前回のJCRCレースレポートの通り、今年もJCRC SAクラスの年間チャンピオンになりました。
せっかくなのでJCRCの普及記事とレーサー皆の憧れ(?)年間チャンピオンジャージについて説明します。
JCRCの勧め
僕自身JCRCに詳しい訳ではありませんが、JCRC(日本サイクルレーシング協会)は年間数千円のJCF(日本自転車競技連盟)登録が不要な、いわゆる「ホビーレース」です。以前に比べてレース会場のバリエーションは減りつつありますが、有名な日本CSC・群馬CSC・下総のほか、バンクレースも開催しています。
カテゴリ分けも細かくて、脚力別でSA~Fの他、エンデューロクラス、女性クラス、ジュニアクラス、シニアクラスなど細かく分かれていて、どのレベルの選手でも楽しめる(はず)です。レースの際はゼッケンではなく計測タグとヘルメットカバーなので、準備も簡単です(ヘルメットカバーがダサいとかはなしで)。
レースは大抵ローリングスタートで、日本CSC・群馬CSCでは下りを終えてからリアルスタートになるため割と安全です。なお、ゴール時の落車を避けるために、ゴール地点での手放し・ガッツポーズを原則禁止しています。これについて「周りに誰もいなければいーじゃん」といった声もありますが、その判断基準に線引きするのは難しいし、万が一の安全対策です。自分の格好つけよりも他人の安全を守ることが大事という事で納得しましょう。
レースは脚力・年代別で、人数が多くとも40~50人を上限としているため、土平坦の数100人混相するエンデューロレースよりはるかに安全です(人数が多いと複数クラスに分けたりします)。ビギナーでも駆け引きを楽しめる下位カテゴリーから、たまにプロ級選手が参戦するSAクラスまで、幅広いレベルの選手が楽しめます。特に10月の群馬CSCは102㎞と長距離で、SAクラスでもジャパンカップやツールドおきなわの調整にビッグネームが参戦することがあります。
レースは脚力・年代別で、人数が多くとも40~50人を上限としているため、土平坦の数100人混相するエンデューロレースよりはるかに安全です(人数が多いと複数クラスに分けたりします)。ビギナーでも駆け引きを楽しめる下位カテゴリーから、たまにプロ級選手が参戦するSAクラスまで、幅広いレベルの選手が楽しめます。特に10月の群馬CSCは102㎞と長距離で、SAクラスでもジャパンカップやツールドおきなわの調整にビッグネームが参戦することがあります。
JCRCは大抵参加賞があります。多くの場合はJCRCソックス(で伝わるのか?)の他、かき氷や豚汁引換券で実用性(?)があります。まぁ靴下は破けるので練習用に何足あっても困りません。因みに前回(10/6)の参加賞はリンゴと豚汁でした。
参加人数次第ですが、通常上位6名が表彰対象になります。賞状とともに副賞として地元物産を頂けることが多く、自転車グッズとかは稀です。覚えている限りでは米・巨峰・ジャガイモ・ソバ・ジュースセット...あれ、なんか食品関係ばっかり思いつくな。まぁ入賞してからのお楽しみという事で。
JCRCのもっとも特徴的な点は良い意味で「緩い」雰囲気です。僕は学生の時にJICFで走っていましたが、かなり殺伐とした緊張感でした。悪いわけではありませんが、そういった登録レースと比較して、かなり緩い雰囲気があり、リラックスして臨めます。結果も大事ですが、楽しく走れるでしょう。気になる方はJCRCホームページの写真をご参考にして下さい。
正直、例えばJICFやJBCFで結果を残せず落ち込むよりは、JCRCやWalkride等のカテゴリ分けの細かいレースで経験を積んだ方がはるかに投資価値があると思います。JCF系レースでよくある「すぐ千切れてレースにならずDNF」ってほとんど楽しめないですよね。あまりにひどい結果を繰り返すととみじめに感じて自転車嫌になったり...それよりはJCRC等で個々のレベルに見合った経験を積んだ方が遥かに投資価値があると思います。自転車は楽しいものであるべきです。
そんな訳で、開催は関東近辺に偏ってしまいますがJCRCはレース感を養い、レースの楽しみ方を覚えるのにとても良いので、機会があれば是非走ってみてはいかがでしょうか!
