 35㎞
雷雨による時間調整の影響で9周から7週に変更となった。
短くなるときつくなるんだよなぁ、なんて思っていると案の定ポンシャスの若者(シノハラ選手)が1周目から積極的に仕掛ける。少人数・路面ウェット・平地が少ないレイアウトなので集団に残るメリットはなく、全てのアタックに反応する必要がある。1周目は自分自身と他選手の様子見に使いたかったけど、序盤からガンガン上がる雰囲気となった。まぁ序盤オフェンシブな走りは若者の特権だからとやかく言わない。
2周目もシノハラ選手が飛び出たほか、クモン選手がそれに同調し2-4体勢になる。年間ポイント2位のイマイ選手を置き去りにするチャンスと思い、前2名と後ろの距離が離れたところでジャンプし合流、前3名-後3名の状態にした。
若者ながらシノハラ選手は一生懸命僕とクモン選手に声をかけて後ろを振り切ろうとしている。半周も走るとかなり差が開いたので優勝争いはこの3名となる。
だが、残念ながら3周目の2号橋からの登りでクモン選手はメカトラストップ(多分チェーン落ち)、そのままシノハラ選手との一騎打ちになる。
それ以降は淡々とペースを刻んでいく。シノハラ選手は風の抵抗を受けやすい下りで先頭引くのを嫌がっているようだった(かつての僕のようだ)。段々と先頭を引かなくなり脚を溜めている模様。僕も無理のないベースで淡々と走る。
最終周のラインでシノハラ選手が加速しJCRC賞を獲りに行く。せっかく脚を使ってくれるので、ライン通過後にカウンターアタック。まぁこれはジャブのようなもので、登り返しで合流する。
一緒に走った感触だとフィジカル、スキルはシノハラ君の方が上だけど、経験では僕が勝っている(シノハラ君は基本に忠実なので動きが読みやすい)。とにかくフィジカルを削る必要があるので先頭を引くときはペース変動を付けながら走る。
最終周で脚を使わせるために隙を見せる(ボトルを掴むふり)をすると引っかかってアタックしてくれた。フェイントを混ぜつつ秀峰亭を通過する。
シノハラ君がジュニアサイズスプロケットを使っているは分かっているので、最後ホームストレートでスプリントになれば機材差で僕が勝つだろう。僕も彼もそれをわかっているので、最後の登坂が勝負となる。距離を離せれば彼の勝ち。後ろに着ききれば僕の勝ち。
予測通り登坂アタックがかかったけど、やっぱり(?)距離を離されてしまう。ラストのホームストレートで猛追したけど、結局1秒も離されてしまって2位。
まぁ現状のコンディションにしては上出来だったろう。

ゴールライン通過後にシノハラ君と雑談しながらもう一周。
あろうことかシノハラ君は両手放しでガッツポーズを付けてゴールをしてしまったことに対して注意した(JCRCでは落車誘発の危険があるため、ゴール時は故意にハンドルから手を離すことを禁じている)。本部から失格勧告を受ける前に自首謝罪するようアドバイス。今回は大目に見てもらえたようで良かった。前途ある若者にはこれから他選手の規範となるような走りをしてもらいたい(失格を避けられたようでなにより)。

毎年恒例(?)の巨峰を副賞に頂いた。
雨だったけど高速道路の事故もなく、3時前には帰宅。

反省・感想
集団分断作戦成功…今回のレースは勝つことの他に年間ポイント2位のイマイ選手の順位を下げる(ポイント差をつける)ことが課題であった。そんな中、2周目に上手く集団を分断することが出来たのは上々だったと言える。
タイヤ空気圧管理…修善寺の左回り(正回り)なんてドライならノーブレーキで走れるけど、ウェットだったので終盤に慣れるまでは1号橋コーナーで遅れてしまった。7.3気圧位にしていたけど、6.5-7.0あたりでも良かったと思う。
・2018年JCRC年間チャンピオン内定!(SAクラス)…今回で獲得ポイントは26p。2位の選手は15pで、11p差なので最終戦の群馬CSCでは逆転不能。そんなこんなで最上位カテゴリのSAクラス年間チャンピオンの内定を得た!何気に狙っていたので嬉しい。副賞のチャンピオンジャージはどんなのになるのか楽しみだ。

朝から雷雨でどうなるかと思ったけど、運営の皆様の努力で開催となったことを大変ありがたく思う。
何だかんだ今年のレースも残り少ないけど、ここからコンディションを上げていこう。

2018年9月1日土曜日

2018-09-01 忙殺

ありえんぐらい忙しい。
いや、予定通り忙しいなら良いのだけど、不意のトラブル対応が頻発して盆休み明けから出張続きで今日も仕事。
明日はJCRC年間チャンピオンの座をかけた重要な(?)レースなのに全然練習できていないなぁ。毎年この時期は最もコンディションが良いのに、もう僕のレーサーとしてのピークは過ぎてしまったのか...

