2018年8月19日日曜日

2018-08-19  やいた八方ヶ原ヒルクライムレース2018

2018年シーズン後半開幕戦として、今年も矢板八方ヶ原HCに参加しました。

昨年は年代別で優勝したので今年はアスリートクラスでエントリィ。7月以降峠のタイムも芳しくないけど、メンバーも充実しているので楽しみ。

前日入りし、車でコースを試走。昨年も参加したし事前にYoutubeの映像も見たので最後の復習ってところだ。昨年と違い天気が良いのが◎。

当日は6:30頃に駐車場に到着し、コースを中腹までアップ兼試走。6月のあざみライン以来のHCなので段々ペースを上げたくなってしまい自制しながら走る。
その後、集合地点の小学校で待機。
会場の中学校廊下にて撮影。これが最近の英語教育か。
今年も地元中学生を含むたくさんのボランティアが参加してくれていた。公道レースがメインのヒルクライムでは地元の協力が不可欠なので、本当にありがたい。

待ち時間中にUNOの選手に声をかけられた。STRAVAで僕のことを知っていてらしいが、流石に6分400Wはもう出せませんと念を押しておいた(笑)。
またゲストライダーとして宇都宮ブリッツェン飯野選手が参加。プロ選手のガタイにかなりビビる。アマチュアヒルクライマーの上位陣って皆ひょろりとした体格をしているけど飯野選手はとにかくごつい。根本的に体の使い方が違うのだろうな。
プロのガタイにビビるアマチュアの図
集合地点の中学校からパレード走行してスタート地点に向かう。
暑すぎず風も弱くて好条件だ。
9:00に号砲が鳴りスタート。
結果:男子アスリートクラス 8位 41分34秒
スタートは数百mが平地だけど早々にアタックをかける選手が1名。「誰だ!」「ほっとけ!」など怒号があったが淡々とペースを刻んで集団先頭に手登坂区間へ突入。
メーターを見ると素敵な値を示していたので、心を折らないためにメーターからは目をそらす。最初の緩勾配区間で少しペースを上げてみると、次の下り基調緩勾配でアタックがかかったので乗っかる(この時に前の1名を回収)。
その後はハイペースが続く。350W前後で進んでいき、「さっさとペースダウンしろ~」と祈りながら耐える、耐える、耐えられず...結局15分くらいで先頭から徐々に千切れる。
その後は前からの脱落を抜いたり、後ろからの追い上げに抜かれたりしながらなんとか走る。ただ、一度千切れて集中力が落ちたせいで強烈な尿意に襲われる。きついがこれもレース。我慢するのみ。
20分位過ぎたところで後ろから飯野選手が上がってくる。序盤のドンパチには加わらず、マイペースを維持しているようだ。流石プロ選手、と思いつつ、中盤の下りまでは後ろに着きたかったので何とか食らいつく。
ラスト6km地点からが平坦~下り基調区間になる。去年はここでアタックしかけて、下りコーナーで滑って落車しかけたなぁ、なんて思っていたら前走者が同じ位置でカーブに吸い込まれていった。何とか立て直していたが、やっぱ注意ポイントだったんだな。
その後は山の駅分岐から頂上まで登坂のみ。この時点では去年のような爆発力はもう残っていなく、ラスト1km位で後ろから1名に追い抜かれたが、最後までもがいてゴール。
すぐにトイレに駆け込んだ。
去年の年代別タイムから30秒ほど遅く、それでも昨年アスリート3位程度のタイムだったけど、今年はメンバのレベルが昨年よりも高くて8位。一応は年代別カテゴリには勝てていて良かった。

頂上で他参加者と雑談。皆目標とするレースがそれぞれなのでピーク時期もまばらで面白いと思う。特にアマチュアヒルクライマーは厳しい食事制限による減量をしている人もいるので、そういった面でも体調管理が難しそうだった。僕の場合は最近パワー&体重増なのでP/Wは下がり気味。ヒルクライムは去年ほど速く走れないが、ロードレースの短い登坂では武器になる程度に登れるので許容範囲としておく。
皆伊豆スカイラインHCに興味津々らしく僕も参加を問われたが、JCRC群馬102㎞に出るので不参加を表明しておいた。
あと、今回に限らずレース会場で「今年もツールドおきなわ140㎞出ますか?」と言われることがある。ツールドおきなわ入賞経験もなく、参加者400人前後もいるのに僕が出ていること気付いてる選手がいるのか?と思ったけど、毎回山岳賞争いに参加していたから目立ったのかなぁ。今年こそ自重します。

