2018年シーズン後半開幕戦として、今年も矢板八方ヶ原HCに参加しました。
昨年は年代別で優勝したので今年はアスリートクラスでエントリィ。7月以降峠のタイムも芳しくないけど、メンバーも充実しているので楽しみ。
前日入りし、車でコースを試走。昨年も参加したし事前にYoutubeの映像も見たので最後の復習ってところだ。昨年と違い天気が良いのが◎。
当日は6:30頃に駐車場に到着し、コースを中腹までアップ兼試走。6月のあざみライン以来のHCなので段々ペースを上げたくなってしまい自制しながら走る。
その後、集合地点の小学校で待機。
今年も地元中学生を含むたくさんのボランティアが参加してくれていた。公道レースがメインのヒルクライムでは地元の協力が不可欠なので、本当にありがたい。
待ち時間中にUNOの選手に声をかけられた。STRAVAで僕のことを知っていてらしいが、流石に6分400Wはもう出せませんと念を押しておいた(笑)。
またゲストライダーとして宇都宮ブリッツェン飯野選手が参加。プロ選手のガタイにかなりビビる。アマチュアヒルクライマーの上位陣って皆ひょろりとした体格をしているけど飯野選手はとにかくごつい。根本的に体の使い方が違うのだろうな。
集合地点の中学校からパレード走行してスタート地点に向かう。
暑すぎず風も弱くて好条件だ。
9:00に号砲が鳴りスタート。
結果:男子アスリートクラス 8位 41分34秒
スタートは数百mが平地だけど早々にアタックをかける選手が1名。「誰だ!」「ほっとけ!」など怒号があったが淡々とペースを刻んで集団先頭に手登坂区間へ突入。
メーターを見ると素敵な値を示していたので、心を折らないためにメーターからは目をそらす。最初の緩勾配区間で少しペースを上げてみると、次の下り基調緩勾配でアタックがかかったので乗っかる(この時に前の1名を回収)。
その後はハイペースが続く。350W前後で進んでいき、「さっさとペースダウンしろ~」と祈りながら耐える、耐える、耐えられず...結局15分くらいで先頭から徐々に千切れる。
その後は前からの脱落を抜いたり、後ろからの追い上げに抜かれたりしながらなんとか走る。ただ、一度千切れて集中力が落ちたせいで強烈な尿意に襲われる。きついがこれもレース。我慢するのみ。
20分位過ぎたところで後ろから飯野選手が上がってくる。序盤のドンパチには加わらず、マイペースを維持しているようだ。流石プロ選手、と思いつつ、中盤の下りまでは後ろに着きたかったので何とか食らいつく。
ラスト6km地点からが平坦~下り基調区間になる。去年はここでアタックしかけて、下りコーナーで滑って落車しかけたなぁ、なんて思っていたら前走者が同じ位置でカーブに吸い込まれていった。何とか立て直していたが、やっぱ注意ポイントだったんだな。
その後は山の駅分岐から頂上まで登坂のみ。この時点では去年のような爆発力はもう残っていなく、ラスト1km位で後ろから1名に追い抜かれたが、最後までもがいてゴール。
すぐにトイレに駆け込んだ。
去年の年代別タイムから30秒ほど遅く、それでも昨年アスリート3位程度のタイムだったけど、今年はメンバのレベルが昨年よりも高くて8位。一応は年代別カテゴリには勝てていて良かった。
頂上で他参加者と雑談。皆目標とするレースがそれぞれなのでピーク時期もまばらで面白いと思う。特にアマチュアヒルクライマーは厳しい食事制限による減量をしている人もいるので、そういった面でも体調管理が難しそうだった。僕の場合は最近パワー&体重増なのでP/Wは下がり気味。ヒルクライムは去年ほど速く走れないが、ロードレースの短い登坂では武器になる程度に登れるので許容範囲としておく。
皆伊豆スカイラインHCに興味津々らしく僕も参加を問われたが、JCRC群馬102㎞に出るので不参加を表明しておいた。
あと、今回に限らずレース会場で「今年もツールドおきなわ140㎞出ますか?」と言われることがある。ツールドおきなわ入賞経験もなく、参加者400人前後もいるのに僕が出ていること気付いてる選手がいるのか?と思ったけど、毎回山岳賞争いに参加していたから目立ったのかなぁ。今年こそ自重します。
下山後は参加屋台で食事。わずかでも地元にはお金を落とそう。
僅かだが。
表彰もないので12:00過ぎに会場をあとにし、渋滞もなく帰宅。
反省・感想