なーんて弱音を吐いても強くなるわけではない。
ベストコンディションだからと言って勝てるわけでもない。
出力で劣る分は技術・戦術・精神力で対抗するのみだ。
戦術的にも選択肢が少ない分迷わず戦えるはず。

明日の結果はどうあれ、気落ちせずに沖縄までベストを尽くそう。

2018年8月19日日曜日

2018-08-19  やいた八方ヶ原ヒルクライムレース2018

2018年シーズン後半開幕戦として、今年も矢板八方ヶ原HCに参加しました。

昨年は年代別で優勝したので今年はアスリートクラスでエントリィ。7月以降峠のタイムも芳しくないけど、メンバーも充実しているので楽しみ。

前日入りし、車でコースを試走。昨年も参加したし事前にYoutubeの映像も見たので最後の復習ってところだ。昨年と違い天気が良いのが◎。

当日は6:30頃に駐車場に到着し、コースを中腹までアップ兼試走。6月のあざみライン以来のHCなので段々ペースを上げたくなってしまい自制しながら走る。
その後、集合地点の小学校で待機。
会場の中学校廊下にて撮影。これが最近の英語教育か。
今年も地元中学生を含むたくさんのボランティアが参加してくれていた。公道レースがメインのヒルクライムでは地元の協力が不可欠なので、本当にありがたい。

待ち時間中にUNOの選手に声をかけられた。STRAVAで僕のことを知っていてらしいが、流石に6分400Wはもう出せませんと念を押しておいた(笑)。
またゲストライダーとして宇都宮ブリッツェン飯野選手が参加。プロ選手のガタイにかなりビビる。アマチュアヒルクライマーの上位陣って皆ひょろりとした体格をしているけど飯野選手はとにかくごつい。根本的に体の使い方が違うのだろうな。
プロのガタイにビビるアマチュアの図
集合地点の中学校からパレード走行してスタート地点に向かう。
暑すぎず風も弱くて好条件だ。
9:00に号砲が鳴りスタート。
結果:男子アスリートクラス 8位 41分34秒
スタートは数百mが平地だけど早々にアタックをかける選手が1名。「誰だ!」「ほっとけ!」など怒号があったが淡々とペースを刻んで集団先頭に手登坂区間へ突入。
メーターを見ると素敵な値を示していたので、心を折らないためにメーターからは目をそらす。最初の緩勾配区間で少しペースを上げてみると、次の下り基調緩勾配でアタックがかかったので乗っかる(この時に前の1名を回収)。
その後はハイペースが続く。350W前後で進んでいき、「さっさとペースダウンしろ~」と祈りながら耐える、耐える、耐えられず...結局15分くらいで先頭から徐々に千切れる。
その後は前からの脱落を抜いたり、後ろからの追い上げに抜かれたりしながらなんとか走る。ただ、一度千切れて集中力が落ちたせいで強烈な尿意に襲われる。きついがこれもレース。我慢するのみ。
20分位過ぎたところで後ろから飯野選手が上がってくる。序盤のドンパチには加わらず、マイペースを維持しているようだ。流石プロ選手、と思いつつ、中盤の下りまでは後ろに着きたかったので何とか食らいつく。
ラスト6km地点からが平坦~下り基調区間になる。去年はここでアタックしかけて、下りコーナーで滑って落車しかけたなぁ、なんて思っていたら前走者が同じ位置でカーブに吸い込まれていった。何とか立て直していたが、やっぱ注意ポイントだったんだな。
その後は山の駅分岐から頂上まで登坂のみ。この時点では去年のような爆発力はもう残っていなく、ラスト1km位で後ろから1名に追い抜かれたが、最後までもがいてゴール。
すぐにトイレに駆け込んだ。
去年の年代別タイムから30秒ほど遅く、それでも昨年アスリート3位程度のタイムだったけど、今年はメンバのレベルが昨年よりも高くて8位。一応は年代別カテゴリには勝てていて良かった。

頂上で他参加者と雑談。皆目標とするレースがそれぞれなのでピーク時期もまばらで面白いと思う。特にアマチュアヒルクライマーは厳しい食事制限による減量をしている人もいるので、そういった面でも体調管理が難しそうだった。僕の場合は最近パワー&体重増なのでP/Wは下がり気味。ヒルクライムは去年ほど速く走れないが、ロードレースの短い登坂では武器になる程度に登れるので許容範囲としておく。
皆伊豆スカイラインHCに興味津々らしく僕も参加を問われたが、JCRC群馬102㎞に出るので不参加を表明しておいた。
あと、今回に限らずレース会場で「今年もツールドおきなわ140㎞出ますか?」と言われることがある。ツールドおきなわ入賞経験もなく、参加者400人前後もいるのに僕が出ていること気付いてる選手がいるのか?と思ったけど、毎回山岳賞争いに参加していたから目立ったのかなぁ。今年こそ自重します。