JCRC年間チャンピオンについて
細かいところはJCRCのホームページにありますが、JCRCはシリーズ戦になっていて、同カテゴリで首位かつ一定ポイント以上を獲得することで「年間チャンピオン」になることが出来ます。年間チャンピオンになると副賞でチャンピオンジャージが与えられます。そう、ロードレーサーなら誰もが夢見るチャンピオンジャージです。通常チャンピオンジャージというと各大会で1着(ヒルクライムなら年代別でもあるケースがある)で、非常にハードルが高いのですが、JCRCはシリーズ戦で脚力別カテゴリが細かく分かれているため、チャンピオンジャージ獲得の可能性はそこそこあります。
2018年モデル 左袖部に文字が指定できます。 |
と言いつつ、獲得しやすいカテゴリは脚力別SA・年代別M~G・女性W・エンデューロEDで、逆に難しいのは脚力別B~Fです。何故ならば脚力別B~Fで勝つ選手は普通シーズン中に上のカテゴリにシフトし、ポイントを引き継げないため年間チャンピオンに必要なポイント数を確保できないからです(逆にB~Fクラスで昇給せずに勝ちまくってポイント稼ぐ選手は非難されるかもしれないので注意です)。まぁSAとEDは稀にプロ相当選手が参加することもあるので厳しいこともありますが、M~G・Wは狙い目です。特に年代別は40歳台からあるので、根気強く戦えばチャンピオンジャージも夢ではありません。例え1回も勝てなくたって、2位・3位を複数回獲れば年間チャンピオンに慣れる可能性があります。チャンピオンジャージに憧れる方は、是非JCRCで目指してみて下さい。
因みにJCRCで年間チャンピオンになった場合の流れです。
ポイント付与シリーズの第5戦が10月に実施され、その時点のポイントで年間チャンピオンが決定します。対象となった場合、事務局からEメールが届きます。内容としては「年間チャンピオン決定の通告」「チャンピオンジャージサイズ指定」「チャンピオンジャージ袖に入れる文字指定」があります。最近はWaveoneのレジェフィットジャージになります。また、ジャージ製作を急ぐらしく、メール返信期限が短い場合があります(2018年はメール受領から48時間以内でした)。なので、年間チャンピオン該当者は予めジャージサイズと袖に入れる文字を考えておきましょう。
年間チャンピオンは12月上旬のJCRC最終戦で表彰されます(下総が多い)。表彰の際にチャンピオンジャージが渡されますが、郵送はされません(たしか)。ので、本人若しくは代理人が現地で受領する必要があるので要注意です。そのまま着て最終戦レースに出るのもアリです!
(2019-12-15追記)
前日に怪我をして表彰に行けず、JCRC事務局様に相談したところ、チャンピオンジャージ郵送していただけました。とは言え、年間チャンピオン決定したら極力表彰式に参加しましょう!
(2019-12-15追記)
前日に怪我をして表彰に行けず、JCRC事務局様に相談したところ、チャンピオンジャージ郵送していただけました。とは言え、年間チャンピオン決定したら極力表彰式に参加しましょう!
2019年チャンピオンジャージ |
と、思い付きでJCRCの広告的な記述をしましたが、僕自身ロードレースデビュー戦がJCRCで、JICFの殺伐としたレースの合間にJCRCに参加すると余計なプレッシャーを感じずに走ることが出来てとても楽しめました。今はサラリーマンホビーレーサーですが、やっぱりJCRCは気楽に参加出来てとても楽しみやすいです。願わくばまた参加者が増えると嬉しいですね。
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