2019年3月31日日曜日

2019-03-31 JCRC第1戦 in 日本CSC

2019年初戦はJCRC、ということで今年も(学連出身者の)自転車の聖地修善寺に行ってきました。

夜に雨が降っていたようだが朝方には晴れていて、会場に着くころには路面も台分乾いていた。
ただとにかく風強い。天気予報では最大7m/s程のようで、普段だったら自転車に乗らないレベルの風速だ。
それでも天気は快晴で、厚着をしてウォームアップをしていたけど、レースをする頃には上下半袖+半袖インナー+アームカバーにした。アームカバー無しでも良さそうだったけど、日焼け止めクリームを忘れたので今日はカバーは外さない。何だかんだ日焼けダメージは無視できない。
参加カテゴリはSAクラス。8周+αの左回り秀峰亭ゴール。
相変わらず強風が吹いており、下りに対して向かい風となっている。下り手前でアタックをかければ後続が追走しづらくなるかもしれない(その分自分もきついだろうが)。
出走は12名程で少人数。とは言えフラットのスプリントでは最強クラスのイノウエ選手、自分と脚質・脚力が同等のクモン選手、総合力でずば抜けてるナカオ選手らがいるのでキツイ展開が予想される。特にイノウエさんとスプリント勝負、ナカオさんと終盤の駆け引きだけは絶対にしたくないので、ゴールに至るまでにある程度動いておく必要がある。のだけど、やはりシーズン序盤でフィジカル・スタミナに不安があるので、序盤は出来るだけ温存したいなぁ。
出走時に役員の方に前半のレースで落車があったか聞いたら、下りから橋を通過する際に横風で煽られて落車があったとのこと。マジか、とにかく安全第一を再確認する。
快晴の中、10:40レーススタート。

結果:SAクラス 優勝
 1号橋を下り、上りが始まるところでパレード解除。序盤は自分自身のコンディション確認と他選手の観察、そして残り4周くらいから仕掛け始めよう、前半は他選手にコントロールを任せよう、と思っていた。いきなりナカオ選手が上げる。え、と思っていら他2名が反応し、そのままガンガン登っていく。
 あれ、これヤバいやつか?
 ロードレースは逃げに対して追走のメイン集団が有利である、というのはアマチュアには通用しない常識だ。スタートアタックが決まってしまうことも決して珍しくはない。メイン集団に「追う意志・追う脚」がなければ、メイン集団はそのまま泥船と化す。現時点のフィジカルでは逃げに紛れて8周走るのはきついと思ったので、ブリッジ出来る距離まで詰めて、逃げの動きを様子見する。
 1周位で逃げ3名もペースを落としたので次の秀峰亭の坂あたりで回収。そのまま所々ペースを上下させながらレース継続。それにしても風が強すぎて下りがキツイ。僕含め強風でラインが乱れる選手が複数名いた。怪我だけはしたくないのでマージンを確保して走る。
 その後も何回かアタック気味の動きがあったけど、気持ちに余裕が出始めたので、僕も秀峰亭下から上げてみる。数名は僕のことをマークしていたようなので、良い感じに活性化する。その後長者ヶ原あたり(?)にかけてナカオ選手がアタックしたのに合わせて僕ともう一名が反応し、3名のパックが出来る。全員積極的に動くタイプなのでこの動きは決まる!当初の想定よりは早いタイミングだけど、3周目くらいから先行集団として動くこととなった。
 次周の1号橋からの登りはナカオ選手が引くので後ろに着くが、メーターがずっと400W位を示している。あぁ、こんなペースで後40分は無理...と思うが、逃げが決まるまでのペーシングと信じてただただ耐える。そうしているうちに、それ以上のペースで追走が合流し4名となる。強風で言葉を交わすのも難しく、それでも逃げる意思は共通しているので淡々と走り続ける。
 途中で1名脱落し、残り3周へと突入。ゴールまで30分を切った。僕の他はナカオ選手とクモン選手。さぁどうする?
 じわりとペースアップを試みるもあまり影響はなさそう。むしろ両名とも僕より下りが速いので、勝負をかけるなら登坂区間でアタックするしかない。
 ラスト一周に向かう2号橋を先頭で通過し、一旦ペースダウン、してからの再加速アタック。どうだ?と走りながら振り返るとクモン選手がピッタリとつくが、ナカオ選手が遅れている。このアタックで両脹脛が攣ったけど、ナカオ選手相手なら安い代償だ。更にJCRC獲得に向けてペースアップ、の振りでダンシング。運よくクモン選手が釣れて、JCRC賞は獲られるものの、脚を使わせることに成功。
 そうしてラスト一周は二人旅。
 1号橋からアタックしても多分下りで追いつかれるので、ナカオ選手が追撃できない距離を目安に上り、下りも無理に踏まず2号橋を先頭通過し、最後の秀峰亭へ向かう。
 登り始め区間から牽制する振りをして一気にペースアップ。ちょっと差をつけるけど、すぐに詰められる。ただ前2回のペースアップでこちらがレースをコントロールしている風に印象付けるのが目的なのだ、と自分に言い訳しながらゴールへ近づく。今度も先行して長めのスパート。後ろは振り返らずに全開走法。インから刺されないことだけ注意したライン取りでゴールまでもがく。ゴール直前でかなり詰められているのには気付いたけど、なんとかゴールラインまで逃げ切った。
 辛勝でも勝利。
 ゴール後はナカオ選手から色々興味深い情報を頂いた。宮古島出たいなぁと思いつつ、多分5-6月は訳アリな出張が入りそうなので、自重かな。

帰宅後は異様に腹が減った。燃費悪いなぁ。

反省・感想
マークされている中でも考えて動けた…昨年度JCRC年間優勝したのとツールドおきなわでマイナーながらも活躍したので若干周囲に警戒されていたけど、振り切って走ることが出来た。まぁ登坂コースだから何とかなったのかもしれないけど。
・下りのレベルアップに向けて…下りが得意とは言わないけど、もう少し速く下りたい。フォームもそうだけど、フリーハブの状態も見直そう。ロードレースは脚の削り合いなので、無駄遣いのない走りをしたい。
スプリント勝利…昨年度は一騎打ちで負けるパターンが多かったけど、登坂スプリントとは言え久々に競り勝った。相手の動きに合わせて負けるパターンが多かったので、今回のように相手をコントロールするようなスプリントをしてみたい。ただ、純粋にMAXパワーが低いので、今後もフィジカル・フォームの改善が急務。

勝てたのは嬉しいが、シーズンは始まったばかりで、周りの選手もこれからコンディションが一気に上がる。皆と楽しく競い合えるよう、また練習を重ねよう。

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