下山後は参加屋台で食事。わずかでも地元にはお金を落とそう。
僅かだが。

表彰もないので12:00過ぎに会場をあとにし、渋滞もなく帰宅。

反省・感想
ヒルクライムはペースが大事…当たり前のことだけど出来ていない。今年のタイムが昨年より遅かった決定的な要因は先頭のハイペースに無理して着いて行ったこと。ロードレースの場合はメイン集団から千切れた時点でレース終了だけど、ヒルクライムの場合は最後まで落とさず走り切ることが必須。先頭が速いからといって自分から遅れるのは中々勇気(覚悟)のいる行為だけど、結果だけ見れば後半上げていった飯野選手のような走りが良いのだろう。もちろん先頭に着いて行けるに越したことはないが、自分の限界値を認識したうえで、「最良」と思われる選択肢を「覚悟」をもって実行することが重要。2015年箱根HCと2017KOHはペース維持のため自分から先頭集団を離れたけど、徐々に前を捉えて最後までペースを維持できていた。優勝したヒルクライムは当然自分が先頭・自分のペースだった。やはり僕の場合トム・デュムランが如く「自分に厳しいマイペース」を課した方が速く走れるのだろう。
ケイデンス…ちょっと悩みどころがケイデンス。大体ヒルクラムの時はrpm80-85位が合っているのが分かっているのだけど、ロードレースで登坂を走るときはrpm90-100位回しているため、ロード的な面が体に染みつくとついつい「ハイペースのための高負荷」よりも「脚を残すためのペダリング」になりがちになる。ヒルクライムはTT的要素が強く勝つためには「出し切る走り」が重要になり、そこがロードレースと違うところだ。元来TTが苦手というわけではないけど、ヒルクライムで戦うにはヒルクライムの走り方をしないとダメなんだろうな。ここが去年と最も違うところだろう。
予習は有効…去年も参加したのでコースは覚えているけど、事前にYoutube・車試走したおかげで勾配・路面状況を把握でき、ある程度ペースの上がりやすい箇所を予測できた。周回コースではないので、こういった情報収集をしておくのは精神的な余裕にもつながるので重要だと思う。時間はかかるけどね。

*乗鞍HCはDNSします。
今年初めて乗鞍HCにエントリしてみたけど、やはり近々の仕事があまりに忙しく、乗鞍前後の出張対応が厳しいため、スケジュールの関係で今回DNSすることにしました。残念だけど、まだ次のレースが続くので、気落ちせず頑張る。2018年はあと2回ヒルクライムに参加予定なので、まだまだここからだ。

次戦は9/2のJCRC修善寺SAクラス。
ここで上位成績を獲れば、2018年度のJCRC年間チャンピオンになると思う。10月の群馬102㎞は流石にマークされて入賞が厳しくなると予想されるので、修善寺で決めたい。

11月のツールドおきなわまでまだ時間はある。
少しでもレベルアップしよう。

2018年8月12日日曜日

TKC的超独断レース対策知識:ウェア編

備忘録も兼ねて、今まで培ったロードレースノウハウをまとめてみる。
*JCF未登録レースを主戦場とする草レーサーの知識です。安易に真似して被害を被っても一切関知しないのであしからず。

そんな感じでウェア編。
レースはウェア選びから始まっていると思う。晴れた暑い日は一番涼しい格好をすればいいのだけど、寒い日や雨の日は適切なウェアを装備できるかが自身のコンディションに大きく影響すると思う。寒いからと言って厚着して出走するとレース中熱くなっても脱げなくなるし、無駄に厚手のウェアは重いしエアロ効果も低い。
そんな訳でレース会場の気温・天候を調べたうえで自身が保有する中で最適と思われるウェアを「選ぶ」行為が重要になる、と思っている。その中でも書籍には載っていない僕がやっているテクニック(?)が下記である。

1.ジャージの下にビニール袋を仕込む。
一番重宝しているかも。練習でもレースでもよくやる。気温が低い時にレーシャツの下に仕込むことで防風・断熱効果がある。レーシャツが若干モコモコするけど、ウィンドブレーカーのようにバタつかないし、何より走行中体が熱くなったら容易に取り外すことが出来る。所詮ビニール袋なので重量も軽いし、かさばらないので使用後は背中に収納すればいい。うっすらジャージからビニール袋が透けて「ダサい」という意見もあるだろうが、誰に何と言われようと僕はこれを使い続けるだろう。
*元ネタはヨーロッパロードレースの下山でジャージの下に新聞紙を入れて防寒する文化があるところから真似ました。

2.紫外線カット用のアームカバー(薄手)は便利。
これは宣伝になってしまうのだけど、春秋のレース中はアームウォーマーよりアームカバーの方が便利なことがある。アームウォーマーは暖かいがレース中は結構暑くなって外す場面がある(レース中に外す動作が無駄)。アームウォーマーをつけっぱなしのレースならそもそも長袖のインナーを着たほうが腕の締め付けとかが快適だと思う。
一方でアームカバーは薄手なので体が熱くなった時着けたままでも快適である。肌寒い季節でもアームカバーで腕を覆っていれば風がダイレクトに当たらないし、薄手なので腕の動作にも違和感が無い。

3.100均の手袋をインナーに使う。
自転車用の長指グローブは何だかんだどれも厚手で、春・秋頃の長距離レースにおいて長指手袋でレース中補給食をとるのは(個人的には)やりにくい。そこで100均に売っている薄手の長指手袋を自転車用半指グローブのインナーに使う。半指グローブのおかげでグリップは効くし、薄手の長指手袋は指の感覚が良いので補給食をとるのが容易になる。
難点としては耐久性が低いこと。練習では焦って補給する必要もないのでレース中だけですね。

