2014年10月26日日曜日

2014-10-26 東京都選手権

今日は4ヵ月ぶりの都ロード。
6月のBクラス6位で、最後足を攣ってゴール争いにも絡めなかった。
今シーズン最終戦(沖縄もあるけど)として、更には前回のリベンジも兼ねて、東京都選手権は今年最も勝利を望むレースだ。
レベルアップした成果を発揮したい。

5:00のつもりが4:20くらいに起床。
特に眠気もないので朝食を食べて5:20くらいに車で修善寺へ出発。7:30くらいに亀石峠に着いた。ちょっと早すぎたな。日本CSCのトイレはあまりきれいではないので、亀石レストハウスのトイレでドレンする。

日本CSCでちょっとグダグダして、8:00頃に準備開始。前日の天気予報だと雨が降りそうだったので、透明サングラス、やインナーウェアなど色々準備したのだけど、ウォーミングアップをしているとすごく暑くなる。っていうか日差しがすごい。サングラスをミラーレンズに交換、インナーも脱いで夏用ウェア+アームカバーになった。10月末とは思えない気温だ。やはり僕はレースに関しては晴れ男のようだ。
いつも通りのデュラエース
日本CSC園外の修善寺駅側の登り坂でウォーミングアップ。今頃気が付いたけれど、駅側の道の勾配って隣接するコースとほぼ一致しているからウォーミングアップにはいい場所なのかも(車には注意が必要ですが)。2006年に修善寺デビューしてから今頃になって気付くとは・・・

9:00に開門し、サインチェックを終えて試走に入る。今回は修善寺8kmサーキットで、僕のような一般レーサーはこのレースを除いて走る機会はないレアなコース。2011年以来2度目だ。10月末開催のおかげで落ち葉が重なっている場所はなく、濡れている路面もなかった。一部土があったけど、登りなので避けられる。やはり下りは難しいので、安全にクリアしたい。
結局暑くなったのでアームカバーも外す。10月末なのに真夏装備になってしまった。

Bクラスの出走リストは30名で、6月都ロードで優勝のU松選手、2位で集団をコントロールしていたH田選手、3位でアタック力が凄まじいY岡選手をとりあえずマークする。また、他大学の先輩であるT木選手も強い選手と記憶しているのでマークする。出走前に見回すとU松選手とT木選手は確認できたけど、他2名が見当たらない。まぁ強い選手なので、どうせ前に上がってくる。

都ロードらしく、出走2分前くらいに整列し、10:02にパレードスタート。8kmx4周だ。


結果:Bクラス 優勝 1時間1分2秒

1周目は8㎞コースの2つ目の登坂前までバイク先導のローリングスタート。この点は3年前と一緒だ。パレードとはいえ安全に下りたいのでバイクのすぐ後ろ(集団先頭)に入った。隣には慶応大学の選手。慶応大学はBクラス30名に対し、7人もエントリィしているので一応注意する。しかも、パレード中だというのに、僕の隣の選手は後ろの慶応大学選手に「前に上がってこい」と指示を出している。学連のレースではパレード中も熾烈な場所取り争いがあるのは知っているし、僕もやっていた。でもこれは学連じゃないんだよ、マナー違反は集団から嫌われるよ、と自分の後輩だったらレース中でも教えていただろうな。
8kmサーキットの難しい下りを終えたところでパレード解除。短いレースなのでハイペースを予想しているとすぐに数名がペースアップ。僕もコントロールすべく登坂では集団先頭を引いた。頂上付近でT木選手が先頭になる。やはり来たか、と思った。上手い選手だと知っていたので安心して下りで後ろに着いた。
2号橋からの登りで元気よくアタックをする赤い選手を発見。Y岡選手だ。4ヵ月前とまったく同じ展開で笑ってしまった。でも4か月前と違い、僕もこのアタックに反応。T木選手も同調。他2名が同調し、この時点で5名の逃げ集団となる。Y岡選手が「5名で行きましょう」というので共闘とする。さらに前回優勝のU松選手が後方集団に残っているので、チャンスと思い、積極的に先頭を引いた。Y岡選手と少し会話をしたら、なんとH田選手は2週間ほど前に鎖骨骨折しDNSと聞いた。残念と思いつつ、1周目終わり。

