お馴染みWalkrideさん主催の[宮ヶ瀬クリテリウム]に参加しました。
地元神奈川県のレースなので「雨だったらDNSかなぁ」くらいの気持ちでエントリィ。正直平地レースは凡人だし、エントリリスト見たらクリテを得意とする大学後輩2名も参加していたので、「事故らない」で「先頭集団完走」し、「勝負に加わる」を目標とした。
朝若干雨が降っていたけど、止む傾向だったので会場まで自走(60㎞位)。蒸し暑さでたっぷり汗をかいたおかげで前日の飲み会で摂取した余分な成分は代謝できたことにする。若干睡眠不足でスタミナに難があるけど、30分程度のレースだから何とかなることにする。
会場に着いたら丁度TMUCC1年生の初レースが始まったところだった。結果超攻撃的な走りで1,2フィニッシュ。僕が学生の時とはレベルが違うな...2位の選手が僕のTMUCC時代の魂を駆って奮戦してくれたことに少し感激した。
昼過ぎに試走開始。走ってみると大磯クリテリウムとはコースのコンセプトがまったく違うので、路面・ギア比・勝負所を調査しつつ走った。本大会は「クリテリウム」といいつつも、中間ポイントが無く、コースの1/3は坂(登り・下り)となるので、周回の短い「ロードレース」コースのようだった。直角コーナーや道幅の狭い部分・180度ヘアピンの関係で、追い抜きポイントはゴール手前のヘアピン後の直線&ゴールの登坂がせいぜいだ。最終周回前までに3番手くらいに着けないと、ラスト一周では勝負に絡むことすらできないと思ったので、周回数の確認とポジション取りがポイントとなる。
そんなこんなでエキスパート出走を待っていると、ミディアムで出走したフナミ君が善戦の末に2着ゴール。ナイスファイト!最近の学生はクリテ系レースが多いから、こういうレースに強いのかなぁと思ったりしつつ、エキスパートの出走時間になる。
エキスパートクラス(0.9㎞x17周) 優勝
出走は15名くらいだけど、コースが狭いのでぎゅうぎゅうな感じ。スタート地点とゴール地点が異なり、最初の1.5周はパレード走行となる。ゴール地点を通過(残り16周)からパレード解除になるにも関わらず、号砲を待たずにアタックする不届き者が1名。しかもライン取りが汚く危なっかしい。ヤバいやつだな、と思っていたら
「ヤバいやつがいるぞ!」
と他選手からも声が上がる。
その選手は下りでも危険走行をし、結局他選手が注意(説教?)し、先頭から離れた。ホビーレースで煩いことは言いたくないけど、やはり安全走行が第一なので、それを守れない選手には厳しくせざるを得ない。
やはり狭いコースなので、少人数とは言え最初は集団が安定しない。足を使うけど、一旦先頭でペースアップして集団の1本化を試みる。が、結局独走になってしまった。
そのまま2周目が過ぎ、TMUCCのマネージャが
「TKCさん、このまま行くんですか?」
と声をかけてきたので、これ幸いと思い
「行かない、ヒグチに「来い!」って言って!」
と無茶ぶりをする。
すると、あっという間にヒグチ君がブリッジをかけて追いついてきてくれた。流石現役キャプテンはキレが違う。
先頭が2名体制にして、後ろの様子を見つつペースコントロールをして、最終的に6、7名の先頭集団を形成した。一旦後ろに下がって他選手の観察とローテーションに加わるようお願いをする(後続と距離を離すため)。しばらく走っていると、先頭付近で動いているのは僕、ヒグチ(TMUCC)、SBC、アーティファクト(AF)、GOCHIの5名くらいとなった。
理想としては、表彰台人数の3名で逃げるのがモチベーション的にもベストだけど、やはり上手くはいかない。たまに攻撃をするのは僕、SBC、AFの選手だけど、お互いの意思疎通が上手くいかずにどれも決まらない。
ただ、この動きの積み重ねで、皆徐々に疲労を重ねていったと思われる。
残り6(5?)周の登坂でAFの選手が良い感じのアタックを仕掛ける。チャンスと思い合流してペースを上げるが、AFの選手がヘアピンでスリップしペースダウン、不発に終わる。今思えばヘアピン前で僕が先頭交代してペース維持すればよかったと思う。
更にラスト2周でSBCもアタック。決定打にはならないものの、集団が5名まで減り、最終局面のメンバが決まる。
このコースではラスト一周前までにポジションを上げないと勝負にならないので、ラスト一周前のヘアピンから平地でアタック開始。ヒグチが後ろに続き、SBC・AF・GOCHIもそれに続く。