4.シューズ・靴下間にビニール袋を入れて雨対策。
どんなに高いレインシューズカバーを使っても、走り続ければ靴下が水没して不快感が残る。それに対して再びビニール袋。靴下の上に袋を履いてからシューズを履くと、かなり防水効果が高い(もちろん蒸れるが)。「靴下・シューズのグリップ感覚が悪くなる!」という意見ももっともだが、僕の場合は濡れた不快感対策の方が重要なので気にしてない。

5.靴下を加工して簡易シューズカバー(つま先用)
これもダサい&再びビニール袋ネタだけど、効果は高い。いや、ただ不要となる靴下をつま先部でカットしクリート穴を開けてシューズに被せるだけ。靴下~シューズ間に袋を入れると防風効果がある。冬場にシューズカバー二枚重ねとかやる際に使うと良い。
ただ最近はAmazonでつま先用シューズカバーが500円くらいで売ってるからそっち使った方が良さそう。

6.靴下はくるぶしより長いものにしましょう。
これは万一のため。最近は自転車用ソックスも色々出ており、僕は全くこだわっていないけど、くるぶしだけは隠すようにしている。落車した人は分かるかもしれないけど、脚から叩き付けられた場合は踝が思い切り「持っていかれる」。はっきり言ってかなり痛い。靴下はいているだけでダメージが全然違うので、是非長さには気を使ってほしい。

7.エアロ系ジャージの勧め
レーシャツは高いので無理にとは言わないが、レースにおいては体にピッタリとつくエアロ系ジャージが絶対的に良い。ウェアのエアロ効果は馬鹿に出来ないし、背中ポケットに入れた補給類もずれにくいので負担になりにくい。まぁこの辺りは好みか。

8.日焼け対策は重要
ウェアとは関係ないけど、日焼け止めクリームとアイウェアは重要だと思う。「日焼けして黒くなっても気にしない!」って人もいると思うけど、重要なのは肌の色ではなく皮膚が受ける炎症だ。日焼けによって間違いなく体のパフォーマンスは落ちるので、何らかの日焼け止め対策は必要だ。同様に、皮膚が焼ける程の紫外線を裸眼で長時間裸眼で受けるのも健康的に良くない。UVカットのアイウェアで目を守ろう。

なんかウェアとは脱線した内容もあるけど、こんなところに注意しています。
ウェアに限らず、「レースは出走前の事前準備こそ重要」と思っています。上記は僕の浅知恵で賛否あると思いますが、TKCはこんなことやっています。

最後に繰り返しますが、別に推奨しているわけではないのであしからず。



2018年8月11日土曜日

2018-08-11 相変わらず暑すぎる

バタバタしつつもなんとかお盆休暇に辿り着いた。
昼頃帰宅を目標に5:30出発。183㎞

大観山の予定だったけど、出発直前に雨雲レーダー見たら直撃っぽいので急遽足柄峠にコース変更。
相変わらず暑すぎる。何だかんだ先週とタイムは変わらず。
適当にコース開拓しながらヤビツ峠にも行ってみる。ヤビツはケイデンス維持できる勾配なのでパワーがなくともリズムよく走れるので良い。
にしても暑すぎて給水休憩が多い。効率悪いなぁ。
昼過ぎに帰宅したけど、自転車降りると怪我が痛みだす。本当はちゃんと休んだ方が良いんだろうけどなぁ。10月くらいには完治しているといいなぁ。


相変わらず峠のパワー・タイムはイマイチだけど、走っている感覚は結構よかった。帰宅後も思ったほどの脚の疲れもなく(いや、疲労は溜まっているのだけど)、暑さで体の機能がかなり低下しているように思われる。5-6月頃に比べてヒルクライム時のパワーが30W位低い。
レース本番になれば緊張感でもう少し体が動くようになるのを期待しよう。

先週から「セルフマッサージ」をするようにした(とても簡易的なもの)。もちろん平日はそんな時間ないので休日ロングライドした時だけだけど、僅かでも回復が早まれば次の練習の効果を高めることが出来ると思う。
思えば箱根HC2017の前日は地元温泉施設で体を休めたっけ。レース前に血行促進させることで調子が上がる可能性もあるので、色々試してみよう。

2018年8月5日日曜日

2018-08-05 痛みはあるけど回復傾向

痛みは残るけど徐々に回復傾向にあるので良かった。
土曜日 早朝練習70㎞
日曜日 午前練習 165㎞

土曜日は暑さで眠れず、朝3時頃に目が覚める。
体が「今日はいける!」とうるさいのでそのまま朝練出発。寝不足だけど、かなり”かかる”感じがあり、調子の良さがあった。何本か本気ダッシュをしてみる。湘南国際村は自己ベストタイ。当たり前だけど前半抑えた方がペースは良い。おきなわの羽地でも焦って踏み過ぎないようにしよう。
6時頃帰宅し、休日出勤。
なんか最近トラブルバスター的仕事を引き受けまくっている。儲けが出ないのでモチベーションが上がりにくいが、どれも難しい内容なので、技術力を高めるチャンスと前向きに頑張る。
でもやっぱり疲れる...

