国内でもかなり大きめのヒルクライム大会ということで昨年から興味のあったツールド美ヶ原。
Cyclowiredの記事で、景色も良さそうだったので割と楽しみにしていた。
25日に松本まで移動しエントリィ。小雨だったので、自動車による試走もせず温泉に行ったあと、ホテルで就寝。午後8時から、翌朝3時半まで良く寝れた。
初めての大会で勝手が分からなかったので、とりあえず駐車場の開く5時ころに会場入り。自転車にゼッケンを着けた。ウェアのゼッケンが小さ目・1枚というのは良いのだが、自転車前方のゼッケンはダサい。
なんか風でバタつきそうな自転車ゼッケンだけど、誰が考えたんだろう。少なくとも自転車競技やっている人の発想ではない。
コースの交通規制もしていなかったので、噂の激坂区間の試走に向かった。
確かに急勾配ではあるが、区間も短いし、驚くほどのものではない。問題はコースの幅だ。スタート直後としてはコース幅が狭すぎ、しかも参加人数が多いので落車が予想できる。自分が落車に巻き込まれることも考慮して、激坂区間からのクリートキャッチ練習もした。
その後は適当に荷物を抱えて、6時過ぎに選手集合地点に到着。
とりあえず先頭をゲット。グロスタイム方式なので場所は関係ないともいえるけど、やはり落車トラブルを避けたいので前位置が良かった。
並んでいると、旧TMUCCメンバや都ロードでご一緒した選手にも会えた。そんなこんな話していると、あっという間にスタートになってしまった。
7時半から次々に出発が始まり、僕のクラスの7時54分もすぐだった。
コンパニオンのお姉さんがプラカードで1分前、30秒前を紹介しているとカメラを出している選手がいた。これでスタートミスったら後ろから殴られるだろうな。そんなこんなで号砲と共に出走。
結果:一般男子B 6位 1時間10分04秒
パレードスタートではないので、一気に加速が始まる。序盤数百メートルは市街地を走り峠入り口に向かう。トレインの先頭3番手で直角コーナーを含む市街地を過ぎ、温泉街で2番手、激坂入り口で先頭になる。当初の作戦では激坂区間で無理に消耗してはいけないと思い、先頭選手を逃がさない程度で登る予定だった。しかし先頭で突入してしまったので、とりあえずきつくない程度に体重をかけながら進む。すでに他クラスの千切れた選手がスローペース若しくは歩行で登っているので道幅は狭い。縫うように走っているうちに、自分が集団から飛び出していることに気が付く。でも落車が怖いので、さっさと激坂区間を抜けるべくそのまま走る。
激坂区間を終えたくらいで同クラス1名にパスされる。この方は圧倒的に速く出るクラスを間違えているほどのタイムで優勝だった。
しばらくすると坂が終わって平坦区間になる。コース調査を全然しなかった僕が悪いのだが、平坦・下りは終盤だけだと思っていた。そんな訳でこの区間を走っている間に後続に距離を詰められ次々にパスされる。やはりこの平坦区間までは集団で走るべきだったな。
同クラスの選手に抜かれたとはいえ、正直彼らのペースを維持してゴールまで行くのがきついと思い追わなかった。とにかく後半チャンスを見つけて反撃を狙うことにする。
その後は目立った急坂も無いため、淡々と走り続けた。ただ相変わらず前から降ってくる選手が多いのと、路面がかなり荒れているので、走れるルートを探しながら走るのが面倒だった。
同クラスで5位になった選手の後ろをしばらく走る機会があったが、彼はダンシングを多用していた。なぜあんなにダンシングが出来るのだろう?と観察していたら、実は美ヶ原は中盤から平坦&坂のコースになっており、坂終盤までダンシングで登っても一旦平坦があるので失速せず走り続けることができるのだ。途中で僕もそれに気が付き、彼の真似をしながら走ると段々とペースアップすることができた。
僕はあまり給水を利用しないのだけど、満タンにしたボトルが空になりかけていたので第3給水所で水カップを貰った。やはり夏のヒルクライムは暑い。
そして終盤になり、先行していた同クラスの選手を捕捉。下りが始まる地点で後ろをとりアタックのタイミングをうかがう。ただ、ここで濃霧が発生。ガスでカーブの先が見えず、アタックしたらこちらがお陀仏になる。しょうがないので足を溜めながらチャンスを探した。
そして一瞬霧が晴れた隙を狙って下りアタック。足を溜めてたおかげで一気に50km/hまで加速してアタック成功。
その後も下り区間ではとにかく踏んで距離を開けることを意識。途中でチャリダーか分からないが、カメラを持ったバイクと選手が前方をゆっくり走っている。下りで70km/h位の全力疾走しているこちらの進路を塞いでいるので、大声でバイクに避けるよう指示。マジでやめてほしい。
ラスト1km弱で5位の選手に追い付く。が、前に出過ぎて気付かれてしまった。こっそり後ろに張り付いていれば意表を付けたかもしれなかったが、全般的に彼の方が強かった。