SBCに追い付かれたら負けると思ったので、ダメそうだったら後輩ヒグチを勝たせようと思い、ラスト一周は全引きで走る。ただ、ヘアピンで振り返るとヒグチ含む2位以下から距離が離れていたので、気合を入れ直してゴールまでもがく。ゴール前坂の入り口でペダルを道路にぶつけたのは秘密だ。
僕の小言にいちいち対応してくれたヒグチ君も2位フィニッシュ。色々動いてくれてありがとうございました。
レース後に他選手と少し話した後、チームの応援に来ていたスーパークライマーのササキ君(美ヶ原チャンピオン!)に挨拶。正直ヒルクライムで彼に勝てる気がしないけど、また当たることがあったら頑張ろうと思う。
エリートは全日本チャンピオンの畑中選手がサプライズ参加で色々盛り上がったりしつつ、表彰式を終えて会場を17時ころ出発。また60㎞自走か...と思いながらも19:30頃に帰宅。疲れた。
反省・感想
コース分析成功・・・初めてのコースだったけど、勝負所や仕掛ける時期などを予め検討したおかげで、焦らずに走ることが出来た。特にこのコースは特徴的だったので(平地で全力疾走することがほぼない!)、作戦が大事だったと思う。
無駄(?)なアタック・・・若干余力があったおかげで色々動くことが出来た。決まらないアタックだって、集団にジャブのごとくダメージを蓄積することが出来る。ただ、中盤に動き過ぎたせいで終盤に僕の動きを警戒されたのも事実。結果論だけでいえば「勝った」けど、やっぱり「無駄」な動きもあったなぁと反省。
コース中の登坂と相性良好・・・偶然なのだが、コースの登坂と僕が朝練している登坂の特徴が似ていたのでペースを上げやすかった。これは本当にラッキーだった。
秘密兵器によるスタミナ温存・・・無駄な動きをしたと上述したけど、今回導入したロードレース用の秘密兵器(40㎜ホイール)のおかげで温存する走りをすることが出来た。ロードレースレベルの登坂ならしっかり登れるし、下り・平地の速度維持が容易になるので効果的だった。ゴール前の坂で800W強で踏み込めたのも、機材効果だと思う。
来週の都ロード後に偏見に満ちたレビューをまとめようと思います。
観察動作・・・このレースに限った話ではないけど、Youtubeでレース見直すと、僕はレース中ずっとキョロキョロ周りを見ながら走っている。状況確認は大事だけどなんかかっこ悪いな。もうちょいスマートにやりたい。
正直「クリテリウム」というか「ロードレース」という感じのレースだったけど、平地系のレースで勝てたのは初めてだったので嬉しい。これも僕の無茶なオーダーに対応してくれたヒグチ君の献身なサポートのおかげです。お礼は例のヘルメットで手を打って下さい。
TMUCC後輩諸君も今日は入賞多数ということで、今後の活躍にも期待しております。
しっかりと勝ちたいのは来週の都ロードだけど、2週続けてレースをしたので若干疲労気味。風邪がぶり返さないよう、適度に体を休めよう。
地元神奈川県のレースなので「雨だったらDNSかなぁ」くらいの気持ちでエントリィ。正直平地レースは凡人だし、エントリリスト見たらクリテを得意とする大学後輩2名も参加していたので、「事故らない」で「先頭集団完走」し、「勝負に加わる」を目標とした。
会場に着いたら丁度TMUCC1年生の初レースが始まったところだった。結果超攻撃的な走りで1,2フィニッシュ。僕が学生の時とはレベルが違うな...2位の選手が僕のTMUCC時代の魂を駆って奮戦してくれたことに少し感激した。
昼過ぎに試走開始。走ってみると大磯クリテリウムとはコースのコンセプトがまったく違うので、路面・ギア比・勝負所を調査しつつ走った。本大会は「クリテリウム」といいつつも、中間ポイントが無く、コースの1/3は坂(登り・下り)となるので、周回の短い「ロードレース」コースのようだった。直角コーナーや道幅の狭い部分・180度ヘアピンの関係で、追い抜きポイントはゴール手前のヘアピン後の直線&ゴールの登坂がせいぜいだ。最終周回前までに3番手くらいに着けないと、ラスト一周では勝負に絡むことすらできないと思ったので、周回数の確認とポジション取りがポイントとなる。
そんなこんなでエキスパート出走を待っていると、ミディアムで出走したフナミ君が善戦の末に2着ゴール。ナイスファイト!最近の学生はクリテ系レースが多いから、こういうレースに強いのかなぁと思ったりしつつ、エキスパートの出走時間になる。