・ヒルクライムはペースが大事…当たり前のことだけど出来ていない。今年のタイムが昨年より遅かった決定的な要因は先頭のハイペースに無理して着いて行ったこと。ロードレースの場合はメイン集団から千切れた時点でレース終了だけど、ヒルクライムの場合は最後まで落とさず走り切ることが必須。先頭が速いからといって自分から遅れるのは中々勇気(覚悟)のいる行為だけど、結果だけ見れば後半上げていった飯野選手のような走りが良いのだろう。もちろん先頭に着いて行けるに越したことはないが、自分の限界値を認識したうえで、「最良」と思われる選択肢を「覚悟」をもって実行することが重要。2015年箱根HCと2017KOHはペース維持のため自分から先頭集団を離れたけど、徐々に前を捉えて最後までペースを維持できていた。優勝したヒルクライムは当然自分が先頭・自分のペースだった。やはり僕の場合トム・デュムランが如く「自分に厳しいマイペース」を課した方が速く走れるのだろう。
・ケイデンス…ちょっと悩みどころがケイデンス。大体ヒルクラムの時はrpm80-85位が合っているのが分かっているのだけど、ロードレースで登坂を走るときはrpm90-100位回しているため、ロード的な面が体に染みつくとついつい「ハイペースのための高負荷」よりも「脚を残すためのペダリング」になりがちになる。ヒルクライムはTT的要素が強く勝つためには「出し切る走り」が重要になり、そこがロードレースと違うところだ。元来TTが苦手というわけではないけど、ヒルクライムで戦うにはヒルクライムの走り方をしないとダメなんだろうな。ここが去年と最も違うところだろう。
・予習は有効…去年も参加したのでコースは覚えているけど、事前にYoutube・車試走したおかげで勾配・路面状況を把握でき、ある程度ペースの上がりやすい箇所を予測できた。周回コースではないので、こういった情報収集をしておくのは精神的な余裕にもつながるので重要だと思う。時間はかかるけどね。
*乗鞍HCはDNSします。
今年初めて乗鞍HCにエントリしてみたけど、やはり近々の仕事があまりに忙しく、乗鞍前後の出張対応が厳しいため、スケジュールの関係で今回DNSすることにしました。残念だけど、まだ次のレースが続くので、気落ちせず頑張る。2018年はあと2回ヒルクライムに参加予定なので、まだまだここからだ。
次戦は9/2のJCRC修善寺SAクラス。
ここで上位成績を獲れば、2018年度のJCRC年間チャンピオンになると思う。10月の群馬102㎞は流石にマークされて入賞が厳しくなると予想されるので、修善寺で決めたい。
11月のツールドおきなわまでまだ時間はある。
少しでもレベルアップしよう。
昨年は年代別で優勝したので今年はアスリートクラスでエントリィ。7月以降峠のタイムも芳しくないけど、メンバーも充実しているので楽しみ。
前日入りし、車でコースを試走。昨年も参加したし事前にYoutubeの映像も見たので最後の復習ってところだ。昨年と違い天気が良いのが◎。
当日は6:30頃に駐車場に到着し、コースを中腹までアップ兼試走。6月のあざみライン以来のHCなので段々ペースを上げたくなってしまい自制しながら走る。
その後、集合地点の小学校で待機。
会場の中学校廊下にて撮影。これが最近の英語教育か。 |
待ち時間中にUNOの選手に声をかけられた。STRAVAで僕のことを知っていてらしいが、流石に6分400Wはもう出せませんと念を押しておいた(笑)。
プロのガタイにビビるアマチュアの図 |
暑すぎず風も弱くて好条件だ。
9:00に号砲が鳴りスタート。
スタートは数百mが平地だけど早々にアタックをかける選手が1名。「誰だ!」「ほっとけ!」など怒号があったが淡々とペースを刻んで集団先頭に手登坂区間へ突入。
メーターを見ると素敵な値を示していたので、心を折らないためにメーターからは目をそらす。最初の緩勾配区間で少しペースを上げてみると、次の下り基調緩勾配でアタックがかかったので乗っかる(この時に前の1名を回収)。
その後はハイペースが続く。350W前後で進んでいき、「さっさとペースダウンしろ~」と祈りながら耐える、耐える、耐えられず...結局15分くらいで先頭から徐々に千切れる。
20分位過ぎたところで後ろから飯野選手が上がってくる。序盤のドンパチには加わらず、マイペースを維持しているようだ。流石プロ選手、と思いつつ、中盤の下りまでは後ろに着きたかったので何とか食らいつく。