2周目で後ろを見ると、U松選手が先頭に加わるべくずっと引いているのが見える。多分彼は追いついてくるけど、できるだけ足を使ってもらいたい。TKC、T木選手、Y岡選手の3名で先頭を引いて、結局8㎞サーキットの激坂あたりでU松選手も合流。集団は6名で全員入賞だから協調体制としては良いだろう。慶応大学が混じっていないので、集団内に裏切り者(わざとゆっくり引いて後ろと合流を狙う)もいないだろう。
6名の中で多分優勝に絡むのはTKC、T木選手、Y岡選手、U松選手と思った。バイクから後方集団崩壊・現時点で逃げ集団がメイン集団と連絡がきた。つまりこの6名の争いに決定。TKC・T木選手・Y岡選手で積極的に先頭を回していくが、U松選手がまったく先頭を引かない。大集団ならともかく、少人数で回しているんだから前引いてくれよ、と思う。実力あるんだし。T木選手も同様の心配をしているようだったが、Y岡選手は「関係ねぇ!」って感じで力強く走っていた。4ヵ月前も思ったけどY岡選手のダンシングはカッコイイな。

3周目、共闘しつつも残り2周を切ったので警戒しながら走った。依然U松選手が戦闘を引かないので、2号橋からの登りでジャブを仕掛ける、つもりがまさかのチェーン落ち。「マジか?!」と思ったけど、落ち着いてアウターに入れ直し復旧。危ないところだった。そのタイミングで僕に代わってT木選手がアタック。僕も合流し、後ろを見るとついてくるのはY岡選手だけ。U松選手は来ていない。もしかしたら調子が悪かったのかもしれない。
と思いつつも、とどめを刺すべく登坂で一気に引き離した。先頭3名で4周目(最終周)に突入。

走っているとY岡選手が激坂に入る前に「きついんでTKCとT木選手で勝負して」と撤退宣言。またまたぁ、とT木選手が言いつつレースは進む。とりあえず激坂でペースアップをしてみたけどT木選手はしっかり着かれて、頂上で先頭交代。難しい下りを終えて、次の登坂で再びペースアップ。しかしこれもぴったり着かれて失敗。登坂力だけなら自分の方があると思うので、出来るだけスプリント前に決めたいのだが難しい。

秀峰亭を下って2号橋で先頭に出る。ここで一旦ペースダウン。T木選手にもペースを落としてもらったところで再びアタック。下ハンドルでダンシング10回-シッティング10回で、仕留めるつもりでアタックした。T木選手も反応するが引き離すことに成功。バイクから「10秒差」と連絡がある。微妙な差と思いつつも、頂上までペースを落とさずダンシング-シッティングで登り切った。

フルパワーで下って、ゴール前の坂はインナーシッティングでこなす。後方にT木選手が見えたけど、もう安全な距離だ。一応最後はスプリントっぽいことしてゴール。応援がいないのでガッツポーズはなし。
ついに今シーズン優勝できた。決して大きな大会ではないけど、T木選手、Y岡選手、U松選手が走る中で勝てたのは凄い嬉しい。

ゴール後にT木選手・Y岡選手とレース展開について色々話した。Y岡選手はワンピースジャージで走っていたが、今日は小春日和で凄く暑かったらしい。僕もボトル1本飲み干してしまった。
また次のレースで、と挨拶し帰宅。


感想
・27Tは有効だった。8kmコースの激坂に対応すべく装備したけれど、他選手に比べて消耗が少なくできたと思う。軽いギアのおかげでケイデンスの上がり、集団へ揺さぶりがし易い。
・安全に下りが走れた。下りはT木選手の後ろを走ることが多かったけど、無茶に攻める人がいなかったので良かった。社会人レーサーは安全志向が広まっていて良い。
・レース中に小細工テクニックが使えた。集団に揺さぶりをかけるとき、先頭引きながら何気なくダンシングをしてペースアップの「振り」をしたり、ラインを大きく変えてみたり、アタック前にゆっくり走る「ふり」をしたり・・・それなりに効果的なものもあったと思う。
・春・秋はウェア選びの難しい季節だが、ベストな選択ができた。これは重要。

ともかく2014年度に「勝ちたい」と思っていたレースで優勝できてよかった。来年度は仕事の関係で前半シーズンくらいしかレースに出れないけど、去年練習せずに今年4月からの練習でここまで来れることが分かった。長期的に自転車を離れても、努力次第で復帰はできる。これだからレースは止められない。

来週からは仕事が忙しくて沖縄向けの練習はほとんどできないだろうけど、体調を崩さないように調整する。出るからには楽しく走らねば。


また来年の都ロードで今日のメンバーと競い合いたい。
本日はお疲れ様でした。


おまけ
本日の戦利品

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