日曜日は峠練習しようと思うが、暑さ、寝不足、練習疲れが抜けていなく”かからない”感じがする。せっかくなので(?)苦手な足柄峠へ向かう。脚の疲れもあるけど、上半身が上手く機能していなかった。ロードレースはいざ知らず、僕のヒルクライムフォームは腕力と体重移動で体・自転車を振りながら走るフォームなので、上半身の疲労が抜けないと特に走れないようだ。次レースは8/19の予定なので、盆休みが明けたら意識的に体の疲労を抜こう。出来るだけ良いコンディションに持っていきたいけど、上手く調整が出来る技量もないし、勝った選手がベストコンディションって訳でもない。最近峠でそんなに速く走れていないが、本番に向けてやることをやるだけだ。

とにかく暑い日だった。でも例年この暑さの中頑張って秋に調子が上がってくるので、まだまだ頑張っていこう。


最近自転車関係の書籍が充実していて良いと思う。
一方で、レースに必要な泥くさい知識はほぼ載っていないと思う。例えば、初心者クラスでの位置取りの仕方(後ろについて良い選手、危険そうな選手の見極め)、風速・天候を利用した戦術、レース中安全に補給食をとる方法、技術が無く遅くても安全に下る手段、落車した後の振舞い方等。多分書籍を書いている人がトップ若しくはそれに準ずる競技者目線だから、そういったことに目が届かないんだろう(あるいはタブーでもあるのか?)。
まぁ立場のある人間が公表しにくい情報ではあるだろう。本ブログを見ている人なんて大した人数はいないだろうけど、JBCF未登録レースを主戦場としている立場として、後日僕が学んだローカルなレーステクニックをまとめてみようと思う。

8月は出張三昧で乗鞍HCは参加微妙な感じだな。
何にせよ、盆明けから矢板→乗鞍→JCRC修善寺の3連戦で計画中。特にJCRCは成績次第でSAクラス年間チャンピオンに大きく前進する。まだまだ暑いけど、楽しく頑張っていこう!

2018年7月31日火曜日

2018-07-31 やっちまったか?

紫色に腫れてて痛い。
折れたか?
ヒビ以下であることを願う。

2018年7月29日日曜日

2018-07-29 夏休み前半戦終了、明日から再びハードデイズ

台風が通過したので、午後に30㎞ほどサイクリング。
港の見える丘公園で折り返し、横浜に新しくできたTrekショップを覗いてきた。
Photo
サイクリングペースだけど、滝のように汗が流れる。自転車だけでなく普段から意識的に水分摂取しないと、人間としての機能が低下しそう。
そういえばサイクリングしていて思い出したが、前回JCRC群馬では結構ダンシングが上手いタイミングで使えていた。これは練習の成果だと思うので、引き続き継続だ。

8月になればいよいよツールドおきなわのエントリが開始となる。
(忙しさを言い訳に色々まだ準備が出来ていない...やらなきゃ、やらなきゃ)
8月以降のレースの重要度を鑑みて、チェーン交換のタイミングも計らねば。新品のチェーン・タイヤの性能はレースの結果を左右すると思うので、メンテナンス含め疎かにしてはいけない。
8月と言えば東京マラソンのエントリも開始だっけ?
毎年外れてばかりだけど今年も記念で応募する。倍率は10-12倍程度なので「もしかしたら」当たるかも。最後にフルマラソン走ったのも結構前だし、今年は全然ランしてないから当たったらヤバそうだけど、まぁ記念ということで。

明日から再び超多忙モードの仕事が始まるが、盆休み明けからレ-ス3連戦の予定で一部休暇もとるつもりなので、8月上旬はバリバリ働いて時間を捻出しよう。

2018年7月27日金曜日

2018-07-27 メンタル小休止

週末は悪天候っぽいので、日程調整して本日も自転車。
ヤビツ峠 121㎞

早朝出発で行こうかと思ったけど、夏の暑さに慣れようと思い、7時過ぎに出発。
平日だけどとくに渋滞せず名古木に到着。
久々のヤビツ峠。
とりあえずシッティングのみのペース走で走ってみるけどあんまりかからない。極端にパワーを落とさないことだけ注意して淡々と登り切る。
ave270W、心拍数も170位までしか上がらず、ほぼSSTペースになった。旧コンビニ後からは30分程だったけど、こんなものだろう。2本目やっても意味ないと思ったのでそのまま帰宅。12時過ぎには家に着いた。
最近の昼飯はJCRCで貰ったジャガイモ(笑)。これがなかなか美味しい。
ジャガイモじゃないけど、お気に入りの補給食が100円ショップの羊羹。
4個入りで1個あたり110~120kcalある。一口サイズで潰れないし、賞味期限も長い。餡子が苦手でなければお勧め。
11月のツールドおきなわに向けて補給食も色々研究していこう。