ラスト6km地点からが平坦~下り基調区間になる。去年はここでアタックしかけて、下りコーナーで滑って落車しかけたなぁ、なんて思っていたら前走者が同じ位置でカーブに吸い込まれていった。何とか立て直していたが、やっぱ注意ポイントだったんだな。
その後は山の駅分岐から頂上まで登坂のみ。この時点では去年のような爆発力はもう残っていなく、ラスト1km位で後ろから1名に追い抜かれたが、最後までもがいてゴール。
頂上で他参加者と雑談。皆目標とするレースがそれぞれなのでピーク時期もまばらで面白いと思う。特にアマチュアヒルクライマーは厳しい食事制限による減量をしている人もいるので、そういった面でも体調管理が難しそうだった。僕の場合は最近パワー&体重増なのでP/Wは下がり気味。ヒルクライムは去年ほど速く走れないが、ロードレースの短い登坂では武器になる程度に登れるので許容範囲としておく。
皆伊豆スカイラインHCに興味津々らしく僕も参加を問われたが、JCRC群馬102㎞に出るので不参加を表明しておいた。
あと、今回に限らずレース会場で「今年もツールドおきなわ140㎞出ますか?」と言われることがある。ツールドおきなわ入賞経験もなく、参加者400人前後もいるのに僕が出ていること気付いてる選手がいるのか?と思ったけど、毎回山岳賞争いに参加していたから目立ったのかなぁ。今年こそ自重します。
下山後は参加屋台で食事。わずかでも地元にはお金を落とそう。
僅かだが。
表彰もないので12:00過ぎに会場をあとにし、渋滞もなく帰宅。
反省・感想
・ヒルクライムはペースが大事…当たり前のことだけど出来ていない。今年のタイムが昨年より遅かった決定的な要因は先頭のハイペースに無理して着いて行ったこと。ロードレースの場合はメイン集団から千切れた時点でレース終了だけど、ヒルクライムの場合は最後まで落とさず走り切ることが必須。先頭が速いからといって自分から遅れるのは中々勇気(覚悟)のいる行為だけど、結果だけ見れば後半上げていった飯野選手のような走りが良いのだろう。もちろん先頭に着いて行けるに越したことはないが、自分の限界値を認識したうえで、「最良」と思われる選択肢を「覚悟」をもって実行することが重要。2015年箱根HCと2017KOHはペース維持のため自分から先頭集団を離れたけど、徐々に前を捉えて最後までペースを維持できていた。優勝したヒルクライムは当然自分が先頭・自分のペースだった。やはり僕の場合トム・デュムランが如く「自分に厳しいマイペース」を課した方が速く走れるのだろう。
・ケイデンス…ちょっと悩みどころがケイデンス。大体ヒルクラムの時はrpm80-85位が合っているのが分かっているのだけど、ロードレースで登坂を走るときはrpm90-100位回しているため、ロード的な面が体に染みつくとついつい「ハイペースのための高負荷」よりも「脚を残すためのペダリング」になりがちになる。ヒルクライムはTT的要素が強く勝つためには「出し切る走り」が重要になり、そこがロードレースと違うところだ。元来TTが苦手というわけではないけど、ヒルクライムで戦うにはヒルクライムの走り方をしないとダメなんだろうな。ここが去年と最も違うところだろう。
・予習は有効…去年も参加したのでコースは覚えているけど、事前にYoutube・車試走したおかげで勾配・路面状況を把握でき、ある程度ペースの上がりやすい箇所を予測できた。周回コースではないので、こういった情報収集をしておくのは精神的な余裕にもつながるので重要だと思う。時間はかかるけどね。
*乗鞍HCはDNSします。
今年初めて乗鞍HCにエントリしてみたけど、やはり近々の仕事があまりに忙しく、乗鞍前後の出張対応が厳しいため、スケジュールの関係で今回DNSすることにしました。残念だけど、まだ次のレースが続くので、気落ちせず頑張る。2018年はあと2回ヒルクライムに参加予定なので、まだまだここからだ。
次戦は9/2のJCRC修善寺SAクラス。
ここで上位成績を獲れば、2018年度のJCRC年間チャンピオンになると思う。10月の群馬102㎞は流石にマークされて入賞が厳しくなると予想されるので、修善寺で決めたい。
11月のツールドおきなわまでまだ時間はある。
少しでもレベルアップしよう。