下山後は参加屋台で食事。わずかでも地元にはお金を落とそう。
僅かだが。

表彰もないので12:00過ぎに会場をあとにし、渋滞もなく帰宅。

反省・感想
ヒルクライムはペースが大事…当たり前のことだけど出来ていない。今年のタイムが昨年より遅かった決定的な要因は先頭のハイペースに無理して着いて行ったこと。ロードレースの場合はメイン集団から千切れた時点でレース終了だけど、ヒルクライムの場合は最後まで落とさず走り切ることが必須。先頭が速いからといって自分から遅れるのは中々勇気(覚悟)のいる行為だけど、結果だけ見れば後半上げていった飯野選手のような走りが良いのだろう。もちろん先頭に着いて行けるに越したことはないが、自分の限界値を認識したうえで、「最良」と思われる選択肢を「覚悟」をもって実行することが重要。2015年箱根HCと2017KOHはペース維持のため自分から先頭集団を離れたけど、徐々に前を捉えて最後までペースを維持できていた。優勝したヒルクライムは当然自分が先頭・自分のペースだった。やはり僕の場合トム・デュムランが如く「自分に厳しいマイペース」を課した方が速く走れるのだろう。
ケイデンス…ちょっと悩みどころがケイデンス。大体ヒルクラムの時はrpm80-85位が合っているのが分かっているのだけど、ロードレースで登坂を走るときはrpm90-100位回しているため、ロード的な面が体に染みつくとついつい「ハイペースのための高負荷」よりも「脚を残すためのペダリング」になりがちになる。ヒルクライムはTT的要素が強く勝つためには「出し切る走り」が重要になり、そこがロードレースと違うところだ。元来TTが苦手というわけではないけど、ヒルクライムで戦うにはヒルクライムの走り方をしないとダメなんだろうな。ここが去年と最も違うところだろう。
予習は有効…去年も参加したのでコースは覚えているけど、事前にYoutube・車試走したおかげで勾配・路面状況を把握でき、ある程度ペースの上がりやすい箇所を予測できた。周回コースではないので、こういった情報収集をしておくのは精神的な余裕にもつながるので重要だと思う。時間はかかるけどね。

*乗鞍HCはDNSします。
今年初めて乗鞍HCにエントリしてみたけど、やはり近々の仕事があまりに忙しく、乗鞍前後の出張対応が厳しいため、スケジュールの関係で今回DNSすることにしました。残念だけど、まだ次のレースが続くので、気落ちせず頑張る。2018年はあと2回ヒルクライムに参加予定なので、まだまだここからだ。

次戦は9/2のJCRC修善寺SAクラス。
ここで上位成績を獲れば、2018年度のJCRC年間チャンピオンになると思う。10月の群馬102㎞は流石にマークされて入賞が厳しくなると予想されるので、修善寺で決めたい。

11月のツールドおきなわまでまだ時間はある。
少しでもレベルアップしよう。

2018年8月12日日曜日

TKC的超独断レース対策知識:ウェア編

備忘録も兼ねて、今まで培ったロードレースノウハウをまとめてみる。
*JCF未登録レースを主戦場とする草レーサーの知識です。安易に真似して被害を被っても一切関知しないのであしからず。

そんな感じでウェア編。
レースはウェア選びから始まっていると思う。晴れた暑い日は一番涼しい格好をすればいいのだけど、寒い日や雨の日は適切なウェアを装備できるかが自身のコンディションに大きく影響すると思う。寒いからと言って厚着して出走するとレース中熱くなっても脱げなくなるし、無駄に厚手のウェアは重いしエアロ効果も低い。
そんな訳でレース会場の気温・天候を調べたうえで自身が保有する中で最適と思われるウェアを「選ぶ」行為が重要になる、と思っている。その中でも書籍には載っていない僕がやっているテクニック(?)が下記である。

