2014年4月から自転車競技トレーニングを再開して、一応今年度に出場する自転車レースを全て終了した。
そこで、今年のトレーニングとレースの成果をまとめてみる。
①レース記録
6/15
第11回富士山国際ヒルクライム
一般男子B 11.4km(1200m UP) 6位
6/29
東京都クラブ対抗ロードレース
Bクラス 30km(5kmx6周) 6位
7/27
ヒルクライムチャレンジシリーズ2014 第三回 韮崎・甘利山大会
男子A 11.7km(1146m UP) 2位
9/23
東京バンクス立川ステージ
600mスプリント、1000mTT、サバイバルレース(?)に参加
9/28
キングオブヒルクライム
U-30 26.5km(1800m UP) 2位
10/19
JCRC第7戦IN群馬CSC
Zクラス 120㎞(6kmx20周) 3位
10/26
東京都選手権
Bクラス 32km(8kmx4周)
優勝
11/9
ツール・ド・おきなわ
市民レース140㎞ 21位 (1回目山岳賞獲得)
バンクレースを除いても2014年度は7つのロードレース・ヒルクライムに参加した。練習開始が4月からと遅かったため、初戦が6月となっている。2012年同様に4月のチャレンジロードと10月の東京都選手権優勝を目標にしていたが、結局チャレンジロードには間に合わなかった。
今年はヒルクライムレースに挑戦しようと思い、3つのヒルクライムレースに参加した。ロードレースと異なり、常に足に負荷をかけた消耗戦になるため戦略もかなり違った。また、ゴール時の達成感も素晴らしい。ロードレースに比べて落車リスクが低いのも良いと思う。
一方でロードレースの出場は後半シーズンにした。ヒルクライムに参加した分ロードレースの走り方に最初戸惑ったが、色々シミュレートしていたおかげで、良く動いてレースが出来たと思う。
小細工テクニックのある戦術も試せて面白く走れた。特に小人数ながらも目標としていた東京都選手権Bクラス優勝を達成できたことについては満足している。
②練習内容
6月までは平日朝50分程のロード練習orランニング、休日は三浦半島に行ったり(100㎞以下)だったが、あざみヒルクライムと都ロードで足を攣ったり他選手のカッコイイ走りに憧れて、最も嫌いな練習の一つである登坂往復練習を採用した。600m(ave6%、max10%)程の短い坂を高出力のシッティング、ダンシングで10本ほど登る練習である。5,6本目あたりから足がプルプルしてくるが、苦しい状況でも走りぬく練習とイメージして続行する。平日の朝練で2-3日は登坂反復練習を実施した。また、普段のコース練習と登坂往復練習のいずれでも必ず最後に250m(ave3%)のスプリント練習をした。
休日はロング練習を多めにした。夏場は大学後輩のお世話になり五日市方面、個人だと今年はヤビツ峠に多く通った。去年まであまりヤビツには行かなかったが、よいアクセスを見つけたことで練習効率が上がった。峠は本気で登って、帰路は海岸沿いでペース走によるトレーニングができ、効果的に練習できたと思う。
今年は気持ちが続かず筋トレをしなかった。2012年の成果でジャンプスクワットが自分に合っていることが分かったのだが、やっぱりきついトレーニングで今年は続けられなかった。
また、4月からツールド沖縄までほとんどローラー台を使わなかった。
③練習成果
レース結果は①に示すとおりだが、特に登坂力とダンシング能力が強化できた。登坂反復練習のおかげでレース後半シーズンでは特に登坂で勝負ができた。また、レース中にダンシングをするのが苦手だったが、積極的に〔力を入れすぎない〕ダンシングを使うことでレースを有利に運ぶことができた。