結局そのまま最後の登坂で20秒離されてゴール。
きつくて楽しいレースだったが、最初から最後まで他クラスの選手を避けるレースだった。
ゴール後は上位選手の方々に挨拶したり、久々に再会したH田選手(ひそかに僕がライバル視していた方)と近況報告してから後輩のN島と下山。
なんというか、下山についてはは僕の知る限り最低・最悪の運営だった。でかい規模のレースの割には雑すぎる。一度箱根ヒルクライム運営のWalkrideにレース運営を習いに行った方が良いと思う。
表彰式を終えてさっさと帰還。したかったのだが、中央道・東名両方渋滞。中央道に至っては結局大月から高尾まで一般道を走ることになった。それでもなんとか午後6時半ころに帰宅。
疲れた。
反省・感想
・重いギアを踏み過ぎ・・・今回最初に激坂区間があったせいもあるけど、ケイデンスを常に70前後にしてしまった。今年から重めのギアを選択するようにしているけど、それでも80回転位まで上げて良かったと思う。9月以降はロードレースにも出るので走り方を調整しよう。
・平坦が相変わらず遅い・・・今に始まったことではないけど、やはりヒルクライム中に現れる平坦でペースを上げにくい。登坂ポジションのままになっている癖もあるので直す。あと、ダンシングによる加速なども考慮する。とにかく、KOHに向けて強化しよう。
・ダンシングを挟んだ登り方・・・今日は久々にヒルクライムでダンシングを多用した。平坦区間が多い場合はダンシングを多めに挟んでも失速しにくいのでコースに合わせて使うべきだと、ようやく気が付いた。次の甘利山ヒルクライム(出れるか不明)では使いにくいが、9月のKOHでは多分使用することになる。しっかり練習して走り方のバリエーションを増やそう。
・コース調査・・・今回試走せず、Youtubeの流し見くらいでしかコースを見ていなかった。そのため戦術にも色々穴があった。実際今回のレースは所見のコースを楽しもうと思っていたので、意図的に情報は制限していたのだけど、やはり勝つつもりならコースをちゃんと調べないとダメですね。
箱根ヒルクライムから1ヶ月、まともに練習していなかったので、今回の成績は実力相応だと思う。実際1位は別格とは言え2位以下とは1分前後の差だったので、走り方次第でもっと肉薄できただろう。
とにかく色々強くなるための課題を入手することが出来て良かった。
引き続き梅雨で練習しにくい季節が続くけど、本命のKOHに向けて更に強くなろう。
Cyclowiredの記事で、景色も良さそうだったので割と楽しみにしていた。
25日に松本まで移動しエントリィ。小雨だったので、自動車による試走もせず温泉に行ったあと、ホテルで就寝。午後8時から、翌朝3時半まで良く寝れた。
初めての大会で勝手が分からなかったので、とりあえず駐車場の開く5時ころに会場入り。自転車にゼッケンを着けた。ウェアのゼッケンが小さ目・1枚というのは良いのだが、自転車前方のゼッケンはダサい。
なんか風でバタつきそうな自転車ゼッケンだけど、誰が考えたんだろう。少なくとも自転車競技やっている人の発想ではない。
コースの交通規制もしていなかったので、噂の激坂区間の試走に向かった。
確かに急勾配ではあるが、区間も短いし、驚くほどのものではない。問題はコースの幅だ。スタート直後としてはコース幅が狭すぎ、しかも参加人数が多いので落車が予想できる。自分が落車に巻き込まれることも考慮して、激坂区間からのクリートキャッチ練習もした。
その後は適当に荷物を抱えて、6時過ぎに選手集合地点に到着。
とりあえず先頭をゲット。グロスタイム方式なので場所は関係ないともいえるけど、やはり落車トラブルを避けたいので前位置が良かった。
並んでいると、旧TMUCCメンバや都ロードでご一緒した選手にも会えた。そんなこんな話していると、あっという間にスタートになってしまった。
7時半から次々に出発が始まり、僕のクラスの7時54分もすぐだった。
コンパニオンのお姉さんがプラカードで1分前、30秒前を紹介しているとカメラを出している選手がいた。これでスタートミスったら後ろから殴られるだろうな。そんなこんなで号砲と共に出走。
結果:一般男子B 6位 1時間10分04秒
パレードスタートではないので、一気に加速が始まる。序盤数百メートルは市街地を走り峠入り口に向かう。トレインの先頭3番手で直角コーナーを含む市街地を過ぎ、温泉街で2番手、激坂入り口で先頭になる。当初の作戦では激坂区間で無理に消耗してはいけないと思い、先頭選手を逃がさない程度で登る予定だった。しかし先頭で突入してしまったので、とりあえずきつくない程度に体重をかけながら進む。すでに他クラスの千切れた選手がスローペース若しくは歩行で登っているので道幅は狭い。縫うように走っているうちに、自分が集団から飛び出していることに気が付く。でも落車が怖いので、さっさと激坂区間を抜けるべくそのまま走る。