峠のタイムは振るわないけど、今年は総じてこんな感じだし、富士山国際HCでは自己ベスト2分更新も出来ているので、モチベーションを上げていけばよくなってくるだろう。風邪も長引いてしまっているが、フィジカルの調整は盆休み明けからで十分だと思うので、しばらくは好きに練習だ。
ヒルクライムへのモチベーションが上がっていない原因としては2018年上期レースが完了したため。おまけに先週JCRCのSAクラスで初優勝したためやり切った感がある。例年だとKOHの後に集中力が途切れるパターンだったな。乗鞍HCガチ勢はそろそろ燃え上がっている頃だろうけど、メンタル面については焦るとスランプに陥るので、気楽にやっていこう。

何となく本屋さんで面白そうな金属材料の本を買ってしまった。仕事関係の勉強も兼ねているけど、高校・大学で勉強した知識も年と共に薄れていくので定期的に勉強することは大事。
そういえば学生時代は機械工学専門だったけど、金属工学の授業でアルミに関するレポートを提出する際、シマノのデュラエース(鍛造、超々ジュラルミン)を題材にしたのはいい思い出だ(笑)。多分機械工学やっていた人は同じような経験あるんじゃないだろうか。

何だかんだとメンタルの緊張感が切れてしまって練習濃度を上げられないけど、どこかで息抜きしないとトレーニングは続かない。どうせ来週から仕事で慌ただしくなるので(すでに多量のトラブル報告があり、多分僕が担当になりそう(悲))、また少しずつ気持ちを高めていこう。

2018年7月26日木曜日

2018-07-26 そろそろ峠練習再開しないと

2018年上期のレースも一通り終わったので、ロングサイクリングを計画。
丁度夏休み期間(出勤してましたが(涙))なので、昨年同様下田まで300㎞程走ろうと早朝スタート。

…1時間ほどで雨。
そのうち晴れるのは分かっているのだけど、濡れて視界は悪いし、雨が痛いし、寒くなってくる。とりあえず箱根峠は登ってみるが、気温が下がって霧がすごくて、流石に危険を感じる。靴下もびしょ濡れだし、これから晴れても気分良く走れる気がしないので、旧道を下山してロングサイクリングを断念する。
無茶すれば年始みたいに落車する可能性もあるわけで、今回の判断は良としよう。

晴れてきたので帰路に湘南平を登った(2年振り?多分3回目)。
一応自己ベストは更新したけど、機材が変わっているのでタイム更新は当然。むしろ後半ペースがた落ちてるし。ロードレースを意識して2分弱の対応能力は上がってきた気がするけど、最近ヒルクライム練習をしていないので登坂ペース走が弱くなっている(というかFTPが下がっている)気がする。STRAVAの練習ログ見直したら最後にヒルクラム練習したのは7月2日。
登坂感覚の問題なので練習すれば持ち直すと思うが、まずは練習しないと。
サラリーマンレーサーになってからヒルくクライムレースに参加するようになったけど、元々がロードレース出身なので、正直”タイム”にあまりこだわりが持てていない。脚質はクライマータイプだけど、精神的にはヒルクライマーではないんだろうな。
まぁ何だかんだ次HCレースまで峠練習時間の確保が難しいので、優先して峠練習を組もう。
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帰宅して152㎞程。
当初計画300㎞の半分くらいになった。

先週のJCRCについて、オーベストニシタニ選手やSHIDOナカオ選手らのレースレポートを読むと、それぞれの思惑が分かって面白い。特に今回は勝ったレースだけど、そうでないレース時の他選手の心理状況などレースレポートで見ると結構面白い。
秋の群馬102㎞は沖縄直前ということもあり更にハードなレースになると思うので(今回の群馬SAで勝ったのでマークされる可能性も有り)、勝つための準備して臨みたい。
次戦9月JCRC修善寺の要綱見たら左回り(正回り)の監視塔フィニッシュだ。ラスト下りからの高速スプリントか、その前までの登坂で勝負を決めるか。いずれにせよ登坂コースなので力押しする展開にしよう。

まだまだ暑くなるが、熱中症に注意して頑張ります。

2018年7月22日日曜日

2018-07-22 JCRC第3戦 in 群馬CSC

例年通りJCRC群馬に参加しました。
今回もWエントリーだけど、昨年と違い午前SAクラス、午後EDクラスだった。
本命はSAクラスなので好都合だ。

7月上旬位からエアコンの影響(?)で風邪気味。朝から鼻水・のどの痛みがあったけど、声が出なかった昨年のツールドおきなわよりはるかにましだ。
無理してもしょうがないので、現状可能な最大のパフォーマンスで勝負しよう。

レースは10:15分からだけど、6:30頃には会場入りした。TMUCCの皆さまのレースを観戦。Wクラスの主将は語ることのない程の圧勝。Xクラスの初(?)レース参加者は終盤の展開に上手く対応できなかったとのこと。脚力は相当のようだけど、ロードレースは集団を相手にするので、戦略が重要になる。相手にやられて嫌だったことを具体的に理解すれば同じ攻撃に対処する方法も考えられるし、自分自身の戦術にも応用できる。悔しく感じるところはあると思うが、結果と向き合い経験を積んで強くなってほしい。

そういえばXクラス(初心者・初参加者クラス)の先頭がゴールで両手離しでガッツポーズをしていた。本人は上機嫌だったが、JCRCはゴールでの安全を考慮してフィニッシュ時にハンドルから手を離すことを固く禁止している(通常は失格処分)。なんて間抜けなことを…
というか、初心者なら要綱ちゃんと読みなさいよ!

