長距離走りてぇ・・・
という欲望を満たすため先週からコースを検討していたが、冬場の峠を避けようとするとあまり思いつかない。なんとなく地図を眺めて、フェリーを使った東京湾サイクリングが可能では?と思いつき、インターネットで検索すると、それなりに有名なコースのようである。千葉側のフェリー乗り場の終便が19:30で、トラブルが発生した場合帰宅できないリスクがあるため、東京湾を左回りに走るのがセオリーらしい。
そんな訳で東京湾一周にチャレンジした。
走行距離:210km
4:30起床。適当に食べて、6:20久里浜始発のフェリーに向けて出発。
当然外は真っ暗。まぁ普段の朝練と変わらない暗さだから問題なし。
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日曜日の早朝だと流石に車がいない |
フェリー乗り場にはゴルフ客が大量にいた。自転車を持ってきた人も4,5人いた。
自転車を預けてフェリーに乗船。おおよそ40分の船旅となる。
セオリーらしく横須賀カリーパン(200円)を食べた。揚げたてで旨い。
始発フェリーに乗った理由として、フェリーから日の出を見ようと思ったのだ。
空が赤く染まったところまでは良かったが、フェリーが房総に近づくにつれ太陽が山に隠れてしまい、日の出は拝めず。
7:00に金谷港に到着、自転車を降ろした。心配性かもしれないけど、フェリーに自転車を積むときは鍵は必須だと思う。
久々の千葉だけど、朝ということもあり非常に走りやすい。アップダウンもあまりなく快適。
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ようやく日の出。 |
長距離走るのであまりスピードは出さず、サイクリングペース。それでも所々で頑張ったりしてみる。
途中で巨大構造物を発見。
走っているとアクセス道路を発見したので寄り道。多分今日の工程で唯一の登坂だったと思う。
で、巨大構造物の正体は「東京湾観音」でした。
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背中には所々に観覧用の窓がある |
「千里眼」という小説で登場したので名前だけは知っていたけど、そのままスルー。
ただ、展望台は中々良い眺めで、富士山もうっすらと見えた。
下山後、今回唯一地図を見て行ってみようと思っていた富津岬を目指して進む。
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相変わらず道は超快適 |
富津岬先端に向けての道路はTTコースみたいになっていた。DHバーとかつけたら気持ちが良さそう。
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完全平坦&直線道路 |
そして岬先端にはやはり巨大構造物。展望台になっていたけど砂地を通る必要があったので登らず。
その後の道は全く決めていなかったので、適当に東京へ向けて走る。地図もまともに見ていなかったので、ほぼ感で道を決めて走っていた。
車もなく、道もきれいでとても走りやすい。
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変な橋、と思ったら船舶を通すための構造みたい。でも渡るの大変そう。 |
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観覧車風のオブジェクト(籠はついてない)。アウトレットパークの設備みたい。 |
海沿いで素敵な道があったので写真を撮ったり。車・バイクで来ている人もいた。
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後ろにうっすらとアクアラインがある。自転車は走れない。 |
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どうせ人がいないんだからTTレースを開催しよう、
なんて言ったら千葉県民に怒られるので自重します。 |
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やはり巨大構造物。特殊な設計ほど点検費用もかかるだろう。 |
地図を見ればわかるが、千葉県の木更津から北西の工業地帯は埠頭ばかりで走っていると行き止まりになるケースがある。僕も数回引っかかった。特にほかに見たいものもないので、大きめの道路を探して走ることにした。
正直どこ走っているのか全く把握していなかったが、久々の青看板で16号と知った。そしてここで「東京」が青看板に表示されるようなった。
しばらくは道もきれいだったが、段々トラックが増える区間になると道がかなり汚くなり走りにくい。道の端側はかなり荒れていて結構ストレスだった。
また、海岸線をずっと走っていたが、海側の道路にはコンビニがまったくない。内陸側にはたまにあるけど、ここでボトルが空になったら致命的だと思うので夏場は避けたほうが賢明と思う。
ようやく工業地帯を抜けたところで幕張メッセの看板を見かけたので向かってみた。
幕張周辺の道路は非常にきれいで景色も良い。東京湾サイクリングをするならこの道をチョイスするべきだろう。
で、ここからが大変だった。
幕張を抜けて走っていたら、東京湾岸道路という道路を通っていた。この道がトラックも多くなんか危ない気がしたので少し北上して別の道を探す。そして適当に走って東京方面にたどり着いたのだが、青看板を見ても僕が東京の地理を把握していないので地名がわかっても「何処?」となってしまった。なんか田舎者丸出しである。ここで初めてスマホの地図を確認して「東京駅方面」に向けて走った。
東京の高層ビル街をロードバイクで走るのは面白いが、あまり自転車に優しい場所ではない。
一つは左折専用レーンが多い事。これは交通量の多い都心では仕方がない事だろう。
そしてもう一つは自動車のウインカーが非常に不親切であること。多くの車が左折する直前・左折中にウィンカーを出すのでかなり怖かった。道が多い都心のためウィンカーを出すタイミングが遅くなるのは分かるが、それでももう少し何とかできると思う。とは言っても注意するしかない。
そして13:00頃ようやく東京駅に到着。
ここまでくると、昔東京マラソンで走った道なので安心感がある。
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年始二週目だけど参拝客がたくさんいた。 |
品川までは東京マラソンで道を知っており、品川から先は箱根駅伝をテレビで見たし、大井ふ頭にも行ったことがあるので最早道に不安なし。完全フラットなコースなので、疲れていたけど何とか走れた。
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みなとみらい周辺は横浜マラソンで走ったけど、あんまり覚えていない。 |
品川からは自宅まで40km弱なので、そこからはあっという間だった。
15:30頃に帰宅。あまり負荷はかけなかったけど、長時間のライドだったので、上半身に結構ダメージを感じた。
練習の「質」で考えると、今回は長時間ライドで高強度はかけなかったから、「質」は低かったかもしれない。けど冬場に長距離練習をするなら気分転換にこのコースはありと思う。ただ、次回やるなら東京周辺のコース確認をしようと思う。
また、結果的にだけど、フェリー始発で良かったと思う。次便、次々便だと帰宅が1時間、2時間遅くなることになるので、早起きして走った方が安全だろう。
フェリー待ち時間を考えれば1時間くらい自転車に乗る時間をロスするけど、たまには南房総練習もいいかもしれない。大学春合宿以来だけど、南房総一周とかもいいな。
まぁそれは今度ということで。