激坂区間を終えたくらいで同クラス1名にパスされる。この方は圧倒的に速く出るクラスを間違えているほどのタイムで優勝だった。
しばらくすると坂が終わって平坦区間になる。コース調査を全然しなかった僕が悪いのだが、平坦・下りは終盤だけだと思っていた。そんな訳でこの区間を走っている間に後続に距離を詰められ次々にパスされる。やはりこの平坦区間までは集団で走るべきだったな。
同クラスの選手に抜かれたとはいえ、正直彼らのペースを維持してゴールまで行くのがきついと思い追わなかった。とにかく後半チャンスを見つけて反撃を狙うことにする。
その後は目立った急坂も無いため、淡々と走り続けた。ただ相変わらず前から降ってくる選手が多いのと、路面がかなり荒れているので、走れるルートを探しながら走るのが面倒だった。
同クラスで5位になった選手の後ろをしばらく走る機会があったが、彼はダンシングを多用していた。なぜあんなにダンシングが出来るのだろう?と観察していたら、実は美ヶ原は中盤から平坦&坂のコースになっており、坂終盤までダンシングで登っても一旦平坦があるので失速せず走り続けることができるのだ。途中で僕もそれに気が付き、彼の真似をしながら走ると段々とペースアップすることができた。
僕はあまり給水を利用しないのだけど、満タンにしたボトルが空になりかけていたので第3給水所で水カップを貰った。やはり夏のヒルクライムは暑い。
そして終盤になり、先行していた同クラスの選手を捕捉。下りが始まる地点で後ろをとりアタックのタイミングをうかがう。ただ、ここで濃霧が発生。ガスでカーブの先が見えず、アタックしたらこちらがお陀仏になる。しょうがないので足を溜めながらチャンスを探した。
霧が濃く、先のガードレールを探すので精いっぱい |
そして一瞬霧が晴れた隙を狙って下りアタック。足を溜めてたおかげで一気に50km/hまで加速してアタック成功。
その後も下り区間ではとにかく踏んで距離を開けることを意識。途中でチャリダーか分からないが、カメラを持ったバイクと選手が前方をゆっくり走っている。下りで70km/h位の全力疾走しているこちらの進路を塞いでいるので、大声でバイクに避けるよう指示。マジでやめてほしい。
ラスト1km弱で5位の選手に追い付く。が、前に出過ぎて気付かれてしまった。こっそり後ろに張り付いていれば意表を付けたかもしれなかったが、全般的に彼の方が強かった。
全力ダウンヒルでラストに追い付くものの... |
最後に戦う余力が無かった。下を向いてゴール |
きつくて楽しいレースだったが、最初から最後まで他クラスの選手を避けるレースだった。
霧がすごい |
なんというか、下山についてはは僕の知る限り最低・最悪の運営だった。でかい規模のレースの割には雑すぎる。一度箱根ヒルクライム運営のWalkrideにレース運営を習いに行った方が良いと思う。
表彰式を終えてさっさと帰還。したかったのだが、中央道・東名両方渋滞。中央道に至っては結局大月から高尾まで一般道を走ることになった。それでもなんとか午後6時半ころに帰宅。
疲れた。
反省・感想
・重いギアを踏み過ぎ・・・今回最初に激坂区間があったせいもあるけど、ケイデンスを常に70前後にしてしまった。今年から重めのギアを選択するようにしているけど、それでも80回転位まで上げて良かったと思う。9月以降はロードレースにも出るので走り方を調整しよう。
・平坦が相変わらず遅い・・・今に始まったことではないけど、やはりヒルクライム中に現れる平坦でペースを上げにくい。登坂ポジションのままになっている癖もあるので直す。あと、ダンシングによる加速なども考慮する。とにかく、KOHに向けて強化しよう。
・ダンシングを挟んだ登り方・・・今日は久々にヒルクライムでダンシングを多用した。平坦区間が多い場合はダンシングを多めに挟んでも失速しにくいのでコースに合わせて使うべきだと、ようやく気が付いた。次の甘利山ヒルクライム(出れるか不明)では使いにくいが、9月のKOHでは多分使用することになる。しっかり練習して走り方のバリエーションを増やそう。
・コース調査・・・今回試走せず、Youtubeの流し見くらいでしかコースを見ていなかった。そのため戦術にも色々穴があった。実際今回のレースは所見のコースを楽しもうと思っていたので、意図的に情報は制限していたのだけど、やはり勝つつもりならコースをちゃんと調べないとダメですね。
箱根ヒルクライムから1ヶ月、まともに練習していなかったので、今回の成績は実力相応だと思う。実際1位は別格とは言え2位以下とは1分前後の差だったので、走り方次第でもっと肉薄できただろう。
とにかく色々強くなるための課題を入手することが出来て良かった。
引き続き梅雨で練習しにくい季節が続くけど、本命のKOHに向けて更に強くなろう。
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