SAクラスは22名がエントリーしており、人数は少ないけどニセコクラシックやツールドおきなわで上位に入るような選手もいて中々濃いメンツだ。
会場外の道路でアップして体の状態を確認。いつも通り動く。風邪の影響もあまりなさそうだ。
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最近の高気温を考慮して周回数が10周→8周に変更。正直な話、ロードレース的には「ゴールまで残り60㎞」が「残り48km」に変わるだけなので、展開が濃くなり変更前よりもキツイ展開が予想される。まぁ楽しくやりましょう。
10:15にSAクラススタート。

結果:SAクラス(6km×8周) 優勝
一周目の下りはバイクが先導し、下り終わったところからレーススタート。周回数が減ったこともあり、集団はあまり落ち着きがなく終始どこかでアタックが発生している。2周目に逃げたがっている選手がいたので一緒に抜け出てみたが、上りでついてこれないようなので逃げ断念する。
集団はニシタニ選手とナカオ選手の支配力が大きい感じ。チームを揃えているのはSHIDOと竹芝だったけど、散発的にアタックが発生する中で上記の2名が良く動いてたと思う。
僕はというと、登り返しや下りでペースアップしたり、上りはインナーローでクルクル走るなどオフェンシブに見えるような走りをしつつ、脚を残そうとしつつ、結局自分からアタック・相手のアタックに反応して順当に消耗していった。
また、どうでもいいが後輩のイノウエ君が赤ジャージ・赤バイクなのだが、井上レーシングの選手と外見(ジャージ・バイク)が似ているので若干戸惑った(後で思ったけど僕も赤×赤だった、紛らわしい!)。
周回数が残り2周となった時点でメインは8名程。スプリントでも表彰台には入れると思うが、このまま正直にスプリントになると優勝は難しい。そんなことを考えながら7周目の下りをニシタニ選手、ナカオ選手に次いで3番手でこなす。
登り返しで下りの加速を使ってペースアップすると、誰も反応しない。おや?と思ったけど、どうせ集団に戻ると心臓破りの坂でインターバルがかかるので、先行してマイペース走で坂をこなそうと独走を続ける。
そして心臓破りの坂で振り返ると誰も追ってきていない。
なんと集団はお見合いになって追撃できなくなったのだ。これまでの展開ではニシタニ選手が良く反応していたけど、逆に皆「ニシタニ選手が行くだろう」と思ったのか、誰も前に出なかったようだ。
千載一遇のチャンスを逃す手はない。心臓破りから一気にペースを上げてラスト一周に向かう。
ラインはギリギリを狙い、上りはペースを上げ過ぎず、平地・下りで全開走行するようにする。きついが去年のツールドおきなわの逃げに比べればどうという事はない。差を広げれば後ろはゴール争いの牽制が始まり誰も先頭を引かなくなる。だからバックストレートまで体力が持てば十分だ。最後の心臓破りをペース走で超えたのちはただ全開走行のみ。
最後は6秒差まで詰められたが、1.5周逃げ切り勝ち。
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逃げ切り成功!(ナカオ様blogより拝借)
群馬のSAクラスとしては極めて珍しい勝ち方だったと思うけど、実に僕らしい勝ち方だ。

ついにJCRC最上位カテゴリSAクラスで優勝した。

暑さで内臓が疲れてしまい、食事が進まない。無理やりロールパンを水で流し込んでみたけど消化できてなさそう。というか、SAの結果に満足してしまい、緊張感が切れてしまっている。

