2016年10月16日日曜日

2016-10-16 JCRC第6戦 群馬CSC



2年振りの群馬CSC。
そしてやはり僕は群馬と相性が悪いようだった。

前日に沼田のビジネスホテルに宿泊し、4:00起床。
適当に食事をとってから出発、5:30頃に現地に着く。開門が6:30からなので待機時間があるけど、群馬CSCから遠い方の駐車場になるのは避けたいので、早めに移動した。今回は防寒具も用意したので問題ない。
6:30になると朝日が昇り、良い感じ。
Photo

準備を急いで試走を2周。落ち葉の量は少ないけど、微妙に枝が落ちている。走っているとパキパキ音が鳴って嫌な感じ。
気温は低いけど直射日光がかなり強かったので、夏用ウェアにインナー+アームカバー(+ビニル袋)で出走することにした。厚着している人が多かったけど、やはりレース中はかなり暑かったので、熱中症にならなかっただろうか。

SAクラスはエントリが34名。まぁ丁度良い人数だろう。
風も弱くて走りやすい。
7:50出走。

結果:SAクラス DNF (15周目パンク)

17周102㎞という数字に気圧されたのか、何故か僕が先頭になる。まぁ最初の下りはローリングなのでいいか。群馬の特徴的な下りを終えてからレーススタート。と言っても、はっきり言って集団はかなり遅い。まぁ1周10分で走るとしたら、17周で170分。流石にやんちゃできないということか。
と思っていると、そこそこ逃げるつもりのペースアップが度々起きる。ただ、人数をそろえている名門竹芝レーシングは集団前方で固まって追わないので、放置してみたり。

そんなこんな退屈な展開をしている間に4周目の登坂で飛び出てしまう。適当に踏んでいたら集団とかなり差が開いたので、レースを動かすために逃げることにした。正直単独逃げでこのままゴールというのは現実的ではないけど、しばらく集団の視界外にいれば、「追わないと」という追走集団が来るかもしれない。それにしても消耗するけど、ホビーレーサーなんだからこうやってレースは楽しまないと。

2~3周位単独で逃げていると、3名の追走が合流。心強い。ドラフティングしている間に単独走中の疲労をかなり回復することが出来た。ただし、残念ながらこの逃げメンバーもあまり脚力がそろっておらず、長く続かないと感じるようになる。
途中外から「集団と13秒差!」と言われて2名が諦める。もう一名とも「無理そうっすね」みたいな話をして、もう一名も脱落。何事も経験だと思い、集団合流後に備えて補給を取りながら再び単独でペース走を続ける。
この周は10:30という超スローペースで走ったけど、何故か集団が追いつかなかった。僕一人泳がせても意味はないので、本当に集団はスローなのだろう。
結局11周目くらいに集団に合流。カウンターアタックもなかったので泳がされていたわけではないようだ。集団内にいたTMUCCの後輩に集団の状況を聞いたところ、散発的なペースアップはあっても、逃げるわけでもなく全体的にはスローペースの状況らしい。個人的に走っていても面白い展開ではない。

集団はゆっくりペースなので脱落者はほぼいない。つまりこのままのペースで進めば大集団スプリントになる。せっかく102㎞もレースするのに、ただサイクリングして最後だけスプリントっていうのは面白くないし、個人的に得意な展開でもない。
そんな訳で(?)再び攻撃の準備をする。

ラスト4周(14周目)の心臓破り坂から単独逃げで決める。集団内のスプリントに備えるスローな雰囲気ならたぶん行ける。ただ、僕が「決められる」と思うタイミングだと、他の選手も「逃がさない」と判断するだろう。
というわけで、リスクレベルを上げる。
ラスト5周(13周)の心臓破りでアタック。フォームは今までと変えずに、負荷レベルだけ上げ、シッティングでガンガンペースを上げる。竹芝の2名が反応したが、気にせずペースアップを続ける。竹芝2名は「無謀だろ・・・」という顔をして後退していった。

作戦成功。
逃げを簡単に決める方法は、相手に「どうせ失敗する」と判断させること。
それぐらいのリスクを負わなければレースで勝てやしない。
あとは残り4周を全力疾走するのみ。

残り4周と思えば力が湧いてくる。集団の視界に入らない距離から更にペースを上げる。というか上がる。アドレナリンが出まくってやばい感じがするけど、「このまま優勝してやる!」という気持ちが湧いてきて良い感じだ。
残り3周、30分弱。集中して高速ダウンヒルをこなしていると
「パンッ!」
と音が鳴る。
・・・リアタイヤのパンクでした。
85.6㎞地点でレース終了。お疲れ様でした。

しばらくして集団が通り過ぎると
「こんなに差をつけたのに!」
と悲しくなったけど、パンクはしょうがない。
むしろ本命のKOHの時にこのタイヤがパンクしなくて良かったと思おう。
無念...
結局メイン集団は大人数の集団スプリントで決着した様でした。


反省・感想
単独逃げである程度状況を把握しつつ走れた・・・個人的に逃げの展開は好きなので、今まで何度も無謀な逃げをしたことがあったけど、今日はよく考えて走れたと思う。まぁ前半の逃げは上手くいくとは思わなかったけど、そこまで消耗もしなかったし良かったと思う。最後の逃げは「集団内で雑談」→「まったりムード」からの「無謀と思えるアタック」というコンボ(?)をきれいに決めることが出来た。結果的にDNFだけど、良い流れで動けたと思う。
ウェア選択成功・・・やっぱりビニル袋が最強である。インナーと夏用ウェアの間に入れておくとウィンドブレーカー代わりになるし、簡単に外せる。何故これが流行らないのだろう。とりあえず走っていて不快を感じなかったので良かった。寒い季節のレースはウェア選びが難しいので、今後も色々検討しよう。
完走したかった・・・唯一の心残りがこれ。実際ラストの逃げが成功するにしろ、失敗するにしろ、どこまで通用するものなのかを判断したかったので、最後まで走りたかった。場合によっては次の都ロードと沖縄で最終盤になる前に決着をつける展開が作れるかもしれない。とりあえず次回都ロードで、今回のような力強い展開が通用するかやってみたい。

残念ながらパンクDNFだけど、まぁしょうがない。
今年の優先順位の高かったレースで起きなかっただけラッキーだ。
調子は悪くないようなので、2週間後の都ロードに向けて、引き続き頑張ろう。

それにしても群馬CSCとはとことん相性が悪いな...
〔過去実績]
落車、ディレーラー故障、集団周回カウント間違い、パンク←New!

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