一方で、高速度領域での加速力が足りないと思った。10月のJCRC群馬で加速が遅れて前選手と距離が開いてしまう場面が度々あった。省エネ走法がしたくて急加減速を減らしたかったのだが、実際には追いつくパワーも消費している。一方で東京都選手権では登坂中の加速で他選手にダメージを与えることができた。練習の安全性を考慮すると登坂の低速度領域における練習を中心としたためだろう。ヒルクライムや登坂中心のロードレースではいいが、群馬CSC等の平坦部で勝負するレースに対応するには平地で緩急をつけた練習が必要だろう。とくに今回のツールド沖縄では登坂面で後れを取る場面は無かったものの、平地や下りでかなりつらい思いをした。正直ホイールの効果もあると思う。平地練習内容とリムの高いホイールを選択することも考える。
④メンタル面
2014年春より会社の部署が変わり、若干時間に余裕があったこと、昨年(2013年度)は出張でレースに全然出れなかったこともあり、今年はたくさん出ようとモチベーションはかなり高かった。練習再開は4月から、本格的に負荷をかけたのは5月からだが、レースが楽しくて9月末まで常に練習意欲が高かった。しかし、キングオブヒルクライムで全力を出し尽くしてしまい、10月以降は練習の気持ちが切れてしまった。そのため順調に落としていた体重も10月から増加傾向に・・・ただ、レース中の集中力の高さは維持できたので良かった。とにかく10月以降は練習に集中できなかった。
「強気で走る」重要性を大学の後輩から教えられた。9月下旬に立川競輪場のイベントにTMUCC後輩と参加したが、彼はどの種目も「絶対勝つ」という強い気持ちで走っていた。その影響を受け、キングオブヒルクライムでは2位と想像以上の好成績を出せた。のだが、上記の通りKOHに気持ちを入れすぎて、燃え尽き症候群になってしまったのが勿体なかった。
⑤今後のトレーニング
オフシーズンの間に筋トレの再開、ランニング、ローラー台ペース走を実施しようと思う。練習開始は12月下旬くらいかな。3月に横浜マラソンに参加するので、ランニングは平日週2回以上、休日1回以上で続けたい。筋トレは大事(続くかわからないけど)。自転車は外連の方が好きだけど、流石に朝寒い&暗いので大事をとってローラー台中心にすると思う。
⑥2015年度の活動予定
来年度は会社から3ヵ月強の期間海外研修に派遣してもらうので、あまりレースには出れない、というかレースの準備ができない。
一応5月ゴールデンウィーク明けか8月盆休み明けを希望する予定。前者なら9月に帰国しツールド沖縄を目指す、後者なら7月までレース活動にする予定。
レースはロードレース・ヒルクライムで参加可能なものを狙っていく。暫定候補を下記に挙げる(というか、知ってるレースを羅列しただけ)。
3月:
都ロード
4月:
チャレンジロード
5月:
春名山ヒルクライム or 修善寺カップ
6月:
あざみラインヒルクライム、都ロード、
7月:
JCRC群馬、甘利山ヒルクライム
8月:
9月:
秩父宮杯、キングオブヒルクライム
10月:
東京都選手権
11月:
ツールドおきなわ
12月~3月:オフシーズン(
マラソン参加)
まぁ流石に全部は出れません。
仕事によって4月+10月・11月か、4月~7月でレースシーズンを過ごす予定。どうなるかわからないけど。レースについては今後調査を継続する。
チャレンジロードのB3は是非とも優勝したい。が、4月のレースに調整するのが苦手(意識がある)なので大変そう。今年みたいに出場見送る可能性もある...
トレーニングについてはまだ検討中だが、国内では今年ベース+平地高速度領域でのインターバル、海外では筋トレ+ランニングをやりたい。スケジュールを決めながら考えよう。
とりあえずこれで自転車オフトレーニングシーズン突入。体重が増え過ぎないよう注意...してても増えるだろうけど、来季に向けて英気を養います。
NEW決戦ホイールについては色々検討してみます。
まだまだ強くなれると感じた一年でした。
これからも上を目指します。
とりあえずは4月のチャレンジロード優勝を目指します。