そんな状況で13:15にEDクラススタート。

結果:EDクラス(2時間個人エンデューロ) 3位(入賞)
序盤の数周はかなり穏やかなペース。このクラスには午前中にSAを走った選手も多数参加しているのでどうやるかヒヤヒヤしていたが、先頭付近に竹芝が展開するほかはSHIDOに至っては後方に陣取っていた。
僕としてはすぐに脚が攣りかけたので(というかSA最終ラップから攣り気味)、メイン集団に残るのを目標、展開次第でTMUCCのフォローでもしてやろうかと思っていた。
そして30-40分過ぎたころからSHIDOが動いた。
ナカオ選手が休む間もなくアタックを連発。これは見逃したらヤバいヤツと思い、何とか食らいつく。食らいついた、と思った瞬間にSHIDOヨシザワ選手が更にアタック。このSHIDOの波状攻撃には対応できず、見送ってしまう。この時点で逃げ1名(SHIDOヨシザワ選手)+追走6名となる。
追走6名と言っても逃げを成功させたSHIDOナカオ選手は当然先頭を引かない。僕含む3名と竹芝2名が追走しないといけない。しかしヨシザワ選手とのタイム差は45秒、55秒とみるみる広がっていく。後ろでニヤニヤしているナカオ選手に聞いたところ、ヨシザワ選手はSAクラスをパンクDNFしたため脚が残っているとのこと。とは言え風が吹く中群馬CSCで単独逃げを続けるのは並大抵の技量ではない。
逃げが捕まらない竹芝は試行錯誤しており、何かSHIDO VS 竹芝みたいな構図になっていた(笑)
残念ながら集団の力を持っても最早ヨシザワ選手を捉えることは不可能と思い、追走をあきらめる。というか、とっくに脚が痺れてパワーが出せない。集中力も完全に切れてしまい、風邪がぶり返して辛い。
集団で追っても差が縮まらない
ラスト一周に差し掛かるところでずっと後ろで脚を溜めていたナカオ選手がアタック。追走する脚がない僕は「アタック!」と大声で叫び、他選手に対応を要求した。当然竹芝2名が反応するが、脚を溜めていたナカオ選手のスピードには対応できない。
と思ったら、S/Gラインで皆脚を止めていた(緩めていた)。てっきりナカオ選手はラスト一周独走して1-2フィニッシュを狙っているのだと思ったけど、皆この周がラストだと思ったらしい。でもJCRC役員のおじ様が「もう一周」と言っていたのを信じ、ペダルを回した。
集団6名のうち、ナカオ選手だけが万が一を考慮し僕を追走してきた。ペースを刻みつつも、今日のSA・EDクラスの展開についてオシャベリしながらのサイクリング。
「ラストでヨシザワが捕まれば脚を溜めた俺がアタックして優勝したのになぁ~。追いつかれても良かったのに。」には笑った。
ゴールスプリントにも付き合って貰ったけど、まぁ足の残り具合というか、地力が違い完敗。ありがとうございました。
EDクラス優勝(兼あれば敢闘賞!)のヨシザワ選手
レース後にドキドキしながらEDクラスのリザルトを見るとなんと3位入賞になっている。やっぱり僕の周回カウントは間違っていなかった。周回数を勘違いして脚を止めた選手を出し抜いた形になるが、まぁこれもJCRCクオリティという事でご理解ください。

SAクラスとEDクラスのWエントリでハードな1日を過ごせて満足。

反省・感想
余計な動きが多かった…SAクラスが8周ということで序盤から追い付きのない展開だったけど、結構無駄な動きをしてしまった。脚を使うからには周りの脚を削らないといけない。反応すべきアタック・無視しても構わないアタックなどもっと視野を広くしよう。
SAクラス初優勝…ロードレースデビューは雨の群馬CSCのCクラスでその時は雨で滑ってDNF。あれから随分時が経ったけど、遂に最上位のSAクラス(それも群馬CSC)で優勝する日が来るとは。しかも僕らしく逃げ切り勝利。何というか、その・・・やったぜ!
逃げを決めるための積み重ね…スプリントにあまり得意意識がないため、何だかんだトリッキーな展開・戦術を好む傾向にあるけど、今回逃げを成功させたのは偶然だけではなく、積み重ねた失敗の成果だと思う。今までも逃げを成功させたこともあるし、それ以上に何度も逃げ失敗をした。今までに得た経験を十分に活かし、「覚悟」をもって逃げた結果が今回の勝利何だろう。
高校時代の先輩の言葉だが「成功は自信に、失敗は経験になる」だ。
はじめの一歩の宮田君風に言えば、「逃げのコツはタイミングと勇気(ハート)だぜ」だ!
SHIDOの華麗なるロードレース戦術…その場にいれば「すごい」としか言えない展開でした。ナカオ選手がニヤニヤする気持ちも理解できるほど、完璧にチームプレーが機能していた(逃げていたヨシザワ選手はメチャクチャきつかったと思うが)。知識はあるけど、正直僕が参加するホビーレースレベルでああいった戦術と無縁だったので本当に感心した。一方で次戦はこの戦術に対抗しないといけないので、ちゃんと準備をしよう。
JCRC参加者人数…EDレース終わった後に役員の方と話したら、自転車人口は増えているものの、サイクリングイベント開催日が重なることが増えて参加者が伸び悩んでいるとのこと。JCRCや都ロードのようなレースは運営側もキャリアがありスムーズなので、レースデビュー、ヒルクライムのみにしか出ていないようなレーサーも楽しめると思うのでお勧めだ。是非ホビーレースの活性化にご協力ください!

次2戦はヒルクライムレースだけど、最近はメンタルがロードレース向けになっているのであまり結果は期待できなそう。一方でJCRC第1戦2位、第3戦1位なので、第4戦の日本CSCで上位を獲れば年間ポイントチャンピオンになれるかもしれない。秋の群馬102㎞は流石にマークされると思うので入賞は厳しいかもしれないが、日本CSCは得意なコースなのでチャンスはあるな。狙ってみるか。

とは言え次2戦はヒルクライム。矢板八方ヶ原HCは昨年タイムの更新、乗鞍HCは1時間切りを目標とする。ぶっちゃけ最近あまり上手に登れていないけど、自身の意思でエントリしたんだから、やるだけやる。
ツールドおきなわへのモチベーションも(今のところ)高いので、8月からの後半戦も頑張っていこう!