1.ジャージの下にビニール袋を仕込む。
一番重宝しているかも。練習でもレースでもよくやる。気温が低い時にレーシャツの下に仕込むことで防風・断熱効果がある。レーシャツが若干モコモコするけど、ウィンドブレーカーのようにバタつかないし、何より走行中体が熱くなったら容易に取り外すことが出来る。所詮ビニール袋なので重量も軽いし、かさばらないので使用後は背中に収納すればいい。うっすらジャージからビニール袋が透けて「ダサい」という意見もあるだろうが、誰に何と言われようと僕はこれを使い続けるだろう。
*元ネタはヨーロッパロードレースの下山でジャージの下に新聞紙を入れて防寒する文化があるところから真似ました。

2.紫外線カット用のアームカバー(薄手)は便利。
これは宣伝になってしまうのだけど、春秋のレース中はアームウォーマーよりアームカバーの方が便利なことがある。アームウォーマーは暖かいがレース中は結構暑くなって外す場面がある(レース中に外す動作が無駄)。アームウォーマーをつけっぱなしのレースならそもそも長袖のインナーを着たほうが腕の締め付けとかが快適だと思う。
一方でアームカバーは薄手なので体が熱くなった時着けたままでも快適である。肌寒い季節でもアームカバーで腕を覆っていれば風がダイレクトに当たらないし、薄手なので腕の動作にも違和感が無い。

3.100均の手袋をインナーに使う。
自転車用の長指グローブは何だかんだどれも厚手で、春・秋頃の長距離レースにおいて長指手袋でレース中補給食をとるのは(個人的には)やりにくい。そこで100均に売っている薄手の長指手袋を自転車用半指グローブのインナーに使う。半指グローブのおかげでグリップは効くし、薄手の長指手袋は指の感覚が良いので補給食をとるのが容易になる。
難点としては耐久性が低いこと。練習では焦って補給する必要もないのでレース中だけですね。

4.シューズ・靴下間にビニール袋を入れて雨対策。
どんなに高いレインシューズカバーを使っても、走り続ければ靴下が水没して不快感が残る。それに対して再びビニール袋。靴下の上に袋を履いてからシューズを履くと、かなり防水効果が高い(もちろん蒸れるが)。「靴下・シューズのグリップ感覚が悪くなる!」という意見ももっともだが、僕の場合は濡れた不快感対策の方が重要なので気にしてない。

5.靴下を加工して簡易シューズカバー(つま先用)
これもダサい&再びビニール袋ネタだけど、効果は高い。いや、ただ不要となる靴下をつま先部でカットしクリート穴を開けてシューズに被せるだけ。靴下~シューズ間に袋を入れると防風効果がある。冬場にシューズカバー二枚重ねとかやる際に使うと良い。
ただ最近はAmazonでつま先用シューズカバーが500円くらいで売ってるからそっち使った方が良さそう。

6.靴下はくるぶしより長いものにしましょう。
これは万一のため。最近は自転車用ソックスも色々出ており、僕は全くこだわっていないけど、くるぶしだけは隠すようにしている。落車した人は分かるかもしれないけど、脚から叩き付けられた場合は踝が思い切り「持っていかれる」。はっきり言ってかなり痛い。靴下はいているだけでダメージが全然違うので、是非長さには気を使ってほしい。

7.エアロ系ジャージの勧め
レーシャツは高いので無理にとは言わないが、レースにおいては体にピッタリとつくエアロ系ジャージが絶対的に良い。ウェアのエアロ効果は馬鹿に出来ないし、背中ポケットに入れた補給類もずれにくいので負担になりにくい。まぁこの辺りは好みか。

8.日焼け対策は重要
ウェアとは関係ないけど、日焼け止めクリームとアイウェアは重要だと思う。「日焼けして黒くなっても気にしない!」って人もいると思うけど、重要なのは肌の色ではなく皮膚が受ける炎症だ。日焼けによって間違いなく体のパフォーマンスは落ちるので、何らかの日焼け止め対策は必要だ。同様に、皮膚が焼ける程の紫外線を裸眼で長時間裸眼で受けるのも健康的に良くない。UVカットのアイウェアで目を守ろう。

なんかウェアとは脱線した内容もあるけど、こんなところに注意しています。
ウェアに限らず、「レースは出走前の事前準備こそ重要」と思っています。上記は僕の浅知恵で賛否あると思いますが、TKCはこんなことやっています。

