2019年6月23日日曜日

2019-06-23 第16回富士山国際ヒルクライム

年代別カテゴリで優勝&50分切りという目標を昨年達成し、すでにあざみラインを登ることについて具体的目標を持っていなかった。にも拘らず、毎年挑戦していたので今年もエントリィしてしまった。昨年年代別優勝だったので、当然エキスパートで。

レース当日は悪天候が予想されたため、この一週間ずっと「出ない言い訳」を考えていた。でも一個ずつ言い訳を潰していったら、いつの間にか会場に着いていた。結局富士山の魅力に屈した様だ...

快晴とはいかないものの、当初の雨予想に対してぱらつく程度。土砂降り覚悟だったのでかなり気が楽になった。一応雨対策にレインソックス+レインシューズカバーを装着。本格的な雨では試していないけど、まったく足が濡れずに快適だった。
会場では久々にイイヅカ君に遭遇。彼もまたあざみラインに囚われたヒルクライマーだ(笑)。一緒にエキスパートクラスに出るのだけど、同クラスにはカトウさん、オオシマさん、ワカマツさんといった災害レベル「竜」の選手がエントリィしているので、B級の僕では勝負にならない。合格ラインは50分切り、あわよくば自己ベスト更新を目指して走ることにする。

ローラー台を持ってきてアップするような気概もないので、前日に100円ショップで買った雨合羽をきて、あざみラインの側道でウォーミングアップ。
今回もインナーローは34×30を装備。無理やりもっと小さいフロントギアを付けることもできるのだろうけど、チェーンが緩み過ぎるし、チェーン長さ調整するほどこのレースにかけているわけでもない。まぁギア比調整がせいぜいかな。

その後グダグダしていたら8:30になる。エキスパートのスタートが8:38なので、イイヅカ君と慌ただしく整列すると、出走は我々含めて6名。エントリィ10名中4名はDNSだった。エントリィ10名以上で6名まで表彰、すなわち全員表彰だ!
まぁそんなのはレース後の話。バタバタし過ぎて雑談しているうちにレーススタート。

結果:エキスパートクラス 3位(入賞) 48分51秒
並走しながら出走となったが、すぐにカトウ選手が先頭に出る。ちょっと早めのペースだったけど、きつくならない程度に着いて行こう、と思いしばらく張り付く。パワーメーター見ながらあとXX分くらいで千切れるかな」なんて思っていたら、後ろを見ると全然追走が来ない。まぁカトウ選手のペースで登ってもオーバーペースで潰れるだけかもしないしな。2分前スタートのE3最後尾を抜き始めたくらいでカトウ選手を見送り、単独走に切り替える。
それにしても雨はほとんどないものの、霧が濃くて前が見えず、ライン取りに苦労する。E3の選手はヒルクライムの鉄則(?)らしくコーナーの大外回りをしていたので、こちらは内側から最短経路で走る。馬返し以降の急勾配でなければイン走った方が楽な気がするが、どうなんだろう。
その馬返しを越える頃にバイクから「先頭と2分差」と聞かされる。元々追いつけると思っていないけど、すげえな。
馬返し以降はいよいよあざみラインの真骨頂へ突入。
34×30のインナーローギアを無理やり回してとにかく粘る。ここからは完全に人との競争ではなく、坂への挑戦になる。パワーメーターと睨めっこし、極端な負荷低下をしないようにしながら、グレーチングに注意し、ふらついている先行スタートのJBCFを避けながら、とにかく踏むのみ。
特に展開もなく「きちぃ~」と思いながら走り続ける。
淡々と登りながら、「あざみラインのレースって2位ばっかりだな」なんて思っていら残り1kmで抜かれて3位に落ちる(笑)。2位に執着する気概も残っておらず、結局10秒ちょっと遅れて3位。
去年48分2秒に対して、約50秒遅れ。データ見直すと去年よりパワー値が低い。身体能力はそんなに低下していないと思うので、昨年より心持が弱かったかもしれない。
5合目も霧がすごくて視界が悪い。雨が弱いのが幸いだけど、天候は悪化傾向にあることから本部が下山スケジュールを早めてくれた。とにかく寒いので下山は早いに越したことはない。同下山パックに下山に遅れた実業団(たしかE2のMIVRO)が一般の部に混ざったのだけど、先導バイクを抜かしたりと不安全行動をとっていた。本人は「カーボンホイールのブレーキ云々」とか言っていたけど、心配なら下山用代輪を準備すればいいし、そもそもブレーキに不安があるホイールで出走しようという時点でおかしい。本人の技量は知らないけど、仮にもJCFライセンス持ったJBCFの選手なんだから、一般カテゴリの手本になるくらいの安全意識やモラルを持ってもらいたい。まぁそういった選手に指導・警告・罰則ができないJBCFの体制もぬるいのだろうけど。

下山後も大きな雨はなく、ちゃっちゃと片付け。
下山後リザルトも確認したけど、DNSが多かったおかげで本当に3位だった。このレースは何故か一般レースの入賞商品が豪華で嬉しい。日本屈指の激坂に挑んだご褒美なのだろう。
また年代別カテゴリに参加していたオオクラさんも2位入賞とのこと。いい加減フロント39に限界を感じ、今後はコンパクトギア使うと言っていたが、漢ギアをゴリゴリ回して登るのが得意なオオクラさんは漢ギアを貫くと信じています!

表彰を一通り見てからすんなり帰宅。して、泥だらけの自転車洗浄。

反省・感想
「安定志向」を打ち破れ…何となくだけど、今年のヒルクライム2戦はいずれも「無理しない走り」をしてしまった。ペース管理は悪ではないのだけど、実力以上を引き出そうという挑戦的な動きをした方が、限界値を引き上げることが出来るだろう。昨年は「今年こそ1位とってやる、今年こそ50分切り!」と鼻息荒くして登っていたからこそのタイムだったのだろう。優勝が難しいにしても、「自己ベスト更新」をもっと胸に刻んでから走れば良かった。おそらくロードレース割合が増えて「無駄脚を使わない」志向になりつつある気がする。それはそれでよいのだけど、そもそも僕自身上品なレーサーではないのだから、もっとガツガツ走ろう。
雨対策…フェンダーをつけ忘れてしまったけど、レインソックスは効果的だった。実は以前レインソックスを履いたまま湯船に足を突っ込んだことがあったのだけど、なんと濡れないのだ!もちろん通常ソックスと比較すれば蒸れやすいかもしれないけど、そういった装備に投資することは確実に雨レースの不快感を軽減できるので、天候には敏感になりたい。

今年でるヒルクライムはKOHとあと一個くらいかな?
あまり計画がないけど、次戦ヒルクライムではもっとガツガツ貪欲な走りをお披露目できるよう頑張ります!

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