エキスパートクラス(0.9㎞x17周) 優勝
最初はパレード走行 |
「ヤバいやつがいるぞ!」
と他選手からも声が上がる。
その選手は下りでも危険走行をし、結局他選手が注意(説教?)し、先頭から離れた。ホビーレースで煩いことは言いたくないけど、やはり安全走行が第一なので、それを守れない選手には厳しくせざるを得ない。
パレード解除後の下り |
そのまま2周目が過ぎ、TMUCCのマネージャが
「TKCさん、このまま行くんですか?」
と声をかけてきたので、これ幸いと思い
「行かない、ヒグチに「来い!」って言って!」
と無茶ぶりをする。
すると、あっという間にヒグチ君がブリッジをかけて追いついてきてくれた。流石現役キャプテンはキレが違う。
あっという間に合流するヒグチ |
ペース調整しながら後方を待つ |
理想としては、表彰台人数の3名で逃げるのがモチベーション的にもベストだけど、やはり上手くはいかない。たまに攻撃をするのは僕、SBC、AFの選手だけど、お互いの意思疎通が上手くいかずにどれも決まらない。
ただ、この動きの積み重ねで、皆徐々に疲労を重ねていったと思われる。
残り6(5?)周の登坂でAFの選手が良い感じのアタックを仕掛ける。チャンスと思い合流してペースを上げるが、AFの選手がヘアピンでスリップしペースダウン、不発に終わる。今思えばヘアピン前で僕が先頭交代してペース維持すればよかったと思う。
AFアタック! |
僕もペースアップ! |
このコースではラスト一周前までにポジションを上げないと勝負にならないので、ラスト一周前のヘアピンから平地でアタック開始。ヒグチが後ろに続き、SBC・AF・GOCHIもそれに続く。
ラスト一周の勝負所 |
ヘアピン後の直線 |
ビビりなんで後方確認してからゴール |
レース後に他選手と少し話した後、チームの応援に来ていたスーパークライマーのササキ君(美ヶ原チャンピオン!)に挨拶。正直ヒルクライムで彼に勝てる気がしないけど、また当たることがあったら頑張ろうと思う。
エリートは全日本チャンピオンの畑中選手がサプライズ参加で色々盛り上がったりしつつ、表彰式を終えて会場を17時ころ出発。また60㎞自走か...と思いながらも19:30頃に帰宅。疲れた。
反省・感想
コース分析成功・・・初めてのコースだったけど、勝負所や仕掛ける時期などを予め検討したおかげで、焦らずに走ることが出来た。特にこのコースは特徴的だったので(平地で全力疾走することがほぼない!)、作戦が大事だったと思う。
無駄(?)なアタック・・・若干余力があったおかげで色々動くことが出来た。決まらないアタックだって、集団にジャブのごとくダメージを蓄積することが出来る。ただ、中盤に動き過ぎたせいで終盤に僕の動きを警戒されたのも事実。結果論だけでいえば「勝った」けど、やっぱり「無駄」な動きもあったなぁと反省。
コース中の登坂と相性良好・・・偶然なのだが、コースの登坂と僕が朝練している登坂の特徴が似ていたのでペースを上げやすかった。これは本当にラッキーだった。
秘密兵器によるスタミナ温存・・・無駄な動きをしたと上述したけど、今回導入したロードレース用の秘密兵器(40㎜ホイール)のおかげで温存する走りをすることが出来た。ロードレースレベルの登坂ならしっかり登れるし、下り・平地の速度維持が容易になるので効果的だった。ゴール前の坂で800W強で踏み込めたのも、機材効果だと思う。
来週の都ロード後に偏見に満ちたレビューをまとめようと思います。
観察動作・・・このレースに限った話ではないけど、Youtubeでレース見直すと、僕はレース中ずっとキョロキョロ周りを見ながら走っている。状況確認は大事だけどなんかかっこ悪いな。もうちょいスマートにやりたい。
正直「クリテリウム」というか「ロードレース」という感じのレースだったけど、平地系のレースで勝てたのは初めてだったので嬉しい。これも僕の無茶なオーダーに対応してくれたヒグチ君の献身なサポートのおかげです。お礼は例のヘルメットで手を打って下さい。
TMUCC後輩諸君も今日は入賞多数ということで、今後の活躍にも期待しております。
しっかりと勝ちたいのは来週の都ロードだけど、2週続けてレースをしたので若干疲労気味。風邪がぶり返さないよう、適度に体を休めよう。
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