最後に繰り返しますが、別に推奨しているわけではないのであしからず。



2018年8月11日土曜日

2018-08-11 相変わらず暑すぎる

バタバタしつつもなんとかお盆休暇に辿り着いた。
昼頃帰宅を目標に5:30出発。183㎞

大観山の予定だったけど、出発直前に雨雲レーダー見たら直撃っぽいので急遽足柄峠にコース変更。
相変わらず暑すぎる。何だかんだ先週とタイムは変わらず。
適当にコース開拓しながらヤビツ峠にも行ってみる。ヤビツはケイデンス維持できる勾配なのでパワーがなくともリズムよく走れるので良い。
にしても暑すぎて給水休憩が多い。効率悪いなぁ。
昼過ぎに帰宅したけど、自転車降りると怪我が痛みだす。本当はちゃんと休んだ方が良いんだろうけどなぁ。10月くらいには完治しているといいなぁ。


相変わらず峠のパワー・タイムはイマイチだけど、走っている感覚は結構よかった。帰宅後も思ったほどの脚の疲れもなく(いや、疲労は溜まっているのだけど)、暑さで体の機能がかなり低下しているように思われる。5-6月頃に比べてヒルクライム時のパワーが30W位低い。
レース本番になれば緊張感でもう少し体が動くようになるのを期待しよう。

先週から「セルフマッサージ」をするようにした(とても簡易的なもの)。もちろん平日はそんな時間ないので休日ロングライドした時だけだけど、僅かでも回復が早まれば次の練習の効果を高めることが出来ると思う。
思えば箱根HC2017の前日は地元温泉施設で体を休めたっけ。レース前に血行促進させることで調子が上がる可能性もあるので、色々試してみよう。

2018年8月5日日曜日

2018-08-05 痛みはあるけど回復傾向

痛みは残るけど徐々に回復傾向にあるので良かった。
土曜日 早朝練習70㎞
日曜日 午前練習 165㎞

土曜日は暑さで眠れず、朝3時頃に目が覚める。
体が「今日はいける!」とうるさいのでそのまま朝練出発。寝不足だけど、かなり”かかる”感じがあり、調子の良さがあった。何本か本気ダッシュをしてみる。湘南国際村は自己ベストタイ。当たり前だけど前半抑えた方がペースは良い。おきなわの羽地でも焦って踏み過ぎないようにしよう。
6時頃帰宅し、休日出勤。
なんか最近トラブルバスター的仕事を引き受けまくっている。儲けが出ないのでモチベーションが上がりにくいが、どれも難しい内容なので、技術力を高めるチャンスと前向きに頑張る。
でもやっぱり疲れる...

日曜日は峠練習しようと思うが、暑さ、寝不足、練習疲れが抜けていなく”かからない”感じがする。せっかくなので(?)苦手な足柄峠へ向かう。脚の疲れもあるけど、上半身が上手く機能していなかった。ロードレースはいざ知らず、僕のヒルクライムフォームは腕力と体重移動で体・自転車を振りながら走るフォームなので、上半身の疲労が抜けないと特に走れないようだ。次レースは8/19の予定なので、盆休みが明けたら意識的に体の疲労を抜こう。出来るだけ良いコンディションに持っていきたいけど、上手く調整が出来る技量もないし、勝った選手がベストコンディションって訳でもない。最近峠でそんなに速く走れていないが、本番に向けてやることをやるだけだ。

とにかく暑い日だった。でも例年この暑さの中頑張って秋に調子が上がってくるので、まだまだ頑張っていこう。


最近自転車関係の書籍が充実していて良いと思う。
一方で、レースに必要な泥くさい知識はほぼ載っていないと思う。例えば、初心者クラスでの位置取りの仕方(後ろについて良い選手、危険そうな選手の見極め)、風速・天候を利用した戦術、レース中安全に補給食をとる方法、技術が無く遅くても安全に下る手段、落車した後の振舞い方等。多分書籍を書いている人がトップ若しくはそれに準ずる競技者目線だから、そういったことに目が届かないんだろう(あるいはタブーでもあるのか?)。
まぁ立場のある人間が公表しにくい情報ではあるだろう。本ブログを見ている人なんて大した人数はいないだろうけど、JBCF未登録レースを主戦場としている立場として、後日僕が学んだローカルなレーステクニックをまとめてみようと思う。

8月は出張三昧で乗鞍HCは参加微妙な感じだな。
何にせよ、盆明けから矢板→乗鞍→JCRC修善寺の3連戦で計画中。特にJCRCは成績次第でSAクラス年間チャンピオンに大きく前進する。まだまだ暑いけど、楽しく頑張っていこう!